*《スクリーン・オブ・レッド/Red Screen》 [#q9429b9d]
 永続罠
 このカードがフィールド上に存在する限り、
 相手モンスターは攻撃宣言をする事ができない。
 このカードのコントローラーは自分のエンドフェイズ時に
 1000ライフポイントを払う。
 この時に1000ライフポイントを払えない場合はこのカードを破壊する。
 フィールド上に「レッド・デーモンズ・ドラゴン」が表側表示で存在する場合、
 このカードを破壊し自分の墓地に存在するレベル1のチューナー1体を
 選択して特殊召喚する事ができる。

 [[STARSTRIKE BLAST]]で登場した[[永続罠]]。~
 [[攻撃]]抑制[[カード]]の1つであり、[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]が存在する場合に[[レベル]]1[[チューナー]]を[[蘇生]]する[[効果]]を持つ。~

 [[発動条件]]がない上に[[ライフコスト]]だけで維持でき、しかも[[相手]]だけ[[攻撃宣言]]を封じる事ができるため、[[ロック]][[カード]]としての性能は高い。~
 [[ライフコスト]]こそあるものの、[[回復]]ギミックがある[[デッキ]]ではあまり痛手ではなく、[[《強制終了》]]と違い[[ボード・アドバンテージ]]も減らない。~
 [[コスト]]の支払いタイミングも「[[自分]]の[[エンドフェイズ]]時」と良い意味で遅く、同じ[[ロック]]系の[[永続罠]]でも[[発動]]時に大量の[[ライフ]]を要する[[《光の護封壁》]]と比べると手軽に使用できる。~
 ただし、この[[ライフコスト]]は[[《メンタルプロテクター》]]や[[《縮退回路》]]と同様に、払える[[ライフポイント]]があるときには必ず払って維持しなければならないので注意。~
 [[自分]]の[[ライフポイント]]が1000未満の場合はこの[[カード]]が[[破壊]]されるだけで済むが、1000ジャストの場合は[[コスト]]を払って敗北となってしまう。~
 [[回復]]ギミックがなければ大幅に[[ライフ]]が削られていき、[[相手]]もこの[[カード]]を放置する恐れがある。~
 最悪の場合に備えて、この[[カード]]を能動的に[[除去]]できる[[《ダブル・サイクロン》]]・[[《非常食》]]等を用意しておきたい。~

 同じ[[永続罠]]で[[ライフ]]を払う[[《光の護封壁》]]と比べると、最初に大幅に[[ライフ]]を払う必要がなく、[[相手]]の[[攻撃力]]によらずに[[攻撃]]を封殺できるため、短い[[ターン]]ならば使い勝手はこちらに軍配が上がる。~
 前述の[[ライフコスト]]の兼ね合いから、[[相手]]の行動を徹底的に封じる類の[[ロック]][[デッキ]]では長い間戦線が硬直するので、あちらが勝っていると言える。~
 また、1[[ターン]]に1000[[ライフ]]しか払えないという点で[[【大逆転クイズ】]]などには採用しにくい。

 後半の[[蘇生]][[効果]]は、[[《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》]]の[[召喚]]サポートに使えるが、[[《救世竜 セイヴァー・ドラゴン》]]を[[蘇生]]することで[[《セイヴァー・デモン・ドラゴン》]]の[[召喚]]サポートにもなる。~
 単に[[レベル]]1[[チューナー]]を[[蘇生]]することが目的なら、[[《金華猫》]]など、より[[汎用性]]の高い[[カード]]が多数存在する。~
 ただし、こちらには前半の強力な[[攻撃]]抑制能力があるため、[[キーカード]]がそろうまでの時間稼ぎもこなせるので、選択肢としては十分に優秀である。~
 また、[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]を呼ぶだけで自発的に[[ライフコスト]]の支払いを終えられる、と取る事もできるだろう。~
 なお、この[[カード]]の[[破壊]]なら同じ[[レベル]]・[[シンクロ素材]]の[[《スクラップ・ドラゴン》]]を出して[[相手]][[フィールド上のカード]]と共に[[破壊]]する手もある。~
 どちらが有効かはケース・バイ・ケースだろう。

 [[《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》]]の専用[[召喚]]サポートとしてデザインされたと思われるこの[[カード]]であるが、それをまったく無視しても[[汎用性]]の高い[[カード]]であり、[[《ダブル・サイクロン》]]や[[《スクラップ・ドラゴン》]]などが無駄なく活用できる[[デッキ]]なら採用の余地があるだろう。~
 一部の[[コンボ]][[デッキ]]でも時間稼ぎの手段になるが、各種[[バーン]][[デッキ]]を[[相手]]にした時の相性は最悪である。


-[[相手]]の[[攻撃]]のみを封じられるので[[【フィフティ・フィフティ】]]ではメインからの採用が検討できるが、好きなタイミングで解除することができないので、余計な[[ライフコスト]]を払わされる可能性があることには注意。~
[[【神炎皇ウリア】]]では、この[[カード]]自体が[[召喚]][[コスト]]になると同時に、[[召喚]][[コスト]]がそろうまでの時間稼ぎを同時にこなせる。~
それ以外の[[デッキ]]では[[《氷帝メビウス》]]や[[《オオアリクイクイアリ》]]が比較的使いやすいだろう。~
決して少なくない[[ライフコスト]]なので、[[ロック]][[デッキ]]で採用する場合は構築を工夫する必要があるだろう。~
例えば[[【ロックバーン】]]なら[[《ステルスバード》]]+αで先に[[相手]]の[[ライフ]]を削りきるのを目指したい。

-[[レベル]]1の[[チューナー]]については、[[チューナー]]の項目を参照。

-[[相手]][[ターン]]に[[発動]]することになるが、[[《威嚇する咆哮》]]と同様に[[攻撃宣言]]の後に[[発動]]しても意味がないことに注意。~
[[発動]]するならば、[[メインフェイズ]]終了時か[[スタートステップ]]時に[[発動]]しよう。~
[[《魔導戦士 ブレイカー》]]や[[《スタンピング・クラッシュ》]]等の存在を考えると[[スタートステップ]]に[[発動]]するのが望ましいか。

-[[発動]]したこの[[カード]]を[[《霞の谷のファルコン》]]等で[[バウンス]]→[[セット]]→[[発動]]→[[バウンス]]と繰り返せば、[[ライフコスト]]なしで[[相手]]の[[攻撃]]をシャットアウトできる。~
なお、同様のことは[[《光の護封剣》]]でも行えるので、好みに応じて使用していくと良いだろう。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「ジャックvs紅蓮の悪魔のしもべ」戦においてジャックが使用。~
《黄泉の邪王 ミクトラン・コアトル》の[[直接攻撃]]を止めるが、[[メインフェイズ]]2にその[[モンスター効果]]によって[[破壊]]された。~
この時は[[攻撃宣言]]時に[[発動]]し[[攻撃]]を止めたが、実際にこのような使い方は不可能なので注意。

--アニメでは以下の[[テキスト]]だった。~
 永続罠
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 攻撃力2000以上のモンスターは攻撃宣言をする事ができない。
 また、このカードのコントローラーは自分のエンドフェイズ時に
 2000ポイントダメージを受ける。
 「レッド・デーモンズ・ドラゴン」が自分フィールド上に表側表示で存在する場合、
 このカードの効果を無効にして破壊する。
基本[[ライフ]]4000のアニメ版ルールにおいて毎[[ターン]]2000ポイントの[[ライフロス]]という超ハイリスクな[[カード]]であり、[[攻撃宣言]]を防げる[[モンスター]]の[[攻撃力]]が限定され[[自分]]にも[[効果]]が及び、後半の[[効果]]も[[自壊]]するだけであるため、[[OCG]]化にあたり扱いやすくなっている。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]では第11弾からEXステージのジャックが使用。~

**関連カード [#ze6e6bef]
-[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]

-[[《バブル・ブリンガー》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《邪帝ガイウス》]]

//―《スクリーン・オブ・レッド》が見られるカード
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**このカードを使用する代表的なデッキ [#k25dc264]
-[[【セルフ・バウンス】]]

**収録パック等 [#z6d7ba2b]
-[[STARSTRIKE BLAST]] STBL-JP064

**FAQ [#hdd91df6]
Q:[[ライフ]]が1000未満時以外は、[[エンドフェイズ]]の[[ライフ]]は強制的に払うのですか?また、[[ライフ]]が1000ちょうどの時は払うのですか?~
A:強制的に払います。[[ライフ]]がちょうど1000の時もライフを払う必要があります。(10/07/18)

Q:[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]が存在する時に[[自壊]]できる[[効果]]は[[チェーンブロック]]が作られますか?~
  また[[墓地]]の[[レベル]]1の[[チューナー]]1体を[[対象]]に取りますか?~
A:[[チェーンブロック]]を作り、[[対象]]を取ります。(10/07/17)

Q:[[相手]][[フィールド]]上に[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]が[[表側表示]]存在する時に[[自壊]]できる[[効果]]は使用できますか?~
A:はい、できます。(10/07/18)

Q:[[《宮廷のしきたり》]]が存在する時に、[[自壊]]できる[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:[[発動]]できません。(10/08/07)

Q:[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]が存在する時に[[自壊]]できる[[効果]]が使用できるのは[[自分]]の[[メインフェイズ]]時のみですか?~
A:いいえ、[[自分]]の[[メインフェイズ]]以外でも[[発動]]でき[[相手]]の[[ターン]]でも[[発動]]できます。~
  ただし、[[ダメージステップ]]中に発動はできません。(10/07/17)

Q:[[蘇生]][[効果]]を使用する場合、カードを[[破壊]]するのはコスト扱いですか?[[効果]]扱いですか?~
A:この[[カードの効果]]によって[[破壊]]します。(10/07/17)

Q:[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]が存在しているが[[墓地]]に[[レベル]]1[[チューナー]]がいない時、この[[カード]]を[[破壊]]できますか?~
A:できません。(10/07/17)

Q:[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]が存在する時に[[自壊]]できる[[効果]]処理時に、[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]が[[表側表示]]で存在しない場合、この[[カード]]を[[破壊]]して[[チューナー]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]は[[適用]]されますか?~
//A:その場合でも[[破壊]]および[[特殊召喚]]は適用されます。(10/12/14)
A:[[適用]]されません。(13/02/17)

Q:[[相手]]の《スクリーン・オブ・レッド》[[適用]]中に、[[自分]]の[[《天下人 紫炎》]]は[[攻撃]]できますか?~
A:できます。(13/06/19)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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