*《ジュラシック・インパクト/Jurassic Impact》 [#top]
 通常罠
 (1):自分フィールドに恐竜族モンスターが2体以上存在し、
 自分のLPが相手より少ない場合に発動できる。
 フィールドのモンスターを全て破壊し、
 自分は破壊したモンスターの数×1000ダメージを受ける。
 その後、自分が受けたダメージと同じ数値分のダメージを相手に与える。
 このカードの発動後、次のターンの終了時まで
 お互いはモンスターを召喚・特殊召喚できない。

 [[COLLECTORS PACK 2017]]で登場した[[通常罠]]。~
  [[フィールド]]の[[モンスター]]を全て[[破壊]]し、[[破壊]]した数に比例した[[自分]]への[[バーン]]を行った後に同じ数値分の[[ダメージ]]を[[相手]]に与え、次の[[ターン]]の終了時まで[[お互い]]の[[モンスター]]の[[召喚]]・[[特殊召喚]]を封じる[[効果]]を持つ。~

 [[自分]][[フィールド]]に[[恐竜族]][[モンスター]]が2体以上という[[発動条件]]は[[【恐竜族】]]ならば容易に満たせ、[[《レスキューラビット》]]ならば1枚で達成できる。~
 [[トークン]]2体を生み出す[[《ジュラック・スタウリコ》]]とも相性が良い。~
 [[自分]]の[[ライフポイント]]が[[相手]]より少ないという状況も[[ライフコスト]]のある[[カード]]を併用すれば調整は可能であり、単に劣勢になれば[[デュエル]]中に自然と満たす場合も多い。~

 [[効果]]は[[モンスター]]の[[全体除去]]であり、その後[[お互い]]に[[ダメージ]]が発生する。~
 [[発動条件]]から[[ダメージ]]は基本的に2000以上、[[相手]][[モンスター]]を巻き込めば4000〜5000にも比較的容易に達する。~
 [[《破壊輪》]]と同じく、[[発動]]後は[[モンスター]]数や[[ライフ]]状況を問われないので、[[《火霊術−「紅」》]]などを[[チェーン]]すれば[[ライフ]]を焼き切って勝利できる可能性もある。~

 この[[カード]]の[[発動]]後は、次の[[ターン]]の終了時まで[[お互い]]に[[モンスター]]を[[召喚]]・[[特殊召喚]]できないため、[[相手]]の展開を遅らせることができる。~
 [[罠カード]]ではあるが、[[相手]][[ターン]]に使用して[[自分]]の[[ターン]]まで制限をかけるよりも、[[自分]]の[[ターン]]に使用して次の[[相手]][[ターン]]の展開を封じる方がメリットが大きい。~
 [[全体除去]]された状況で[[相手]]は[[モンスター]]を1回[[セット]]することしかできなくなるため、次の[[ターン]]で先に自由に[[召喚]]・[[特殊召喚]]できる[[自分]]は一気に攻め込みやすくなるだろう。~
 [[自分]]も[[全体除去]]を受けているため展開は[[フィールド]]が空の状況からになるが、[[バーン]][[効果]]により[[お互い]]の[[ライフ]]が減っているため少量の[[攻撃]]でも決着が付きやすい。~

 上記の通り、[[相手]][[ターン]]に[[発動]]すると[[自分]]の首を絞めてしまう可能性が高い。~
 [[フリーチェーン]]の[[除去]][[カード]]でありながら[[相手]]の展開を止めるために使いづらく、[[通常罠]]ゆえ[[発動]]に1[[ターン]]かかる遅効性も気にかかる。~
 [[破壊]][[耐性]]を持つ[[モンスター]]には対処できないため[[エクシーズモンスター]]や[[リンクモンスター]]等は素材が揃ったタイミングで[[破壊]]してしまいたいが、上記の点からそのことも難しくしている。~
 次の[[ターン]]で攻め切って勝ててしまえば問題ないが、そうでない場合逆風となることも覚悟しなければならないだろう。~

 [[《ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット》]]なら[[発動]]したこの[[カード]]を[[身代わり]]に[[破壊]]を回避できる。~
 また、[[《ロストワールド》]]で[[通常モンスター]]の[[破壊]]を防ぐことも可能。~
 しかし[[特殊召喚]]ができない制約上、[[《ベビケラサウルス》]]、[[《プチラノドン》]]の[[効果]]は使えない。~

-[[《破壊輪》]]と同様に[[自分]]が先に[[ダメージ]]を受けるため、[[引き分け]]は発生しない。~

-[[《ジュラック・インパクト》]]とは[[カード名]]がよく似ており、「[[恐竜族]]を[[発動条件]]として[[全体除去]]を行う[[フリーチェーン]]の[[通常罠]]」という[[効果]]の大枠も同様だが、こちらは[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]しない。~
非常に混同しやすいので、[[カード名]]の[[宣言]]はもちろん[[効果]]を間違えないように気を付け、[[デッキ]]によってどちらと相性が良いかを考えたい。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「翔vs剣山」戦で剣山が[[セット]]している。~
[[《デコイロイド》]]+[[《レスキューロイド》]]+[[《キューキューロイド》]]+[[《サイバー・サモン・ブラスター》]]の[[無限ループ]]で[[ダメージ]]を受け続けていた剣山は、[[ライフ]]200になり翔の[[ライフ]]を下回った時点で[[発動]]すれば[[引き分け]]に持ち込むことができた。~
しかし、[[発動]]させる寸前で目の当たりにした、十代に対する翔の思いの強さを認め、あえて[[発動]]せずに敗北した。~
「翔&剣山vs氷丸&雷丸」戦で初めて[[発動]]され、この時は氷丸の[[《氷帝メビウス》]]、雷丸の[[《雷帝ザボルグ》]]、氷丸と雷丸の場にいた計2体の《リフレクター・ビット》を[[破壊]]。~
氷丸と雷丸にそれぞれ2000の[[ダメージ]]を与えつつ、1[[ターン]]各[[プレイヤー]]の[[召喚]]行為を封じた。 ~
後の異世界編では、デュエルゾンビ達の使用する[[モンスター]]を一掃するために使用している。~

--アニメでは、[[発動条件]]に[[恐竜族]]はなく、[[ダメージ]]量はそれぞれの[[プレイヤー]]毎に[[破壊され>破壊された]][[墓地へ送られた]][[モンスター]]の数×1000を個別で同時に与えていた。~
[[カード名]]とは裏腹にアニメでは[[恐竜族]]に一切関係なく[[発動]]できる[[カード]]であったが、[[OCG]]化に際して調整されている。~

--アニメでも[[OCG]]と同様に「[[召喚]]・[[特殊召喚]]できない」という[[テキスト]]であったため、[[モンスター]]の[[セット]]は可能であるように読み取れる。~
だが、当時のアニメにおける[[モンスター]]の[[セット]]を行わない風潮のためか、どの[[プレイヤー]]も[[ドロー]]と[[魔法・罠カード]]の[[セット]]のみで[[ターン]]を終了していた。~
あるいは「十代vs斎王」(2戦目)の[[《死神の巡遊》]]に対する十代の行動を見る限り、アニメGXのルールでは[[セット]]も[[召喚]]の範囲内だったのかもしれない。(詳細は[[召喚]]を参照)~

--アニメでは、[[発動]]時に隕石が飛来して[[モンスター]]を[[破壊]]した後、[[召喚]]・[[特殊召喚]]が封じられている間は[[フィールド]]全体にマグマや溶岩が広がる演出がある。~
隕石衝突により地面が融解してマグマが噴き出し、生物が住めなくなることをモチーフとした[[効果]]なのだろう。~

-コナミのゲーム作品において―~
TAG FORCEシリーズでは[[2>ゲーム付属カード#TF2]]以降に[[オリジナルカード]]として収録されていた。~
アニメ版と[[発動条件]]は同じだが、[[ダメージ]]量は1体につき300に減少している。~
緩い[[発動条件]]で[[全体除去]]できるという強力な[[効果]]のためか、[[制限カード]]に指定されている。~
時代が進んだTAG FORCE SPでは[[無制限カード]]になった。~

**関連カード [#card]
-[[《ジュラック・インパクト》]]

-[[《絶対不可侵領域》]]
-[[《大熱波》]]


//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[COLLECTORS PACK 2017]] CP17-JP034

//**FAQ [#faq]
//Q:~
//A:

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//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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