*《ジェネティック・ワーウルフ/Gene-Warped Warwolf》 [#y97748e0]
*《ジェネティック・ワーウルフ/Gene-Warped Warwolf》 [#top]
 通常モンスター
 星4/地属性/獣戦士族/攻2000/守 100
 遺伝子操作により強化された人狼。
 本来の優しき心は完全に破壊され、
 闘う事でしか生きる事ができない体になってしまった。
 その破壊力は計り知れない。

 [[STRIKE OF NEOS]]で登場した[[地属性]]・[[獣戦士族]]の[[下級モンスター]]。~
 2000という、[[レベル]]4[[通常モンスター]]では[[《アレキサンドライドラゴン》]]とならび最も高い[[攻撃力]]を持つ。~

 一般的な[[アタッカー]]を抑える高い[[攻撃力]]を持ち、対する[[デメリット]]もないため扱いやすい。~
 だが、[[《サイバー・ドラゴン》]]や[[《フォトン・スラッシャー》]]、[[《霞の谷のファルコン》]]等も存在しており、純粋な[[ビートダウン]]目的で使用されるケースは少ない。~
 自身が[[効果]]を持たない分、単体での[[アドバンテージ]]取得は[[戦闘]]に限られるのも厳しい。~
 [[下級>下級モンスター]][[通常モンスター]]、並びに[[デメリット]]のない[[下級モンスター]]として最高の[[攻撃力]]を持つ。~
 だが、単に[[攻撃力]]の高い[[モンスター]]が欲しいなら、自己[[特殊召喚]][[効果]]を持つ[[《フォトン・スラッシャー》]]等の方が扱いやすい。~
 したがって、[[《レスキューラビット》]]や[[《予想GUY》]]など、[[通常モンスター]]の[[サポートカード]]を活用する事が必要となる。~
 [[獣戦士族]]であることを活かして[[炎舞]]でサポートできる点も長所だが、[[サポートカード]]が豊富な[[闇属性]]である[[《ブラッド・ヴォルス》]]と枠を争いがちである。~

 [[通常モンスター]]であるため[[《レスキューラビット》]]で[[リクルート]]でき、また、[[エクシーズ召喚]]を阻害する[[《ライオウ》]]を[[戦闘破壊]]できる点は特筆に値する。~
 しかし、同条件を満たすものとして[[《輝光子パラディオス》]]・[[《セイクリッド・オメガ》]]に対応する[[《アレキサンドライドラゴン》]]、[[《ヴェルズ・オピオン》]]に対応する[[《ヴェルズ・ヘリオロープ》]]が存在する。~
 この[[カード]]は[[《妖精王 アルヴェルド》]]に対応し[[《ジェム・マーチャント》]]の恩恵も受けられるが、これだけを以って優先させる事は難しい。~
 一応[[《レスキューラビット》]]から[[地属性]]の[[エクシーズ召喚]]を行う場合、[[《御前試合》]]の影響を受けないが威力を削がれている点は変わりない。~
 また、[[攻撃力]]では劣るが同[[属性]]には[[《エヴォルカイザー・ラギア》]]や[[《エヴォルカイザー・ドルカ》]]に対応する[[《セイバーザウルス》]]の存在も忘れてはいけない。~

 この[[カード]]を[[エクシーズ素材]]として採用する場合、やはり[[《魁炎星王−ソウコ》]]の利用を優先したい。~
 単体での制圧力こそ上記[[エクシーズモンスター]]に劣るものの、[[炎舞]]を絡めたサポートや後続の[[リクルート]]は十分に利用価値がある。~
 [[炎舞]]が[[デッキ]]に複数種あって初めて機能するため、必然的に[[【獣戦士族】]]や[[【炎星】]]等で採用する事になるだろう。~
 同[[デッキ]]では[[《炎舞−「天キ」》]]による[[サーチ]]以外にも[[《ミノケンサテュロス》]]や[[《闇の量産工場》]]を絡めた[[《炎舞−「天枢」》]]の展開が活かしやすい。~

 とはいえ、単純に[[デメリット]]のない[[獣戦士族]]として[[《一族の結束》]]や[[《群雄割拠》]]を用いる場合、[[《レスキューラビット》]]と相性が悪い。~
 また、[[【スキルドレイン】]]においても[[《不屈闘士レイレイ》]]や[[《神獣王バルバロス》]]等との取捨選択も必要となってくる。~
 混合[[デッキ]]となる[[【ビースト】]]でも[[《TG ラッシュ・ライノ》]]等の方が[[汎用性]]で勝り扱いやすい。~
 決して弱い[[モンスター]]ではないが、単体では細かい所で他の[[カード]]に差を開けられいる点は否めない。~
 基本的には上述の[[《レスキューラビット》]]等、この[[カード]]の真価を引き出せる[[カード]]との併用を念頭に入れたい。

-[[下級]][[通常モンスター]]の[[攻撃力]]の上限は1900という、[[《ヂェミナイ・エルフ》]]以来の法則を覆した。~
時代の流れとはいえ、[[攻撃力]]のインフレを象徴する[[カード]]である。~
ある意味、[[下級>下級モンスター]][[アタッカー]]全体への[[メタ]]としての存在とも言える。
[[環境]]トップクラスの[[デッキ]]での採用例は少ないものの、「[[デメリット]]の無い[[元々の攻撃力]]2000ライン」は更に時代が進んだ現在でも守られている。~

-この[[カード]]により、同じ[[攻撃力]]の[[デメリット]][[アタッカー]]である[[《怒れる類人猿》]]が[[【獣族】]]、[[【ビースト】]]、[[【バブーン】]]以外に投入されることはほぼなくなった。
--[[攻撃力]]2000の[[下級]][[通常モンスター]]は全て[[レベル]]4で[[守備力]]が極めて低いという共通点も持っている。~
[[属性]]・[[種族]]はそれぞれ異なっており、使い分けができるようになっている。

-再録、限定及び[[ノーマルパラレルレア>N-Parallel]]を除けば、[[通常モンスター]]が[[レアカード]]となるのは[[SOUL OF THE DUELIST]]の[[《大木炭18》]]以来である。~
[[スーパーレア>Super]]に至っては、[[黒魔導の覇者]]の[[《サファイアドラゴン》]]以来であり、これはアニメで主役級の[[モンスター]]である[[《E・HERO ネオス》]]ですら成し遂げられなかった快挙である。~
ただし、[[《E・HERO ネオス》]]は[[週刊少年ジャンプの付録>書籍付属カード#ba88fac6]]で[[ウルトラレア>Ultra]]となっている。~
-この[[カード]]により、同じ[[攻撃力]]の[[デメリット]][[アタッカー]]である[[《怒れる類人猿》]]が[[【獣族】]]、[[【ビースト】]]、[[【バブーン】]]以外に投入されることはほぼなくなった。~

-通常パックにおいて、[[通常モンスター]]が[[レア>Rare]]以上で収録されるのは[[SOUL OF THE DUELIST]]の[[《大木炭18》]]以来である。~
[[スーパーレア>Super]]で収録されるのは、[[黒魔導の覇者]]の[[《サファイアドラゴン》]]以来である。~

-しばしば[[デメリット]]のある[[攻撃力]]2000以下の[[下級>下級モンスター]][[アタッカー]]に対し、「○○を使うくらいなら《ジェネティック・ワーウルフ》を使ったほうがよい」という例えに挙げられる。~
だが、実際はこの[[カード]]よりも高い実用性と[[汎用性]]の[[カード]]が多く投入されるので、出番が少ない[[カード]]であった。~
その後、[[《レスキューラビット》]]との[[相性>シナジー]]の良さに再び注目されている。
その後の[[通常モンスター]]の強化で[[【次元ラギア】>【レスキューラビット】#xab4425a]]等の[[環境]][[デッキ]]でも活躍したが、[[《セイバーザウルス》]]等以降の2・3番手としての投入が多かった。~
([[《ヴェルズ・ヘリオロープ》]]らを[[戦闘破壊]]できる点での見込みはあったので、軽視されていたわけではないが)~
//[[《レスキューラビット》]]の登場以降は多少見直されてはいるものの、[[エクシーズ召喚]]先を考慮すると[[《セイバーザウルス》]]等が優先されることが多く、相変わらず出番は少ない。

--海外([[TCG]]圏)では[[《熱血獣士ウルフバーク》]]の発売が遅かったため、[[【4軸炎星】>【炎星】]]の全盛期に[[《魁炎星王−ソウコ》]]を出す手段として[[《レスキューラビット》]]と共に大活躍していた。~
この[[カード]]3枚と[[《レスキューラビット》]]2枚を投入した[[デッキ]]が多く見られた。

-高いポテンシャルを秘めている[[カード]]であるが、これまで再録の機会に恵まれなかった。~
ついには[[絶版]]状態となるが、後に[[STARTER DECK(2011)]]で再録された。

-「ジェネティック(Genetic)」とは「遺伝的」、英語名の「Warped」は「歪んだ」を意味する。~
「ワーウルフ(Werewolf)」については、[[《漆黒の戦士 ワーウルフ》]]を参照。~
4本の腕や梟の様に見える顔は、どう見ても「人狼」に見えない。~
遺伝子操作によりそうなってしまったのだろうか。~
[[ワーウルフ(人狼)>《漆黒の戦士 ワーウルフ》]]であるようだが、4本の腕やフクロウの様に見える顔はどう見ても「人狼」に見えない。~
遺伝子操作により「歪んで」しまったのだろうか。

--[[《バスター・マーセナリ》]]の姿が、この[[モンスター]]と類似している。~
遺伝子操作を施される前の姿であろうか。~
--[[ステータス]]の近い[[《バスター・マーセナリ》]]とは、この[[モンスター]]と類似している。~

-池袋駅に掲載された『にじさんじ遊戯王マスターデュエル祭2023』の広告イラストには、この[[カード]]のパロディである《加賀美ハヤト》が登場している。~
《加賀美ハヤト》には「遺伝子操作もされていないのに、本来の優しき心は完全に破壊され、変なルールを決めて決闘する事しかできない体になってしまった。」というオリジナルの[[フレイバー・テキスト]]が記されている。~
--彼のYouTubeチャンネルのマスターデュエル配信動画の中には、「[[デュエル]]中に特定の[[モンスター]]を[[召喚]]・[[特殊召喚]]しなければならない」「[[テキスト]]に『できない』と記された[[カード]]を使用できない」といったルールで他のデュエリストたちと[[デュエル]]しているものがある。~
[[フレイバー・テキスト]]の「変なルールを決めて」というのはここから来ているのだろう。

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの異世界(第2階層)での「十代vs[[ズール>《暗黒界の騎士 ズール》]]」戦にて[[ズール>《暗黒界の騎士 ズール》]]が使用。~
先攻1[[ターン]]目に[[攻撃表示]]で[[召喚]]されたが、次の[[ターン]]に[[《E・HERO グロー・ネオス》]]に[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]された。~
[[先攻]]1[[ターン]]目に[[攻撃表示]]で[[召喚]]されたが、次の[[ターン]]に[[《E・HERO グロー・ネオス》]]に[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]された。~
また、「オブライエンvs[[スカルビショップ>《スカルビショップ》]]」戦において[[スカルビショップ>《スカルビショップ》]]の[[デッキ]]に入っていることが確認できる。~
「十代vs遊戯」戦において十代が使用した[[罠カード]]《デス・アンド・リバース》の[[イラスト]]にも確認できる。~

--アニメ5D'sのチーム・サティスファクション時代の回想シーンにおいて鬼柳が使用していた。~
--ズール戦で十代は、[[デメリット]]もなく[[レベル]]4で[[攻撃力]]2000を誇るこの[[カード]]の登場に驚いていた。~

--デュエルワンポイントレッスンにおいて、[[下級]]の[[通常モンスター]]の中で最も高い[[攻撃力]]を持つ[[モンスター]]として紹介されている。
後に同じ[[攻撃力]]である[[《アレキサンドライドラゴン》]]が出ている。
--アニメ5D'sのチーム・サティスファクション時代の回想シーンにおいて鬼柳が使用していた。

--デュエルワンポイントレッスンにおいて、[[下級]]の[[通常モンスター]]の中で最も高い[[攻撃力]]を持つ[[モンスター]]として紹介されている。~
後に同[[攻撃力]]である[[《アレキサンドライドラゴン》]]が出ている。

--「十代vs遊戯」戦において十代が使用した[[通常罠]]《デス・アンド・リバース》の[[イラスト]]にも確認できる。

--アニメVRAINSにおいて遊作/Playmakerが使用した[[通常罠]]《エクセス・レッサーリンカー》の[[イラスト]]に描かれている。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2009>#k2f9bcd5]]では対戦[[相手]]として登場。~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2009>#WCS2009]]では対戦[[相手]]として登場。~
[[《レスキューキャット》]]とタッグを組んでいる。~
[[デュエル]]中の言動からすると、もしかしたら女性なのかもしれない。~
[[フレイバー・テキスト]]の割には特に凶暴でもない。~
[[フレイバー・テキスト]]の割には特に凶暴でもなく、女性的な口調で話す。

**関連カード [#i5fe043f]
--デュエルリンクスでは、(ダークシグナーではない)鬼柳がこの[[カード]]を使用すると専用の台詞を述べる。

―名前関連
**関連カード [#card]
-[[《ジェネティック・ウーマン》]]

-[[《TG ワーウルフ》]]
-[[ワーウルフがモチーフのモンスター>《漆黒の戦士 ワーウルフ》#card]]

―[[レベル]]4・[[攻撃力]]2000の[[モンスター]]
-[[《アレキサンドライドラゴン》]]
-[[《怒れる類人猿》]]
-[[《爆炎集合体 ガイヤ・ソウル》]]
-[[《ヘル・ドラゴン》]]
-[[《アックス・ドラゴニュート》]]
-[[《グランド・ドラゴン》]]
-[[《雷帝神》]]
-[[《ジェノサイドキングデーモン》]]
-[[《シャドウナイトデーモン》]]
-[[《スクラップ・コング》]]
-[[《ダーク・エルフ》]]
-[[《ボアソルジャー》]]
-[[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]
-[[《女邪神ヌヴィア》]]
-[[《秒殺の暗殺者》]]
-[[《味方殺しの女騎士》]]
-[[《霞の谷のファルコン》]]
-[[《コアキメイル・ベルグザーク》]]
-[[《コアキメイル・ウルナイト》]]
-[[《スカル・コンダクター》]]
-[[《フォトン・クラッシャー》]]
-[[《紋章獣レオ》]]
-[[《ゴゴゴジャイアント》]]
-[[《BK グラスジョー》]]
***[[攻撃力]]2000の[[通常召喚]]可能な[[下級モンスター]] [#list]
-[[通常モンスター]]
--[[守備力]]100
#taglist(攻2000^守100^星1~~4^通常モンスター)
--[[守備力]]0
#taglist(攻2000^守0^星1~~4^通常モンスター)

**収録パック等 [#o6099817]
-[[デメリット]][[アタッカー]]~
//--[[レベル]]1~
#taglist(攻2000^星1^効果モンスター-儀式モンスター-融合モンスター-シンクロモンスター-特殊召喚モンスター-特殊召喚モンスター(蘇生制限なし))
//--[[レベル]]2~
#taglist(攻2000^星2^効果モンスター-儀式モンスター-融合モンスター-シンクロモンスター-特殊召喚モンスター-特殊召喚モンスター(蘇生制限なし))
--[[レベル]]3~
#taglist(攻2000^星3^効果モンスター-儀式モンスター-融合モンスター-シンクロモンスター-特殊召喚モンスター-特殊召喚モンスター(蘇生制限なし))
--[[レベル]]4~
#taglist(攻2000^星4^効果モンスター-儀式モンスター-融合モンスター-シンクロモンスター-特殊召喚モンスター-特殊召喚モンスター(蘇生制限なし))

***[[攻撃力]]2000を超える[[通常召喚]]可能な[[下級モンスター]] [#list2]
-[[デメリット]][[アタッカー]]~
//--[[レベル]]1~
#taglist(攻2001~~9999^星1^効果モンスター-儀式モンスター-融合モンスター-シンクロモンスター-特殊召喚モンスター-特殊召喚モンスター(蘇生制限なし))
//--[[レベル]]2~
#taglist(攻2001~~9999^星2^効果モンスター-儀式モンスター-融合モンスター-シンクロモンスター-特殊召喚モンスター-特殊召喚モンスター(蘇生制限なし)-《ゴーティスの月夜サイクス》)
//--[[レベル]]3~
#taglist(攻2001~~9999^星3^効果モンスター-儀式モンスター-融合モンスター-シンクロモンスター-特殊召喚モンスター-特殊召喚モンスター(蘇生制限なし))
--[[レベル]]4~
#taglist(攻2001~~9999^星4^効果モンスター-儀式モンスター-融合モンスター-シンクロモンスター-特殊召喚モンスター-特殊召喚モンスター(蘇生制限なし))

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【獣戦士族】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[STRIKE OF NEOS]] STON-JP001 &size(10){[[Super]],[[Ultimate]]};
-[[STARTER DECK(2011)]] YSD6-JP004
-[[DUELIST EDITION Volume 1]] DE01-JP076  &size(10){[[Rare]]};
-[[STARTER DECK(2016)]] ST16-JP016

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&tag(《ジェネティック・ワーウルフ》,通常モンスター,モンスター,星4/地属性/獣戦士族/攻2000/守100,);