《ジェムナイト・パール/Gem-Knight Pearl》

エクシーズモンスター
ランク4/地属性/岩石族/攻2600/守1900
レベル4モンスター×2

 DUEL TERMINAL −エクシーズ始動!!−で登場した地属性岩石族エクシーズモンスター
 ジェムナイトの1体であり、効果を持たないエクシーズモンスターである。

 エクシーズ素材が2体必要なデメリットがないランク4としては、最も高い元々の攻撃力を持っている。
 代わりにモンスター効果を一切持たないが、そのおかげで《デモンズ・チェーン》等を回避したり、《ダイガスタ・エメラル》蘇生できたりする利点となっている。

 同じ召喚条件を持つランク4のエクシーズモンスターには、《鳥銃士カステル》などを筆頭に対応力のあるエクシーズモンスターが数多く揃っている。
 また、こちらよりも戦闘破壊できる範囲が広い《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》《No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング》《ガガガガンマン》等も存在する。
 特に《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》元々の攻撃力でも100ポイントしか差がないので、基本的に打点目的でこちらを優先する必要性は薄い。

 一応、上記の通り《デモンズ・チェーン》《エフェクト・ヴェーラー》などの影響を受けないという利点があるため、これらを警戒し、攻守2500〜2600間のモンスターを意識するならば採用も検討できる。
 特に、《ヴェルズ・オピオン》に大きく行動を制限される上級最上級モンスター主体のデッキにおいては、このカードを採用する意義は小さくない。
 逆に言えば、そのようなモンスターがほとんど活躍してないような環境ならば、打点目的でこのカードを採用する意義はほとんどない。

 他の活用法としては、効果を持たないがゆえにインフェルノイドモンスター特殊召喚条件における「レベルランクの合計」にカウントされないという点を活かす手がある。
 《ラヴァルバル・チェイン》を活用する【インフェルノイド】ならば、共にエクストラデッキに置いておくと便利だろう。
 ただし、「レベルランクの合計を減らす」という意味では《恐牙狼 ダイヤウルフ》でも同じことができるので、状況によりうまく使い分けたい。
 同様に、《絶対魔法禁止区域》を採用する【通常モンスター】《ダイガスタ・エメラル》と共に投入したり、《スキルドレイン》を活用するデッキ《スキルドレイン》のありなしに関わらず安定して活躍できるモンスターとして採用したりする手もある。

 【ジェムナイト】レベル4のモンスターの展開するのがそれほど得意ではなく、このモンスターエクシーズ召喚は容易ではない。
 また、エクシーズ召喚できる状況でも、戦略上《ラヴァルバル・チェイン》《ジェムナイト・フュージョン》墓地へ送ることが優先されるだろう。
 かつては融合素材にできない《ジェムレシス》等を戦力に転換するという役割もあったが、現在では《ジェムナイト・ジルコニア》がいるためその必要性も低くなった。
 しかし、《ジェムナイト・フュージョン》発動を封じる《ヴェルズ・オピオン》の突破役としては優秀であり、《ジェムナイト・ジルコニア》共々《ダイガスタ・エメラル》による蘇生が可能である。
 さらにジェムナイトの名を冠しているため《ジェムナイト・フュージョン》墓地コストとして利用でき、《吸光融合》発動したターンでもエクシーズ召喚できる等、専用サポートとの相性も良い。

 「メインデッキを圧迫せずに使用できる高攻撃力岩石族」という点から、【ダーク・ガイア】ではアタッカー融合素材として活躍できる。
 モンスター効果の有無やエクシーズ素材を能動的に墓地へ送ることができるかといった点を考慮し、《No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド》《No.55 ゴゴゴゴライアス》《暗遷士 カンゴルゴーム》らと使い分けるといいだろう。
 同ランク悪魔族には、汎用性の高い《励輝士 ヴェルズビュート》攻撃力の高い《No.85 クレイジー・ボックス》も存在するので、構築次第ではエクストラデッキカードのみで《E−HERO ダーク・ガイア》融合召喚できる。

関連カード

―《ジェムナイト・パール》の姿が見られるカード

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

Q:このカードは通常モンスターとして扱いますか?
A:いいえ、通常モンスターとも効果モンスターとも扱われません。(10/04/27)