遊戯王カードWiki - 《ジェムナイトマスター・ダイヤ》のバックアップ(No.23)

《ジェムナイトマスター・ダイヤ》 †

融合・効果モンスター
星９/地属性/岩石族/攻2900/守2500
「ジェムナイト」と名のついたモンスター×３
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
このカードの攻撃力は、自分の墓地の「ジェム」と名のついた
モンスターの数×１００ポイントアップする。
また、１ターンに１度、自分の墓地のレベル７以下の「ジェムナイト」と名のついた
融合モンスター１体をゲームから除外して発動できる。
エンドフェイズ時まで、このカードは除外したモンスターと同名カードとして扱い、
同じ効果を得る。

　DUEL TERMINAL －破滅の邪龍ウロボロス！！－で登場した地属性・岩石族の融合モンスター。
　墓地のジェムの数だけ攻撃力を強化する効果と自分の墓地に存在するレベル７以下のジェムナイトの融合モンスター１体をゲームから除外して、そのモンスターをコピーする効果を持つ。

　素材指定は緩いが融合素材を３枚も必要とするので少々重い。
　《ジェムレシス》や《ジェムナイト・アンバー》などを活用すれば手札のジェムナイトは稼ぎやすいため、狙っていくこと自体はさほど難しくはない。
　《未来融合－フューチャー・フュージョン》で融合召喚すれば、墓地肥やしとデッキ圧縮の両面から《ジェムナイト・フュージョン》と相性が良い。

　効果によって、ジェムナイト融合モンスターをコピーする事ができる。
　主な狙い目としては、攻撃力の低さにより効果を発揮しづらかった《ジェムナイト・パーズ》・《ジェムナイト・マディラ》だろう。
　《ジェムナイト・プリズムオーラ》の除去効果コピーから高い攻撃力で攻撃できれば大きく攻め込める。
　特に《ジェムナイト・パーズ》をコピーした時の爆発力は凄まじく、自己強化とバーン効果をあわせて6000以上ものライフを削り取ることが可能。
　状況によっては《ジェムナイト・ルビーズ》をコピーして貫通効果でゲームを決める選択肢もある。
　どういった運用をするにせよ、《ジェムナイト・アメジス》を素材にすることで効果を発動し、伏せ除去を出来る限りやっておきたい所。
　ただ、発動タイミングの関係上、《ジェムナイト・アクアマリナ》・《ジェムナイト・アメジス》はコピーしてもあまり意味がない。

　しかし、効果でコピーする融合モンスターをあらかじめ墓地に置いておく必要があるため、他の融合召喚後に３枚を確保できるかがネックとなる。
　《ジェムナイト・オブシディア》・《ジェムナイト・ラズリー》を絡めれば、手札の融合素材をキープしつつ連続融合が行える。
　効果的に活用するなら、コピーしたい対象の融合素材にこれらを組み込み、その融合モンスターと回収したモンスターを融合素材にすると効率がいい。
　また、工夫をせずとも墓地が溜まってくる長期戦の終盤ともなれば下準備なしで逆転の芽となるため、そのために採用する意義もあるだろう。
　単に高攻撃力だけを求めるだけであれば、より融合素材の少ない《ジェムナイト・ジルコニア》の方が優先される。

効果に加えて同名カードになることができるが、それを効果的に使う方法は現時点では存在しない。
コピー可能なモンスターの名前を指定したカードは無く、このカードははじめからジェムナイトであるため、名前の変化による影響は薄い。

イラストは《ジェムナイト・クリスタ》が大剣を持った姿のように見える。
《ジェムナイト・クリスタ》のフレイバー・テキストにある「仲間たちとの結束」が活かされた効果であるといえる。
手にした大剣には様々な色の宝石が埋め込まれており、《ジェムナイト・ジルコニア》を除いたジェムナイト融合モンスター全ての数と一致している。
また、背景には上から
《ジェムナイト・ルビーズ》・《ジェムナイト・マディラ》・《ジェムナイト・パーズ》・《ジェムナイト・セラフィ》・《ジェムナイト・プリズムオーラ》・《ジェムナイト・アクアマリナ》・《ジェムナイト・アメジス》
の顔が描かれており、虹の七色を表している。

カード名の由来は「ダイヤモンド」だと思われる。
ダイヤモンドは屈折率が高く、他の宝石よりも内部で光の反射が起き易い。
さらにブリリアントカットと呼ばれる全反射を促進するカットにより、プリズム効果で七色の輝きを見せる。
他の融合ジェムナイトの効果をコピーする効果もここから取られたものだろう。
その美しさと希少価値から「宝石の王様」と呼ばれる石であり、石言葉の「永遠の絆」と合わせて、「ジェムナイトマスター」の名を冠するに相応しいと言える。