遊戯王カードWiki - 《スカーレッド・コクーン》のバックアップ(No.5)

《スカーレッド・コクーン》 †

通常罠
(1)：自分フィールドのドラゴン族Ｓモンスター１体を対象としてこのカードを発動できる。
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
(2)：このカードの効果でこのカードを装備したモンスターが相手モンスターと戦闘を行う場合、
ダメージステップ終了時まで相手フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は全て無効化される。
(3)：このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに、
自分の墓地の「レッド・デーモンズ・ドラゴン」１体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

　ブースターSP－ハイスピード・ライダーズ－で登場する通常罠。
　ドラゴン族シンクロモンスターの装備カードとなる効果、装備モンスターの戦闘時に相手フィールドのモンスター効果を無効にする効果、墓地へ送られたターンのエンドフェイズに《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を蘇生する効果を持つ。

　ドラゴン族シンクロモンスターに装備することで戦闘時の相手モンスターの効果を全て無効化する。
　これにより戦闘破壊耐性を持ったモンスターや、自身の効果によって攻撃力を決めているモンスターを無力化しつつ、攻撃できる。
　相手からの攻撃でも無効化はできるが、当然のことながら戦闘時しか効かないため、相手ターンでは装備モンスター共々除去される可能性は高い。
　単に相手モンスターの効果を封じるだけなら他にも汎用性の高いカードは多いので、こちらを採用するならばやはり(3)の効果を活かしたい。

　しかし、《レッド・デーモンズ・ドラゴン》として扱う《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》とは、あまり相性がよくない。
　特殊召喚したモンスターならわざわざ無効にせずとも破壊できる上、耐性を持っている相手の対策としても、戦闘まで待たなければならないのは痛い。
　《レッド・デーモンズ・ドラゴン》の効果の相性は良いが、そもそも現環境では《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》が優先されがちである。
　あえて《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を採用する場合は専用デッキとなるが、その場合は《皆既日蝕の書》などで十分。
　蘇生を目当てにするとしても、即効性の高い《リビングデッドの呼び声》等を優先した方が良い。

　効果自体は悪くはないが、いまいちサポート先のカードや環境と噛み合っていない。

(3)の効果は「フィールドから」と明記されていないため、手札やデッキから墓地へ送られても効果を発動できる。
もっとも手札にある場合は伏せたほうが(1)・(2)の効果に繋げられるため、対象モンスターがいない場合と《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を即座に蘇生させたい場合以外ではあまり旨みがない。
また、発動回数に制限がないので、複数枚を墓地へ送れば複数体の《レッド・デーモンズ・ドラゴン》・《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》を蘇生させられる。
ただし、《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を蘇生させるとデメリットにより攻撃していない自分モンスターを全滅させるため、複数蘇生が可能なのは事実上《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》のみである。
一応《連鎖解呪》等で相手のターンに発動させれば複数の《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を維持できる。

原作・アニメにおいて―
アニメ5D'sの「遊星vsジャック」（４戦目）でジャックが使用。
《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》に装備し、《シューティング・スター・ドラゴン》の効果を封じた上で戦闘破壊を狙う。
しかし、通常罠《ハイ・アンド・ロー》により両者相打ちになったことで破壊され、エンドフェイズに《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を蘇生した。

アニメでは永続罠であり、装備できるのは《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》だけで、蘇生効果を発動するには装備カード状態で破壊される必要があった。
また、無効にできるモンスター効果は装備モンスターが戦闘するモンスターのものだけだったが、バトルフェイズの間無効にできた。

なお、発動したのは攻撃宣言前であり、加えてアニメの《シューティング・スター・ドラゴン》の効果はフリーチェーンで発動できるので、本来なら遊星はこのバトルを回避できたはずである。
それを行わなかったのは、OCG 効果になったか通常罠《ハイ・アンド・ロー》と《クラッシュ・スター》の発動を狙っていたからだろうか。

関連カード †

《レッド・デーモンズ・ドラゴン》

《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》

―装備カードになる罠カードは《鎖付きブーメラン》参照

収録パック等 †

ブースターSP－ハイスピード・ライダーズ－ SPHR-JP026

Tag: 《スカーレッド・コクーン》罠通常罠