*《シュトロームベルクの&ruby(きん){金};の&ruby(しろ){城};》 [#top]
 フィールド魔法
 このカードのコントローラーは自分スタンバイフェイズ毎に
 デッキの上からカード10枚を裏側表示で除外する。
 除外できない場合このカードを破壊する。
 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):自分メインフェイズに発動できる。
 「シュトロームベルクの金の城」のカード名が記されたモンスター1体をデッキから特殊召喚する。
 この効果を発動するターン、自分は通常召喚できない。
 (2):相手モンスターの攻撃宣言時に発動する。
 その攻撃モンスターを破壊し、その攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除
//ソース:https://yu-gi-oh.jp/index.php?page=details&id=276

 [[COLLECTORS PACK 2018]]で登場する[[フィールド魔法]]。~
 [[維持コスト]]を要求する[[効果外テキスト]]、[[デッキ]]から特定の[[モンスター]]を[[リクルート]]する[[効果]]、[[攻撃宣言]]した[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]する[[効果]]を持つ。

 [[スタンバイフェイズ]]に10枚の[[カード]]を[[裏側表示で除外>除外#ura]]する[[維持コスト]]が発生する。~
 何回も払っていると[[デッキ切れ]]となり得るが、高速化した[[環境]]で何度も[[維持コスト]]を払う機会はそうそうないだろう。~
 だが、この[[維持コスト]]で(1)で[[リクルート]]する[[モンスター]]やその[[効果]]でさらに[[リクルート]]できる[[カード]]まで[[除外]]しかねないことは、大きな[[デメリット]]となる。~
//60枚の[[デッキ]]に構築しても維持できるのは実質往復5[[ターン]]のみとなる。~
//実際は発動ターン含み、途中のドローを加味してももう少し長い。そして高速化した環境でそこまで維持されるとは考えにくい
 [[維持コスト]]が発生する前に[[フィールド]]から離してしまえば[[デメリット]]はなくなるので、[[バウンス]]などを併用できるようにするのも手である。~
 [[《盆回し》]]で[[相手]]に[[送りつけ]]る一枚としての採用もありか。~
 膨大な[[除外]][[コスト]]を逆に活用する場合、[[カードの種類]]を問わず枚数のみを参照する[[《魂吸収》]]や[[《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》]]等と組み合わせる事になる。~
 ただ、最初の[[維持コスト]]発生が次の[[ターン]]の[[スタンバイフェイズ]]なので、[[耐性]]の無いこの[[カード]]を守り切る必要が有り、難しい。~

 (1)はこの[[カード]]と[[コンボ]]する[[モンスター]]を[[リクルート]]する[[効果]]。~
 [[効果]]を使用した[[ターン]]は[[通常召喚]]を封じられるが、ほとんどが[[アドバンテージ]]を稼ぎやすい[[効果]]を持っているので、大きな問題にはなり難い。~
 この[[効果]]で[[《ヘクサ・トルーデ》]]を[[リクルート]]し、あちらの(2)の[[効果]]でこの[[カード]]を[[破壊]]することで[[《ヘクサ・トルーデ》]]による[[2回攻撃]]を可能にしつつこの[[カード]]の[[デメリット]]を回避する事も可能。~
 [[《鉄のハンス》]]を[[特殊召喚]]すれば[[《聖騎士の追想 イゾルデ》]]に繋げられる。~

 (2)は[[相手]]の[[攻撃]][[モンスター]]を[[破壊]]しつつ[[バーン]][[ダメージ]]を与える[[効果]]。~
 回数制限もないので、[[効果破壊]][[耐性]]を持った一部の[[モンスター]]を除き、ほとんどの[[攻撃]]をシャットアウトできる。~
 とはいえ、[[相手]]もこの[[効果]]を承知で[[攻撃]]してくる筈もないので、基本的に抑止力としての[[効果]]と言える。~
 [[攻撃]]を強制する[[カード]]と併用するのも手だろう。~

-「シュトロームベルクの金の城」とは、グリム童話『大がらす』において大カラスに変わってしまった姫が幽閉された城である。~
ガラスの山の上に建っており、普通に登っても滑り落ちてしまうため、姫を助けに来た男は1年にも渡って姫の乗る馬車が毎日城の周りを回るのを眺める事しかできなかった。~
(1)の[[効果]]は毎日姫の乗った馬車が城の中から現れる場面、 (2)の[[効果]]はガラスの山を登ろうとして滑り落ちる場面を表しているのだろう。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナルKCグランプリ編における[[キーカード]]。~
「海馬vsジーク・ロイド」戦で敗れた際にジークの手に握られているのが確認できるため、彼の[[デッキ]]にも投入されていたものと思われる。~
その後レオンに後述の事実を隠した上で譲渡し、「闇遊戯vsレオン」戦でレオンが使用。~
自身の[[効果]]による[[バーン]]と[[相手]]に押し付けた[[維持コスト]]により闇遊戯を[[ライフポイント]]と[[デッキ]]の両面から追い詰めた。~
更に[[破壊]][[耐性]]によりレオンの[[《サイクロン》]]、闇遊戯の《ロイヤル・ストレート・スラッシャー》の[[効果]]による[[除去]]にも耐え、[[フィールド]]を支配し続けた。~
最終的には闇遊戯が[[デッキ]]残り枚数を1枚とする事で「[[維持コスト]]が払えなくなる」という状況を作り出された事で[[自壊]]した。~
(なお、[[OCG]]のルールでは計算の結果として小数点が生じた場合は四捨五入が行われるため、残り[[デッキ]]枚数1枚の半分=0.5枚=1枚という計算になり[[デッキ]]1枚を払う必要がある。)~

--アニメでの[[テキスト]]は以下の通り。~
 ●スタンバイフェイズにデッキの半分のカードを墓地に送る。
 送らなかった場合にこのカードを破壊する。
 ●自分のメインフェイズ1にデッキよりランダムに
 LV4以下のモンスター1体を表側攻撃表示で特殊召喚する。
 ●この効果によって特殊召喚されたモンスターと、
 相手フィールド上のモンスターはお互いのターンで戦闘を行わなければならない。
 ●攻撃してきた相手モンスターは、
 その攻撃力の半分のダメージを相手プレイヤーに与えて破壊される。
 ●このカードは魔法、罠、モンスターの効果によって破壊されない。
 ●このカードの維持コストは相手プレイヤーが払う。
//https://vignette.wikia.nocookie.net/yugioh/images/4/4a/GoldenCastleofStromberg-JP-Anime-DM.png

--元々はペガサスが[[プロモカード]]として制作した、公式大会で使用できない世界に一枚しかない[[カード]]だった。~
しかし、ジーク・ロイドが大会のサーバーに不正アクセスし、使用可能にした経緯がある。~
その際、本来持っていなかった[[破壊]][[耐性]]を付与し、[[維持コスト]]を[[相手]]が支払う様に変更する[[テキスト]]の改竄も行なっている。~
更に、この[[カード]]が[[発動]]されると海馬コーポレーションのコンピュータにウイルスが発生するようにも仕込まれており、それこそがジークの真の狙いであった。~
[[フィールド]]に存在し続ける事で海馬コーポレーションに致命的な損害を与える事を目論んだのだが、[[自壊]]した事によりその動きも停止し、計画は失敗に終わった。~
---アニメ内で[[禁止カード]]と明言された[[カード]]が[[デュエル]]で実際に使用された珍しい事例である。~
---卑劣な手段を用いた事や弟のレオンを騙して片棒を担がせた事に対して闇遊戯やギャラリーはジークを強く批判している。~

//--レオンは兄のジークから「その[[カード]]を引いたら遠慮なく使うのだ」と言われていた事もあってか、この[[カード]]の[[テキスト]]をよく読んでいなかったようである。~
//そのため、上述の通り[[《サイクロン》]]で[[破壊]]しようとしたり、意図せぬ[[デッキ破壊]]に強いショックを受けている描写がある。~
//データが改ざんされていたのがカードテキストに反映されていたとは考えにくい。耐性については元々なかったと推察できる
--レオンは兄のデータ改竄という卑劣な手に強いショックを受けている描写がある。~
戦意を喪失した事もあってか[[サレンダー]]を行う事も検討したが、その場合でもウイルスが止められない事と闇遊戯からの励ましもあって何とか[[デュエル]]を続行する事ができた。~

--上記の通り元々は汎用的な[[効果]]を持った[[フィールド魔法]]であったが、[[OCG]]化にあたり改竄前の[[破壊]][[耐性]]がなく[[自分]]が[[維持コスト]]を払う方を再現することになった。~
だが、さすがに大量に[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]をするのはまずいと思われたのか、10枚だけ[[除外]]するものに変更された。~
また、無制限の[[リクルート]]もまずいと思われたのか、使用者のレオンの使用した[[カード]]に関連した[[効果]]を持つようになった。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]

―《シュトロームベルクの金の城》の[[カード名]]が記された[[モンスター]]
-[[《怪鳥グライフ》]]
-[[《カボチャの馬車》]]
-[[《シンデレラ》]]
-[[《鉄の騎士》]]
-[[《鉄のハンス》]]

-[[《ヘクサ・トルーデ》]]

―《シュトロームベルクの金の城》に関する[[効果]]を持つ[[カード]]
-[[《鉄の檻》]]

//―《シュトロームベルクの金の城》が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[COLLECTORS PACK 2018]] CP18-JP010

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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//※※重要※※
//タグ記述のルールはページ作成時に消さない!
//タグはテキストを含む全ての正確な情報が出てから1日経過した後で記述すること。一部でも不明な場合は記述しない。
//現在、タグが正常に削除されない不具合が存在するため、「テキスト不明」「英語名未表記」などの後で削除する必要があるような情報はタグにしない。
//効果等が全て明らかになるまでタグは入力しないようお願いします。コメントアウトにしてもタグとしての機能がなくなるわけではありませんので、COではなく「記述しない」ようお願いします。
//海外新規カードには、タグをつけないでください