効果モンスター 星4/水属性/機械族/攻1600/守1000 このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。 自分フィールド上に存在する水属性モンスターの数と同じ数だけ、 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターにアイスカウンターを置く。 この効果で置いた数が3つ以上の場合、 さらに相手フィールド上のカード1枚を選んで破壊できる。
ABYSS RISINGで登場する水属性・機械族の下級モンスター。
召喚・反転召喚・特殊召喚に成功すればアイスカウンターを相手モンスターに置く効果が発動し、3つ以上置いた場合に破壊効果を使用することができる。
召喚時以外にもアイスカウンターを置けるため、タイミングを逃す点に注意していれば発動は比較的容易ではある。
肝心の破壊効果を使うためには、自分フィールドに他の水属性モンスターが2体以上、加えて相手フィールドに表側表示のモンスターが1体以上いる必要があり少々扱いづらい。
カードの種類を問わない除去であるが、汎用性を犠牲にしているため噛み合っているとは言い難く、優位性を保つための除去としてもいまひとつ影響力に欠ける。
単体でもアイスカウンター1つは確保でき、また自身の効果では消費する事もないので、これを利用するデッキでは除去以外に転用でき、拡張的な動きが望める。
破壊効果は、自身の効果によって乗せたアイスカウンターのみを計上するので、《スノー・ドラゴン》で補助する事はできず、あちらも水属性を消費するという前提条件から相性は良くない。
《コールド・エンチャンター》の場合は自己強化がかかるため、同時に展開できれば戦闘破壊も狙え、返しのターンに低攻撃力を晒してしまう点をエクシーズ召喚で補える。
惜しむらくは《サルベージ》に対応しない点だが、あちらの手札コストにして先の《リビングデッドの呼び声》で蘇生といったコンボが狙える。
《アイス・ブリザード・マスター》が特殊召喚できる状況では、単体除去が利用できる場合が多く、消費の割に恩恵は小さいが、魔法・罠カードを除去しておけば攻撃を通しやすくなるため無駄にはならない。
1ターンで揃えきるには骨が折れるものの、《スノーダスト・ドラゴン》の特殊召喚補助としては役立つだろう。
ただ、モンスターを複数展開する必要があるため、いずれの場合でも《激流葬》には注意が必要。
《リビングデッドの呼び声》など永続カードを多用する【セルフ・バウンス】的構築で用いるならば、《大嵐》対策も兼ね、《スターライト・ロード》の併用を考慮しても良いだろう。
―イラスト関連