通常モンスター 星4/地属性/獣戦士族/攻2000/守 100 遺伝子操作により強化された人狼。 本来の優しき心は完全に破壊され、 闘う事でしか生きる事ができない体になってしまった。 その破壊力は計り知れない。
STRIKE OF NEOSで登場した地属性・獣戦士族の下級モンスター。
2000という、レベル4通常モンスターでは《アレキサンドライドラゴン》とならび最も高い攻撃力を持つ。
一般的なアタッカーを抑える高い攻撃力を持ち、対するデメリットもないため扱いやすい。
だが、《サイバー・ドラゴン》をはじめとする容易に展開可能な高攻撃力モンスターや、他のカードとのコンボが可能な《霞の谷のファルコン》等も存在しており、純粋なビートダウン目的で使用されるケースは少ない。
自身が効果を持たない分、単体でのアドバンテージ取得は戦闘に限られるため、他のアタッカー以上に種族や属性などのサポートカードが重要になってくる。
通常モンスターであるため《レスキューラビット》でリクルートでき、エクシーズ召喚に繋げられる。
だが、《ライオウ》等の戦闘破壊が狙えるのは《ヴェルズ・ヘリオロープ》も同じであり、あちらのほうがエクシーズ召喚可能なモンスターが圧倒的に多い。
同攻撃力の《アレキサンドライドラゴン》の場合は、《セイクリッド・オメガ》と、そこからの《セイクリッド・トレミスM7》が狙え、《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》など光属性を要する強力なカードも利用できる。
対するこちらは固有のエクシーズモンスターが《妖精王 アルヴェルド》のみとやや汎用性に欠ける。
しかし《御前試合》発動中に《レスキューラビット》からリクルートし《ジェムナイト・パール》・《カチコチドラゴン》をエクシーズ召喚出来る隠れたメリットが存在する。
ただこの点は攻撃力こそ落ちるも《エヴォルカイザー・ラギア》を狙える《セイバーザウルス》でも可能。
《高等儀式術》や《凡骨の意地》などを利用するデッキでも、これらエクシーズモンスターに関するメリットの差異は少なからず響いてくる。
想定するメタや、エクストラデッキのスペース、属性サポートカードをどの程度採用するかによって使い分けたい。
地属性であるメリットは上記以外に《ジェム・マーチャント》に対応する程度であり、アタッカーが豊富な【地属性】では優先しがたい。
獣戦士族はサポートカードの都合で獣族でもほとんど代用できてしまうので、【ビースト】においても《TG ラッシュ・ライノ》等の方が汎用性で勝る。
闇属性縛りのエクシーズ召喚をクリアでき、《レスキューラビット》と《ユニコーンの導き》を共有できる《暗黒の狂犬》も比較対象として挙がってくる。
《ピューマン》や《一族の結束》・《群雄割拠》を用いる場合では優先する価値はあるが、獣戦士族モンスターの層が極端に偏っているため、この構築自体は魔法・罠カードへの依存性が高いため環境的に厳しいものがある。
一応《コアキメイル・ウルナイト》と違い自壊を気にする事無く《幻獣の角》で《冥府の使者ゴーズ》・《暗黒界の龍神 グラファ》等を返り討ちにできる点は《神獣王バルバロス》にないメリットである。
立たせておくだけで【メタビート】などのアタッカーをけん制できるので、特殊召喚されるモンスターへの対処さえできれば、安定性という面で評価できる場面は少なくない。
無論、地属性・通常モンスター両方のデッキを投入するデッキであればアタッカーとして優先的に投入でき、同条件には扱いやすいモンスターも多い。
《エヴォルカイザー・ラギア》のエクシーズ素材となる《セイバーザウルス》をはじめ、《甲虫装甲騎士》・《剣闘獣アンダル》・《ヂェミナイ・エルフ》・《ジェムナイト・ガネット》と、攻撃力1900のアタッカーも複数存在している。
守備力の高い《E・HERO クレイマン》・《六武衆の侍従》、最上級モンスターの中でも攻撃力の高い《ビッグ・コアラ》・《千年原人》・《鉄鋼装甲虫》等も存在する。
これらのモンスターと併用することにより、《レスキューラビット》・《ジェム・マーチャント》・《ダイガスタ・エメラル》・《闇の量産工場》・《思い出のブランコ》・《戦線復活の代償》等を活用する機会も増やすことができるだろう。
―名前関連