*《セイクリッド・トレミス&ruby(メシエセブン){M7};》 [#if5a0355]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク6/光属性/機械族/攻2700/守2000
 レベル6モンスター×2
 このカードは「セイクリッド・トレミスM7」以外の
 自分フィールド上の「セイクリッド」と名のついたエクシーズモンスターの上に
 このカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。
 この方法で特殊召喚した場合、このターンこのカードの効果は発動できない。
 1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、
 自分または相手のフィールド上・墓地のモンスター1体を選択して持ち主の手札に戻す。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除

 [[DUEL TERMINAL −破滅の邪龍 ウロボロス!!−]]で登場した[[光属性]]・[[機械族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 [[《CNo.39 希望皇ホープレイ》]]同様の特殊な[[エクシーズ召喚]]方法を持ち、[[フィールド]]・[[墓地]]の[[モンスター]]を[[手札]]に[[戻す]][[効果]]を持つ。

 [[相手]][[フィールド]]から[[バウンス]]・[[相手]]の[[墓地アドバンテージ]]を削る・[[自分]][[フィールド]]のセルフ[[バウンス]]・[[自分]]の[[墓地]]からの[[サルベージ]]という4つの事が可能。~
 基本的には[[相手]][[モンスター]]の[[バウンス]]か[[自分]][[モンスター]]の[[サルベージ]]を行うことになるだろう。~

 [[相手]][[モンスター]]の[[バウンス]]は、主に[[シンクロモンスター]]や[[エクシーズモンスター]]を狙いたい所。~
 そうでなければ[[アドバンテージ]]は稼げないので、[[直接攻撃]]での大[[ダメージ]]が狙える状況で使うのがいいだろう。~
 しかし、[[【セイクリッド】]]では[[《セイクリッド・プレアデス》]]と[[効果]]が被っているため、出来れば他の[[効果]]を活用したい。

 [[自分]][[モンスター]]の[[サルベージ]]は、この[[カード]]唯一の[[アドバンテージ]]を稼げる[[効果]]である。~
 [[モンスターカード]]であれば何でも[[サルベージ]]できるので、通常なら再利用手段の乏しい[[特殊召喚モンスター]]を[[サルベージ]]して展開すると大きな[[ダメージ]]が見込める。~
 この[[カード]]の[[エクシーズ素材]]になっている[[モンスター]]を[[手札]]に戻す使い方もある。~
 これを利用して[[《カオス・ソーサラー》]]などを再利用するのも良い。~
 [[相手]]の[[墓地]]の[[サルベージ]]は主に[[墓地]]利用の妨害になるが、それほど使う機会は無く他を優先した方がいいだろう。~

 [[自分]][[フィールド]]の[[モンスター]]を[[手札]]に戻す行為は[[ボード・アドバンテージ]]を失うが、[[召喚]]・[[特殊召喚]]時の[[誘発効果]]などを再度[[発動]]させることが可能になる。~
 [[セイクリッド]]には[[召喚に成功した]]時に[[発動]]する[[効果]]を持つ[[モンスター]]が多いため、それらの[[モンスター]]を[[手札]]に戻す事で[[アドバンテージ]]を狙いたい。~
 とはいえ[[サルベージ]]でも十分なことが多く、基本的には[[ボード・アドバンテージ]]を失うだけなので、よほど再利用したい[[モンスター]]がいなければ使用は控えた方がいい。~

 特殊な[[召喚]]方法として他の[[セイクリッド]][[エクシーズモンスター]]に重ねて出すこともできる。~
 しかし、この方法で[[特殊召喚]]した[[ターン]]は[[効果]]が使えず、警戒した相手にすぐ[[除去]]される可能性が高いので使いやすいとは言い難い。~
 とはいえ、[[レベル]]6×2を並べるよりも簡単に出せることや、[[エクシーズ素材]]が無くなった[[セイクリッド]][[エクシーズモンスター]]を有効活用できるのがこの[[カード]]の強みと言える。~
 また、このカードは[[ランク]]6であるため、実質全ての[[セイクリッド]][[エクシーズモンスター]]を[[《迅雷の騎士ガイアドラグーン》]]にする事ができる。~
 [[レベル]]3×2で[[《セイクリッド・ヒアデス》]]を作り、相手を[[守備表示]]にした上でこの[[カード]]を出し、[[《迅雷の騎士ガイアドラグーン》]]にして[[攻撃]]すれば大抵の[[モンスター]]を[[貫通]][[ダメージ]]付きで処理できる。~

 正規の方法で[[エクシーズ召喚]]する場合、[[セイクリッド]]なら[[《セイクリッド・レスカ》]]・[[《セイクリッド・アンタレス》]]・[[《セイクリッド・カウスト》]]を使うと良い。~
 また、素材に[[縛り]]が無いので他の[[デッキ]]でも比較的出しやすく、[[効果]]の[[汎用性]]も相まって様々な[[デッキ]]で活用できる。~
 [[メインデッキ]]を圧迫しない[[《死者転生》]]としても使え、[[モンスター]]の再利用、[[除去]]を併せ持つ点から、[[カオス]]や[[植物族]]などの[[レベル]]6を並べることが容易な[[デッキ]]において多用されている。~
 [[【帝コントロール】]]では[[フィールド]]で[[バニラ]]状態になっている[[帝]]を[[エクシーズ素材]]にして回収することで、再度[[帝]]の[[効果]]を狙うという芸当もできる。~
 [[【リチュア】]]も[[レベル]]6を並べやすく、セルフ[[バウンス]]と[[サルベージ]][[効果]]の相性が良い[[デッキ]]である。~
 また、[[《携帯型バッテリー》]]により[[《燃料電池メン》]]を並べられる[[【電池メン】]]とは[[光属性]]サポートを共有でき、また[[《電池メン−単四型》]]を[[サルベージ]]することで[[エクシーズ召喚]]を繰り返し狙えるなどこちらも相性が良い。~
 [[【未来ショッカー】>【未来オーバー】#ed1aea37]] においても、[[《人造人間−サイコ・リターナー》]]の[[効果]]によって[[召喚]]された、[[自壊]]する前の[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]を使って[[エクシーズ召喚]]し、[[ディスアドバンテージ]]を少しでも減らすことができる。~

-「[[相手]]に[[サルベージ]]をさせる」という珍しい[[効果]]を持つ。~
そう使うことはないだろうが、[[《不死武士》]]のように[[墓地]]に置いた方が都合が良い[[モンスター]]や、[[《ヴォルカニック・デビル》]]のように[[重い]][[召喚条件]]を持つが[[蘇生]]が可能な[[モンスター]]を回収させれば、殆どの状況で死に札にできる。~
[[《不死武士》]]は[[下級モンスター]]だが、ほぼ確実に次の[[ターン]]の[[自己再生]]を封じることができるだろう。~
他にも[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]・[[《大天使クリスティア》]]・[[《裁きの龍》]]の[[特殊召喚]]をある程度妨害できる。~
対[[【インフェルニティ】]]では[[相手]]の[[手札]]を増やし、多くを死に札にするために活用できる。~
変わったところでは、[[《エクスチェンジ》]]などで利用できるだろうか。~

-VJでは、[[《セイクリッド・レオニス》]]・[[《セイクリッド・アクベス》]]・[[《セイクリッド・アンタレス》]]・[[《セイクリッド・レスカ》]]・[[《セイクリッド・ダバラン》]]・[[《セイクリッド・スピカ》]]・[[《セイクリッド・グレディ》]]の7人が姿を変えたものであるとされている。~
オーバーレイガイド2では、[[《セイクリッド・アンタレス》]]を核としているとされている。~
実際にこの[[カード]]の[[イラスト]]にも、7人の持っていた装備がそれぞれ見て取れる。
--設定では、[[《ジェムナイト・セラフィ》]]の[[融合]]の力を目にした[[セイクリッド]]達が自らに秘められた力を悟り、それを解放。~
その結果として誕生した伝説の「神星龍」であるという。~

//-原作・アニメにおいて―~

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]では、この[[カード]]をスキャンすると隠し[[デッキ]]「神聖なる昇降龍」が使用できる。~
ただし、スキャンする[[モンスター]]は[[ジェムナイト]]または[[セイクリッド]]にしなければならない。~
アクションデュエルXでEXしょうかん後の追加コマンドは「[[エクストラゲート>《エクストラゲート》]]」。~
同[[デッキ]]の解説は、如何にして[[セイクリッド]]達が己の力に目覚め、この[[モンスター]]が誕生したかが説明されている。~
--[[ジェムナイト]]の援軍により戦況を立て直した[[セイクリッド]]は、彼らの「[[融合]]」の力を目にする。~
その&ruby(ココロ){[[核]]};である、真の正義と結束の力を知った時、[[セイクリッド]]たちは自らに宿る星官の力の意味を理解し、それを解放するのだった。~
星々は「[[神星なる領域>《神星なる領域》]]」に於いて一なるものへと紡がれ、伝説の神龍が誕生する―~

-神話・伝承において―~
「M7」はさそり座にある散開星団であり、さそり座の尾の部分にあたる。~
非常に古くからその存在が知られており、1世紀のローマの天文学者プトレマイオス(英語ではトレミー/Ptolemy)も観測していた記録が残っていることから「トレミー星団」と呼ばれることもある。~
また「M1」から「M110」まで存在する「M○」という名前の天体は、18世紀フランスの天文学者メシエが自身の書籍「メシエカタログ」に掲載した天体であることを意味する。~
元々は「メシエカタログの○番」と呼ばれていたが、やがて「メシエ○」と短縮され、現在では「M○」と呼ばれるようになった。~
この星団も日本ではもっぱら「エムなな」等と読まれているが、英語圏では「メシエ7(Messier 7)」という呼称も残っている。

**関連カード [#w567972a]
-[[セイクリッド]]

-[[《CNo.39 希望皇ホープレイ》]]

-[[《迅雷の騎士ガイアドラグーン》]]

―《セイクリッド・トレミスM7》の姿が見られる[[カード]]
-[[《神星なる領域》]]

-[[《侵略の侵喰崩壊》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#f540631f]
-[[DUEL TERMINAL −破滅の邪龍 ウロボロス!!−]] DT14-JP039 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]]};


**FAQ [#j1674eed]
Q:[[セイクリッド]]と名のついた[[エクシーズモンスター]]の上に重ねて[[エクシーズ召喚]]を行ったこの[[カード]]をその[[ターン]]に[[《月の書》]]等の[[効果]]で[[裏側表示]]にし、同じ[[ターン]]に[[《太陽の書》]]等の[[効果]]で[[表側表示]]にした場合、その[[ターン]]に[[手札]]に戻す[[効果]]は[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(12/02/08)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。