*《スケープ・ゴート/Scapegoat》 [#u4f71bda]
 速攻魔法(制限カード)
 このカードを発動するターン、自分は召喚・反転召喚・特殊召喚する事はできない。
 自分フィールド上に「羊トークン」(獣族・地・星1・攻/守0)
 4体を守備表示で特殊召喚する。
 このトークンはアドバンス召喚のためにはリリースできない。

 [[LIMITED EDITION 3>LIMITED EDITION#ke3b0eac]]で登場した、一度に4体の[[トークン]]を[[特殊召喚]]する[[速攻魔法]]。~
 ターン内の各種召喚権を放棄する代わりに、[[羊トークン]]を4体[[特殊召喚]]する効果を持つ。~

 [[発動]][[ターン]]に各種[[召喚]]ができなくなるが、[[相手]][[ターン]]に[[発動]]すれば良いため、あまり気にならない[[デメリット]]となっている。~
 [[速攻魔法]]であり、かつ[[フリーチェーン]][[カード]]であるため、扱いやすく他の様々な[[カード]]と[[コンボ]]することができる。~
 [[召喚]]・[[反転召喚]]・[[特殊召喚]]は出来なくなるが、[[通常召喚]]の[[セット]]は可能。~

 [[特殊召喚]]した[[トークン]]も様々な用途に活用することができる。~
 [[トークン]]とは言え一瞬で4体並ぶため、[[貫通]]能力の持つ[[モンスター]]がいない限りは、高い防御力を誇る。~
 [[相手]]の[[《地割れ》]]等に[[チェーン]]することで、[[破壊]]対象を[[トークン]]にずらすことも可能である。~
 他にも[[《団結の力》]]との[[コンボ]]で[[攻撃力]]を飛躍的に高めることにも使用できる。~

 [[トークン]]は「[[アドバンス召喚]]のためには[[リリース]]できない」が、[[特殊召喚]]の[[リリース]]には問題なく使用可能である。~
 [[通常召喚]]では[[リリース]]を揃えづらい[[《D−HERO Bloo−D》]]等を素早く[[召喚]]できる。~
 [[《DNA改造手術》]]によって[[種族]]を[[悪魔族]]に変更すれば[[《幻魔皇ラビエル》]]の[[リリース]]、[[ドラゴン族]]に変更すれば[[《F・G・D》]]の[[融合素材]]にも使える。~

 [[シンクロ召喚]]のサポートにも役に立てることができる。~
 [[相手]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]で[[発動]]し、[[自分]][[ターン]]で[[チューナー]]を[[召喚]]する事で容易に[[シンクロモンスター]]を[[シンクロ召喚]]することが可能である。~
 [[羊トークン]]は[[レベル]]が1であるため、[[レベル]]4の[[チューナー]]とこのカードがあるだけで、[[レベル]]5〜8の[[シンクロモンスター]]を[[シンクロ召喚]]することができる。~

 扱いやすい[[カード]]であるが、[[デメリット]]も存在する。~
 [[自分]][[フィールド]]上に2体以上の[[モンスター]]がいる場合は[[発動]]できない。~
 また、不用意にこの[[カード]]を[[発動]]すると、[[羊トークン]]が[[自分]][[フィールド]]を圧迫し、[[モンスター]]の展開を妨げてしまうということもある。~
 [[羊トークン]]はステータスが低いため、[[貫通]]能力を持つ[[モンスター]]には非常に弱い。~
 [[《最終突撃命令》]]等の強制的に[[攻撃表示]]にされた場合も、[[ダメージ]]をダイレクトに受ける事になる。~
 [[《阿修羅》]]等の全体攻撃[[モンスター]]も弱点の一つである。~
 [[《フェンリル》]]等の[[相手]][[モンスター]]を[[戦闘]][[破壊]]することで[[モンスター効果]]を発動する[[カード]]とも相性が悪い。~
 [[《守護者スフィンクス》]]の[[モンスター効果]]でも全滅してしまう。~

-''[[特殊召喚された羊トークンの特性はモンスタートークンのページを参照>モンスタートークン]]''。
-''[[特殊召喚された羊トークンの特性はモンスタートータンのページを参照>モンスタートークン]]''。

-[[自分]]は、[[自分]]が[[召喚]]・[[反転召喚]]・[[特殊召喚]]を行った[[ターン]]にこの[[カード]]を[[発動]]することはできない。~
この[[カード]]を[[発動]]した場合、それ以降はもちろんこの[[カード]]に[[チェーン]]する形でも各種[[召喚]]行為を行う[[カード]]は[[発動]]できない。~
またこの[[カード]]を[[発動]]した場合、それ以降に[[特殊召喚]]を行う[[強制効果]]が何らかの条件で誘発したとしても、[[特殊召喚]]は行われない。

-その高い防御力もさることながら、[[トークン]]を[[《突然変異》]]で[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]を[[特殊召喚]]する[[コンボ]]が過去流行した。~
そのため、[[05/09/01>禁止・制限カード/2005年9月1日]]の[[制限改訂]]で、一連の[[コンボ]]パーツと共にまとめて[[制限>制限カード]]に指定された。~

-登場した当時は入手が難しい[[カード]]だったが、幾度となく再販されたため現在は比較的入手しやすい。~

-原作・アニメにおいて―~
主に城之内が使用した[[カード]]であり、アニメ版では[[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]の[[攻撃]][[コスト]]の確保にも使われている。~
原作では[[モンスター]]も守ってくれるという、さらに防御力の高い[[魔法カード]]である。~
「KCグランプリ編」の「城之内vsマスク・ザ・ロック」戦では《古の巨人》の[[直接攻撃]]を防ぐために使われたが、最終的には《&ruby(エンシェント・ドラゴン){古代竜};》の[[モンスター効果]]によりまとめて[[破壊]]された。~
その後、「レベッカvsヴィヴィアン」戦においてレベッカが使用。~
[[《トークン収穫祭》]]との[[コンボ]]を狙ったが、[[《逆ギレパンダ》]]を[[召喚]]され手痛い一撃を負う事になった。~

--アニメGXの「明日香vsボーイ」戦において明日香が使用。~
何故か自分の[[ターン]]の[[メインフェイズ]]に[[発動]]したが、次のボーイの[[ターン]]に[[《サンド・ギャンブラー》]]の[[効果]]で全て[[破壊]]されてしまった。~
[[《ホーリーライフバリアー》]]も用意してあったのだが、相手の[[バトルフェイズ]]に[[発動]]していれば無駄にならなかった。~
また「十代vs明日香」戦でも、明日香の[[手札]]にあるのが確認できる。~
「十代&明日香vs剣山&レイ」戦ではレイが使用したが、[[《トークン収穫祭》]]により、全て[[破壊]]された。~

--アニメ5D'sにおいてマルコが少なくとも3枚所持しているのが確認できる。~
優良な[[カード]]であるにも関わらず、ガロメにはケチな[[カード]]と罵倒されている。~
また、アキと同じ病院に入院中のハルカが落とした[[カード]]の中にも確認できる。

-コナミのゲーム作品において―~
--[[遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート2006>ゲーム付属カード#r0b1b660]]では対戦[[相手]]として登場。~
使用[[デッキ]]は[[【スキルドレイン】]]。~

-神話・伝承において―~
「スケープ・ゴート(scapegoat)」とは聖書由来の言葉であり、かつては贖罪日に民衆の罪をヤギに負わせ荒野に放したことから「身代わり」という意味がある。~
そもそも「goat」とは「ヤギ」のことである。~
確かにヤギは漢字で「山羊」と書くが、羊と山羊は別の動物である。

**関連カード [#ob5b9066]
-[[《終焉の焔》]]
-[[《迷える仔羊》]]

-[[羊トークン]]
-[[《トークン》(羊)]]

**収録パック等 [#p1266ee4]
-[[STRUCTURE DECK−城之内編−]] JY-22
-[[STRUCTURE DECK−城之内編− Volume.2]] SJ2-028
-[[LIMITED EDITION 3>LIMITED EDITION#ke3b0eac]] L3-06 &size(10){[[Ultra]]};
-[[STARTER DECK(2007)]] YSD2-JP021
-[[GOLD SERIES]] GS01-JP015 &size(10){([[Gold]])};

**FAQ [#n7192f1f]
Q:《スケープ・ゴート》を[[発動]]した[[ターン]]に[[《見習い魔術師》]]の[[効果]]で[[デッキ]]から[[モンスター]]を[[セット]]する事はできますか?~
A:いいえ、[[《見習い魔術師》]]の[[効果]]による[[セット]]は[[特殊召喚]]扱いなのでできません。

Q:この[[カード]]を[[発動]]した[[ターン]]に[[《おジャマトリオ》]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、制約は『[[自分]]が』『[[特殊召喚]]できない』であるため、不可能です。

Q:[[相手]][[プレイヤー]]が[[魔法使い族]][[モンスター]]での[[攻撃宣言]]時に[[《マジシャンズ・サークル》]]を[[発動]]しました。~
  これに対して[[自分]]はこのカードを[[チェーン]]することは可能ですか?~
  また、可能であれば[[《マジシャンズ・サークル》]]はどのように処理しますか?~
A:[[自分]]の[[デッキ]]に[[魔法使い族]]が存在する場合、しない場合に関わらずこのカードを[[発動]]する事ができます。
  なお、[[《マジシャンズ・サークル》]]の[[効果]]によって[[相手]]は[[魔法使い族]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]する事はできますが、[[自分]]は、[[魔法使い族]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]する事はできません。(10/05/19)~

Q:[[相手]][[プレイヤー]]が[[魔法使い族]][[モンスター]]での[[攻撃宣言]]時にこのカードを[[発動]]しました。~
  これに対して[[自分]]は[[《マジシャンズ・サークル》]]を[[チェーン]]することは可能ですか?~
  また、可能であれば[[《マジシャンズ・サークル》]]はどのように処理しますか?~
A:[[相手]][[プレイヤー]]の[[デッキ]]に[[魔法使い族]]が存在する場合、しない場合に関わらず[[《マジシャンズ・サークル》]]を[[発動]]する事ができます。
  なお、[[《マジシャンズ・サークル》]]の[[効果]]によって[[自分]]は[[魔法使い族]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]する事はできますが、[[相手]]は、[[魔法使い族]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]する事はできません。(10/05/19)~