*《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン/Red Nova Dragon》 [#s1dadc11]
 シンクロ・効果モンスター
 星12/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守3000
 チューナー2体+「レッド・デーモンズ・ドラゴン」
 このカードの攻撃力は自分の墓地に存在するチューナーの数×500ポイントアップする。
 このカードは相手の魔法・罠・効果モンスターの効果では破壊されない。
 また、相手モンスターの攻撃宣言時、このカードをゲームから除外し、
 相手モンスター1体の攻撃を無効にする事ができる。
 エンドフェイズ時、この効果で除外したこのカードを特殊召喚する。

 [[STARSTRIKE BLAST]]で登場した[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[シンクロモンスター]]。~
 [[墓地]]の[[チューナー]]の数だけ[[自己強化]]する[[永続効果]]、[[効果]][[破壊されない]][[永続効果]]、[[攻撃]]を[[無効]]にする[[誘発効果]]を持つ。

 第一の[[効果]]は[[自分]]の[[墓地]]にある[[チューナー]]の数だけ[[攻撃力]]をアップする[[効果]]。~
 通常の場合、[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]の[[シンクロ素材]]とこの[[カード]]の[[シンクロ素材]]2体で合計3体の[[チューナー]]が[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]。~
 そのため、最低でも1500ポイントの[[攻撃力]]アップ、つまり5000以上の[[攻撃力]]が期待できる。~

 第二の[[効果]]は[[効果]][[破壊]]を防ぐ[[効果]]。~
 [[《ブラック・ホール》]]等の採用率の高い[[破壊]]系[[カード]]に[[耐性]]があり、長く[[フィールド]]上に留まれる点は強力である。~
 [[《リボルバー・ドラゴン》]]等の[[破壊]]が不確定な[[効果]]に対しても無力化できるため、自身の[[破壊]][[耐性]]としては[[《スターダスト・ドラゴン》]]を上回る。~
 しかし、[[コントロール奪取]]・[[除外]]・[[バウンス]]・[[吸収]]等には無力なので注意が必要である。~
 これらの[[除去]][[カード]]は[[対象]]をとる[[カード]]が多いので、[[《闇の幻影》]]で[[無効]]にすると良いだろう。~
 また、[[耐性]][[効果]]は[[相手]]が[[発動]]した[[効果]]に対してのみ有効であるため、[[自分]]が[[発動]]した[[《ブラック・ホール》]]等の[[破壊]][[カード]]では[[破壊]][[耐性]][[効果]]は発揮できない点には注意が必要である。~

 第三の[[効果]]は[[攻撃]]を[[無効]]にする[[効果]]。~
 この[[効果]]により、前半の強固な[[効果]][[破壊]][[耐性]]に加えて、[[戦闘破壊]]の危険をも回避できる。~
 また、第二の[[効果]]では防げない[[《異次元の女戦士》]]等の戦闘を介して[[発動]]する[[除去]][[効果]]に対しても無力化することが可能である。~
 他の[[自分]]の[[モンスター]]への[[攻撃宣言]]も[[無効]]にできるので、[[攻撃]]を牽制する目に見えない[[アドバンテージ]]も得られる。~
 ただし、[[攻撃宣言]]時にしか[[発動]]できないため、[[《オネスト》]]等の[[ダメージステップ]]中に[[発動]]する[[カード]]には無力である。~

 [[シンクロ召喚]]するためには、[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]を維持しつつ、2体の[[チューナー]]を揃える必要がある。~
 しかし、[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]の性質上、手早く[[シンクロ素材]]を揃えないと、[[効果]]でそれを[[破壊]]してしまう。~
 [[シンクロ素材]]となる[[チューナー]]は、通常[[レベル]]3以下の[[モンスター]]を使用するため、[[攻撃]]するには[[ステータス]]は心もとなく、[[相手]][[ターン]]では標的にされやすい。~
 [[レベル]]8の[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]は簡単には[[シンクロ召喚]]できず、[[破壊]][[耐性]]もないため、長時間維持することは期待できない。~
 ゆえに、少なくとも2体の[[チューナー]]を1[[ターン]]で揃えることができるような[[デッキ]]構築を行う必要がある。~


-[[シンクロ召喚]]のためには通常[[レベル]]1[[チューナー]]と[[レベル]]3[[チューナー]]の組み合わせ、もしくは[[レベル]]2[[チューナー]]2体の組み合わせとなる。~
ただし、[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]と[[同名カード]]となった[[《ファントム・オブ・カオス》]]を素材として使う場合などはこの限りではない。~
相性の良い[[カード]]、[[デッキ]]は以下の様なものが考えられる。~
--自身も含め[[チューナー]]を複数展開できる[[《ジャンク・シンクロン》]]・[[《深海のディーヴァ》]]・[[《BF−極北のブリザード》]]・[[《夜薔薇の騎士》]]・[[《プチトマボー》]]
--[[墓地]]から[[チューナー]]である2体の[[リゾネーター]]を[[特殊召喚]]でき、攻めにも守りにも使える[[《スカーレッド・カーペット》]]
--[[チューナー]]を大量展開できるギミックを持つ[[【魔轟神】]]・[[【X−セイバー】]]
--[[《クレボンス》]]を擁し、[[《念動収集機》]]により素材の確保も容易な[[【サイキック族】]]
//--[[《クレボンス》]]を擁し、[[《メンタルマスター》]]から[[チューナー]]を大量に[[墓地]]に落とすことができ、[[《念動収集機》]]により素材の確保も容易な[[【サイキック族】]]
--[[攻撃力]]500以下の[[レベル]]2[[チューナー]]を[[《機械複製術》]]で大量展開出来る[[【機械族】]]
--[[《真炎の爆発》]]により[[チューナー]]・非[[チューナー]]を同時に展開でき、[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]の[[シンクロ召喚]]も容易な[[【フレムベル】]]・[[【ジュラック】]]・[[【ラヴァル】]]
--同時に2体展開できる、[[レベル]]2の[[《インフェルニティ・ビートル》]]を擁する[[【インフェルニティ】]]
--[[《ドラグニティナイト−ヴァジュランダ》]]から[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]を高速召喚し、[[《ドラグニティ−ファランクス》]]を[[《地獄の暴走召喚》]]で大量展開できる[[【ドラグニティ】]]

-[[誘発効果]]の詳細については[[《シューティング・スター・ドラゴン》]]のFAQを参照。

-[[蘇生制限]]が一切なく、正規の手順で場に出した後は[[蘇生]]や[[帰還]]が可能である。~

-この[[カード]]以前の[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]の派生[[モンスター]]と違い、[[モンスター]]を[[破壊]]する[[効果]]は失われている。~

-[[レベル]]12の[[シンクロモンスター]]及び、[[チューナー]]を2体要求する[[モンスター]]は今回が初である。~
なお、[[チューナー]]2体以上を使用しても[[シンクロ召喚]]できる[[モンスター]]には既に[[《XX−セイバー ガトムズ》]]が存在する。~

-Vジャンプでは「&ruby(スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン){真紅の灼熱龍};」という和名が当てられていた。

-ワンポイントレッスンNo.113によると、スカーレッドは緋色を意味する「スカーレット(scarlet)」と赤の「レッド(red)」を重ねた造語で、究極の赤と表現されている。~
「ノヴァ」と併せて赤き超新星の[[ドラゴン>ドラゴン族]]と説明されている。


-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sで「バーニング・ソウル」の境地に至ったジャックが、「紅蓮の悪魔」こと[[地縛神]]「スカーレッド・ノヴァ」の力を取り込んで得た[[カード]]。~
「ジャックvs紅蓮の悪魔のしもべ」戦にて初登場。~
[[《クリエイト・リゾネーター》]]・[[《アタック・ゲイナー》]]を[[チューナー]]に[[シンクロ召喚]]される。~
自身の[[効果]]によって[[攻撃力]]を2000ポイントアップし、《黄泉の邪王 ミクトラン・コアトル》を[[戦闘破壊]]した。~
「ジャックvsドラガン」(2戦目)では[[《ロスト・スター・ディセント》]]によって[[レベル]]7となった[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]と[[《バリア・リゾネーター》]]・[[《トップ・ランナー》]]を[[シンクロ素材]]として[[シンクロ召喚]]され、[[《極神皇トール》]]に[[攻撃]]をしかけた。~
続く「ジャックvsブレイブ」戦では、[[自己再生]]した[[《極神皇トール》]]に[[攻撃力]]増加の[[効果]]を[[無効]]にされ、[[相打ち]]で[[破壊]]された。~
チーム・ニューワールドとの決勝戦では2体の[[機皇帝]]を破壊する活躍を見せた。~
しかし「ジャックvsホセ」戦で[[《機皇帝グランエル∞》]]に[[戦闘破壊]]され、《グランエルA》の[[効果]]により[[吸収]]された。~
その後《グランエルG》等の[[効果]]で[[装備カード]]状態の[[モンスター]]として何度か登場したが、[[《シューティング・スター・ドラゴン》]]の[[攻撃]]により[[破壊]]された。~
「遊星vsアポリア」戦では、[[永続罠]]《狂食召喚−グール・サモナー》の[[効果]]により、遊星の[[フィールド]]に[[蘇生]]された。~
「ジャック&龍亞&龍可vsアポリア」戦では《シンクロ・ビック・トルネード》のアシストを受けつつ[[《機皇神龍アステリスク》]]を[[戦闘破壊]]し、勝負を決めた。~
「遊星vsジャック」(4戦目)では《チェーン・リゾネーター》・[[《ダーク・リゾネーター》]]を[[チューナー]]に[[シンクロ召喚]]され、《ハイ・アンド・ロー》の[[効果]]で[[強化]]された[[《シューティング・スター・ドラゴン》]]と[[相打ち]]になった。~
[[攻撃]]名は「バーニング・ソウル」。

--[[シンクロ召喚]]の際の台詞は「王者と悪魔、今ここに交わる。荒ぶる魂よ、天地創造の叫びをあげよ。[[シンクロ召喚]]!出でよ、《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》!」。~

--[[シンクロ召喚]]の際、[[チューナー]]を表す緑色の輪が炎の輪になっており、[[チューナー]]2体を使う[[シンクロ召喚]]は「ダブルチューニング」と呼ばれた。~
また、[[シンクロ召喚]]を[[宣言]]した際には「バーニング・ソウル」の赤いエフェクトがジャックを包み、手の中に《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》の[[カード]]が現れる演出がなされる。~

--「バーニング・ソウル」の際には、手足を折りたたみ直線的な形態に変形した状態で体当たりを行う。~
この他、技名はないがパンチやブレス[[攻撃]]も行う。~
このパンチは[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]の「アブソリュート・パワーフォース」に酷似している。~

--アニメ[[効果]]は、[[《シューティング・スター・ドラゴン》]]同様に3つ目の[[攻撃]]阻止[[効果]]が[[フリーチェーン]]になっている。~
これは「[[機皇帝]]に対抗するために得た新たな力」という設定から、[[機皇帝]]による[[吸収]][[効果]]を阻止する[[効果]]になったと思われる。~
このままOCG化されていたら、ただでさえ強力な[[破壊]][[耐性]]を持つこの[[カード]]を倒す手段がほとんどなくなるため、OCG化での[[弱体化]]は必然であろう。~
--しかし「ジャックvsブレイブ」戦では[[《極神皇トール》]]の[[効果]]に何故か[[チェーン]][[発動]]しなかった。~

--4期OPにおいてラストシーンにこのカードの顔が写っていたが、[[《シューティング・スター・ドラゴン》]]とは対照的に、このカードが未登場の時期にも隠されるなどの処置を取られることはなかった。

--専用[[サポートカード]]として[[永続罠]]《スカーレッド・コクーン》が登場している。~

--余談だが[[《憑依するブラッド・ソウル》]]の[[攻撃]]名と似ている。~
また、アニメDMにて、[[城之内>《城之内》]]が使用した[[カード]]に《味方殺しの魔剣−バーニングソウル−》というものがある。~


-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]では[[第11弾>DUEL TERMINAL −オメガの裁き!!−]]からEXステージのジャックが使用する。~
[[デッキ]]の仕様上[[《ダーク・スプロケッター》]]・[[《ダーク・リゾネーター》]]・[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]の組み合わせで[[シンクロ召喚]]される。~
この[[カード]]の[[シンクロ召喚]]時の映像だけ通常と異なっており、アニメと同じく赤い炎の輪で再現されている。~
[[攻撃]]時は羽を折り畳み、赤い炎を纏って体当たりを行う。~
また、[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]をスキャンすると出現する隠し[[デッキ]]、「&ruby(バーニング・ソウル){燃え滾る魂};」の[[エクストラデッキ]]にはこの[[カード]]と[[《エクスプロード・ウィング・ドラゴン》]]が含まれている。~
この[[カード]]を主軸としているが、[[融合モンスター]]と他の[[シンクロモンスター]]、[[エクシーズモンスター]]を1枚もスキャンしてはいけない。~

-神話・伝承において―~
「ノヴァ(nova)」に関しては[[《コーリング・ノヴァ》]]の項を参照。~

--[[英語名]]はスカーレッドだと「Scarred(傷痕が残った)」になるためか、単に「レッド・ノヴァ・ドラゴン」になっている。~


**関連カード [#yb7851c7]
-[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]

//-[[《シューティング・スター・ドラゴン》]]

//-[[《ヴァイロン・オメガ》]]

―《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》の姿が見られるカード
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク
-[[《スカーレッド・カーペット》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#a7998373]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#z6d7ba2b]
-[[STARSTRIKE BLAST]] STBL-JP042 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]]};

**FAQ [#d0ab98e6]
Q:[[シンクロ素材]]の『[[チューナー]]2体』とは、[[チューナー]]2体『のみ』という意味ですか?~
A:《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》を[[シンクロ召喚]]する場合は、[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]と[[チューナー]]2体の合計3体『のみ』を[[シンクロ素材]]に使用して[[墓地へ送ります>墓地へ送る]]。(10/10/04)~

Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[攻撃力]]がアップする効果、[[カードの効果]]で[[破壊]]されない効果は[[永続効果]]、[[攻撃]]を[[無効]]にする効果、自身を[[特殊召喚]]する[[効果]]は[[誘発効果]]となります。(10/09/13)

Q:[[除外]]するのは[[カードの効果]]としてですか?[[コスト]]としてですか?~
A:[[カードの効果]]として[[除外]]します。(10/10/25)

Q:[[除外]]からの[[特殊召喚]]は[[チェーンブロック]]を作りますか?~
A:はい、作ります。(10/10/25)

Q:この[[カード]]の[[効果]]で自身を[[除外]]しその後自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]されたこの[[カード]]を[[《シンクロキャンセル》]]で[[エクストラデッキ]]に戻した場合、[[シンクロ素材]]に使用した[[モンスター]]一組を[[特殊召喚]]できますか?~
A:いいえ、[[シンクロ召喚]]以外の方法で[[特殊召喚]]されているので、[[シンクロ素材]]に使用した[[モンスター]]一組を[[特殊召喚]]することはできません。(11/06/16)

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//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。