*《スフィア・ボム &ruby(きゅうたいじげんばくだん){球体時限爆弾};/Blast Sphere》 [#h17766e4]
 効果モンスター
 星4/闇属性/機械族/攻1400/守1400
 フィールド上に裏側守備表示で存在するこのカードが
 相手モンスターに攻撃された場合、そのダメージ計算前に
 このカードは攻撃モンスターの装備カードになる。
 次の相手のスタンバイフェイズ時に装備モンスターを破壊し、
 破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

 [[LIMITED EDITION 2>LIMITED EDITION#w7b0232c]]で登場した、[[闇属性]]・[[機械族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[攻撃モンスター]]の[[装備カード]]になる[[誘発効果]]、次の[[相手]]の[[スタンバイフェイズ]]に[[装備モンスター]]を[[破壊]]し、[[相手]][[ライフ]]に[[装備モンスター]]の[[攻撃力]]分[[ダメージ]]を与える[[誘発効果]](正確には[[装備魔法]]状態で発生する[[効果の発動]])を持つ。

 高[[攻撃力]]の[[モンスター]]を[[破壊]]できれば[[相手]]に大[[ダメージ]]を与えられるが、[[モンスター]][[除去]]が氾濫する[[環境]]では装備前に[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]場合も多い。~
 なるべく[[破壊]]したい高[[攻撃力]]の[[モンスター]]の中には、[[相手]][[モンスター]]を[[除去]]する[[起動効果]]・[[誘発効果]]を兼ね備えた[[モンスター]]も多く、肝心の場面で役に立たないケースは頻発する。~
 たとえ装備に成功しても、装備した[[モンスター]]を[[リリースする]]事や、[[《サイクロン》]]・[[《月の書》]]により対処される可能性がある。~
 装備から[[破壊]]まで若干時間が掛かり、その間に[[フィールド]]を離れる[[スピリット]]には通用せず、[[破壊]]までの[[自分]]の[[ターン]]は反撃の手を緩める必要がある。~
 [[装備カード]]状態の[[モンスター]]は[[装備魔法]]として扱うので、[[対象]]を取る[[魔法カード]]を[[無効]]にする[[モンスター]]には通用しない。~
 [[種族]]・[[属性]]の[[サポートカード]]の中にとりわけ相性の良い[[カード]]があるわけでなく、[[《冥府の使者ゴーズ》]]との相性も悪い。~
 [[《光の護封剣》]]・[[《聖なる輝き》]]といった[[表側表示]]を強制する[[カード]]にも弱い。~

 このように[[効果]]自体は、[[自分]]が[[ダメージ]]を受けない点で[[《破壊輪》]]をも凌駕するが、受動的で使いにくい点が多い。~
 ただ装備時は[[ダメージ計算]]を行わないので、[[貫通]][[効果]]を無力化できる点は評価できる。~
 [[《アマゾネスの剣士》]]等と同様、[[【サイバー・ドラゴン】]]の[[融合モンスター]]達に対して[[地雷]]となる。~
 [[【ウォールバーン】]]に投入される場合もある。~

-[[ダメージステップ]]に於いて[[リバース]]した際[[強制発動]]する[[誘発効果]]について。~
''[[このカード及び他のカードの発動順の詳細はダメージステップを参照。>ダメージステップ#f84f19a7]]''~
[[リバース]]後のタイミングで発動する。~
--その[[効果発動時]]には[[対象]]を取らない[[効果]]である。~
[[《異次元の戦士》]]と同じ理屈で、[[装備カード]]になる時点は「対象をとる効果」ではない。よって、この[[発動]]を[[《闇の幻影》]]などで[[無効]]にすることはできない。
--[[魔法&罠カードゾーン]]が埋まっている場合、[[誘発効果]]は[[発動]]するが[[装備カード]]化は[[不発]]になり[[破壊]]される。~
この場合も[[ダメージ計算]]は行わない。~
--[[破壊]][[効果]]としては[[発動]]していないので、[[《マテリアルドラゴン》]]等によって[[無効]]化されない。(09/03/10) 
--正しい装備対象は「[[攻撃]]してきた[[モンスター]]」なので、[[《力の集約》]]で別の[[モンスター]]に移そうとすると装備対象不適切により[[破壊]]される。~
--[[装備カード]]となった後は[[対象]]をとり続けることになるので、[[《魂を削る死霊》]]に装備された場合、結果的に即座に[[破壊]]される。~

-[[装備カード]]となった後、最初の[[相手]]の[[スタンバイフェイズ]]に[[強制発動]]する[[誘発効果]]([[チェーンブロック]]を作る)について。~
--[[装備魔法]]として扱われた状態で[[発動]]するので、モンスター効果のみを対象にする[[《天罰》]]を[[発動]]できない。(09/03/10)
--[[破壊]][[効果]]として[[発動]]するので、[[《マテリアルドラゴン》]]等によって[[無効]]にできる。(09/03/10)
--[[破壊]]と[[ダメージ]]は同時扱い。
--[[バーン]][[効果]]なので、チェーンして[[《地獄の扉越し銃》]]・[[《痛魂の呪術》]]を発動できる。(09/03/10)
--[[《サクリファイス》]]等のこのカードの[[効果]]以外でこの[[カード]]が[[装備カード]]になっている時はこの[[効果]]は[[発動]]しない。(12/02/01)

-[[英語名]]は「爆風の球体」である。~
爆弾を意味する単語は使えないようだ。

-[[絶版]]になって以降一度も再版されておらず入手困難だったが、[[ストラクチャーデッキ−マシンナーズ・コマンド−]]にて初めて再録された。~
登場から再録まで、実に9年半も要している。~

--当初の[[テキスト]]は以下の通り。
 裏守備表示のこのカードを敵モンスターが攻撃した時、
 このカードは攻撃モンスターの装備カードになる。(ダメージ計算なし)
 次の相手ターンのスタンバイフェイズに、このカードと装備モンスターを破壊する。
 その時、装備モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
第2期の[[カード]]であり、"[[裏守備表示>裏側守備表示]]"・"[[敵>相手]][[モンスター]]"など現在では他に見られない単語が使われていた。

-原作・アニメにおいて―~
「王国編」における「城之内vsキース」戦にてキースが使用。~
アニメの内容は以下の通り。~
 星4/機械族/攻2900/守1400
 敵モンスターの体に付着し、1ターン後に爆発する。
原作は実物と能力値が全く異なっており、[[効果]]も異なる。~
[[攻撃力]]は高いが強制[[攻撃]]して[[自爆>自壊]]という、[[デメリット]][[アタッカー]]のようなものだった。~
そのため、[[装備魔法]]《闇竜族の爪》で[[攻撃力]]がアップした[[《レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン》]]に逆に[[ダメージ]]を与えられる結果となってしまった。~
この[[ターン]]何故か[[《スロットマシーンAM−7》]]を[[攻撃]]しなかったが、返り討ちにした際に「1[[ターン]]に1度の[[攻撃]]」としてカウントされてしまったのかもしれない。~

-コナミのゲーム作品において―~
GBのDMシリーズでは[[効果]]を持たず、オリジナルの[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が存在する。~
「金属製の球体爆弾 もの凄い爆発で相手を倒す」と書かれている。

--[[遊戯王デュエルモンスターズ World Championship 2008>ゲーム付属カード#qe1d54fb]]では[[《瞬着ボマー》]]とタッグを組み対戦相手として登場。~
どちらも使用[[デッキ]]は[[機械族]]中心の[[【次元帝】]]。~
[[《鉄のサソリ》]]がさりげなく入っている。

--[[DUEL TERMINAL]]ではキースとEXステージのボマーが使用する。~
ボマーの場合は爆撃機(爆弾)や[[バーン]]を中心とした[[デッキ]]のコンセプトに合うために投入されているのだろう。~
また、デスティニースキャンの使用時には[[《ブラック・ボンバー》]]から[[蘇生]]され、[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]の[[シンクロ素材]]に使用するという[[シナジー]]を発揮する。~
ゲーム内では初期の[[ライフポイント]]が4000しかないため、この[[カード]]による[[効果ダメージ]]が致命傷になる可能性がある。~
なお、ゲーム内での[[テキスト]]は第9弾にて[[エラッタ]]された。

**関連カード [#r686ef8e]
-[[《破壊輪》]]

-[[《瞬着ボマー》]]

-[[《精神寄生体》]]

**収録パック等 [#v04ea8da]
-[[ストラクチャーデッキ−マシンナーズ・コマンド−]] SD18-JP011
-[[LIMITED EDITION 2>LIMITED EDITION#w7b0232c]] WJ-09 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#lacbcd32]
Q:[[自分]]の場のこの[[モンスター]]が[[攻撃]]され[[装備カード]]になった場合、このカードは、どちらの[[魔法&罠カードゾーン]]に置かれますか?~
A:「[[自分]]」の[[魔法&罠カードゾーン]]に置かれます。(08/05/10)~

Q:[[《究極恐獣》]]の[[攻撃]]により、[[《究極恐獣》]]にこのカードが2枚以上装備された場合、ダメージは重複しますか?~
A:1枚目で[[モンスター]]を[[破壊]]してしまいますので、2枚目のこのカードの[[ダメージ]][[効果]]は[[発動]]しません。(08/05/10)~

Q:[[裏側守備表示]]の《スフィア・ボム 球体時限爆弾》が[[《ドリルロイド》]]の[[攻撃]]を受けた場合どのような処理になりますか?~
A:[[《ドリルロイド》]]の[[効果]]を[[チェーン]]1・《スフィア・ボム 球体時限爆弾》の[[効果]]を[[チェーン]]2に乗せた逆順処理になります。~
  この結果、《スフィア・ボム 球体時限爆弾》を装備し、[[《ドリルロイド》]]の[[効果]]は[[不発]]になります。~

Q:《スフィア・ボム 球体時限爆弾》を装備した[[モンスター]]を[[《強制転移》]]で[[相手]]の[[フィールド]]に[[送りつけ]]た場合、《スフィア・ボム 球体時限爆弾》の[[効果]]はどうなりますか?~
A:《スフィア・ボム 球体時限爆弾》の[[コントロール]]は移動していないので、次の[[相手]]の[[スタンバイフェイズ]]に《スフィア・ボム 球体時限爆弾》を装備した[[モンスター]]を[[破壊]]し、《スフィア・ボム 球体時限爆弾》の[[コントローラー]]から見た[[相手]][[プレイヤー]]に[[ダメージ]]を与えます。~

Q:[[自分]]の場に[[セット]]した《スフィア・ボム 球体時限爆弾》を[[《強制転移》]]で[[相手]]の[[フィールド]]に[[送りつけ]]て[[自分]]の[[モンスター]]で[[攻撃]]した場合、《スフィア・ボム 球体時限爆弾》の[[効果]]はどうなりますか?~
A:[[破壊]]されたとき[[自分]]の[[墓地]]へ送られる以外は、[[相手]]の《スフィア・ボム 球体時限爆弾》に[[攻撃]]した場合と同じ処理です。~

Q:[[《異次元の戦士》]]で[[攻撃]]された場合2枚とも[[除外]]されますか?~
A:[[ダメージステップ]]で[[表側表示]]になった《スフィア・ボム 球体時限爆弾》の[[効果]]が[[発動]]し、[[《異次元の戦士》]]に装備されます。~
  その後[[ダメージ計算]]なしで処理を進めた後に[[《異次元の戦士》]]の[[効果]]が[[発動]]します。~
  [[《異次元の戦士》]]の処理で[[《異次元の戦士》]]のみが[[除外]]され、装備対象を失った[[装備カード]]扱いの《スフィア・ボム 球体時限爆弾》は[[墓地]]へ送られます。(08/02/03)

Q:[[《スキルドレイン》]][[発動]]中に[[攻撃]]された場合、どうなりますか?~
A:[[効果]]は[[発動]]しますが、[[無効]]になります。~

Q:[[自分]]の[[裏側守備表示]][[《マジック・ランプ》]]が[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]を受け、[[効果]]で[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]を[[相手]][[フィールド]]上の[[裏側守備表示]]の《スフィア・ボム 球体時限爆弾》を選択した場合、どのように処理しますか?~
A:この場合、「[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]」を[[発動条件]]にしている《スフィア・ボム 球体時限爆弾》の[[効果]]は[[発動]]しません。

Q:[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]に[[攻撃]]された場合、どうなりますか?~
A:この場合[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]に装備されますが、次の[[スタンバイフェイズ]]にこのカードだけを[[破壊]]します。~
  [[装備カード]]状態のこのカードは[[装備魔法]]扱いであり、[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]は[[魔法カード]]の[[効果を受けない]]ためこのカードだけが[[破壊]]されます。

Q:[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]に[[攻撃]]された場合、どうなりますか?~
A:装備された後は「[[装備魔法]]」扱いとなりますが、装備される際は「[[モンスター効果]]」として処理されるため[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]に装備できます。~
  そして[[破壊]]する際は「既に[[発動]]している魔法の[[効果]]」として処理されるため、[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]はこの[[カードの効果]]で[[破壊]]されます。

Q:[[スタンバイフェイズ]]における[[破壊]]に際し[[六武衆]]などの「身代わり[[効果]]」を使用され本来の[[破壊]]対象を[[破壊]]できませんでした。~
  この時[[ダメージ]]は入りますか?~
A:[[ダメージ]]を与える[[効果]]は[[適用]]されません。(10/05/18)