遊戯王カードWiki - 《ゼータ・レティキュラント》のバックアップ(No.104)

《ゼータ・レティキュラント/Zeta Reticulant》 †

効果モンスター
星７/闇属性/天使族/攻2400/守2100
(1)：このカードが墓地に存在し、相手フィールドのモンスターが除外される度に発動する。
自分フィールドに「イーバトークン」（悪魔族・闇・星２・攻／守５００）１体を特殊召喚する。
(2)：このカードは自分フィールドの「イーバトークン」１体をリリースし、手札から特殊召喚できる。

　アルティメットセブンパックで登場した闇属性・天使族の最上級モンスター。
　墓地に存在する時にイーバトークンを特殊召喚する誘発効果と、イーバトークンをリリースして手札から特殊召喚できる召喚ルール効果を持つ。

　(1)のトークン生成能力がメインとなるため、墓地へ送ってこそ真価を発揮するモンスターである。
　まずは《おろかな埋葬》・《終末の騎士》・《ダーク・グレファー》・《堕天使アスモディウス》等の効果で速やかに墓地へ送りたい。
　また、複数枚が墓地に存在すれば１度の除外で複数体のイーバトークンを生成できるので、できれば２枚以上落としたい。

　トークン生成効果を使うには、相手フィールド上のモンスターを除外する必要がある。
　しかしこのカードを墓地に置かないとならないため、《マクロコスモス》のような無差別除外は相性があまり良くない。
　以下の様なカードが使いやすいだろう。

《刻剣の魔術師》・《ＰＳＹフレームロード・Ζ》
自身と相手モンスター１体を除外し、次のターンに帰還する効果を持つモンスター。
トークンを毎ターン確実に生成できる。

《Ｍ・ＨＥＲＯダーク・ロウ》
《マクロコスモス》と異なり、《ゼータ・レティキュラント》を墓地へ送ることを阻害せず相手のモンスターだけを除外できるため、極めて相性が良い。
戦闘破壊を行うだけでトークンを生成できる上、闇属性モンスターに《マスク・チェンジ・セカンド》を使う事で容易に特殊召喚できる。
《マスク・チェンジ・セカンド》はこのカードを手札コストとして墓地へ送れる点でも相性がよく、闇属性のイーバトークンを素材とすることも可能。

《因果切断》：手札コストでこのカードを捨てつつ除外を行える。
処理順の都合上、手札コストで墓地に送ったこのカードのトークン生成効果をすぐに利用できる。

その他汎用性の高いカード
 《奈落の落とし穴》・《カオス・ソルジャー－開闢の使者－》・《カオス・ソーサラー》・《氷結界の龍トリシューラ》等

その他
《邪帝ガイウス》・《天照大神》等

　(2)の効果により、イーバトークンをリリースして手札から特殊召喚し、アタッカーにもなるので複数枚投入しても事故にはなりにくい。
　トークン生成後に墓地からサルベージすればすぐに特殊召喚でき、シンクロ素材等に利用すればまた墓地へ置ける。

自分のカードの効果で除外する必要はない。
自身の効果で特殊召喚された相手の《ボルト・ヘッジホッグ》・《ゾンビキャリア》が除外された場合でもトークンは特殊召喚されるので忘れないようにしたい。
- 「元々の持ち主が自分の、相手フィールド上のモンスター」が除外された場合も効果は発動する。

相手モンスターが一度に複数体除外されても、トークンは１体までしか生み出せないので注意。

相手のフィールド上に存在するモンスタートークンを《カオス・ソーサラー》等の効果で除外しようとしても、そのモンスタートークンは除外されずに消滅する扱いになり、イーバトークンは特殊召喚できないので注意。

Vol.4で登場した《死の沈黙の天使ドマ》以来２体目の｢闇属性・天使族｣。
実に７年ぶりの登場である。
後に、漫画GXで響みどりが使用した堕天使モンスターが次々とOCG化され、この組み合わせも珍しくなくなっている。

元ネタは、宇宙人グレイの母星が「レティクル(Reticle)座ゼータ連星系」にあるという説だろう。
宇宙人グレイと接触したと主張しているヒル夫妻は、宇宙船の中でグレイに見せられたとされる星図を公表した。
これを見たアマチュア天文家の１人が「グレイはレティクル座ゼータ連星系から来たのではないか」という仮説を立て、この説が天文雑誌に掲載された事で大きな議論を巻き起こした。

「インベーダーの王」という設定ゆえか、その姿は《エーリアン・マザー》に酷似している。
色と腕の本数こそ異なるが、それ以外のデザインの多くが共通する。
【エーリアン】に入っていても見た目には違和感の少ないカードだが、残念ながらシナジーは皆無である。

このカードが「Ｒ」に登場したのはVジャンプの平成18年(2006年)3月号、これに対し《エーリアン・マザー》が登場したのは2006年5月18日発売のPOWER OF THE DUELISTである。
このカードの方が先に登場しているが、OCGで登場したのはこのカードの方が遅い。

原作・アニメにおいて―
遊戯王Ｒの「表遊戯vsデプレ・スコット」にてデプレが使用した、インベーダーの王。
《イーバ・アブダクター》と、コントロール奪取した《トイ・ソルジャー》を生け贄に召喚された。
原作では「このカードが破壊された時イーバトークンを２つ召喚する」という、《ダンディライオン》のような効果を持っていた。
《サイレント・ソードマンＬＶ０》に攻撃を仕掛けるが《時の飛躍》によってレベルアップした《サイレント・ソードマンＬＶ３》（原作レベル）に返り討ちにされかけた為、《亜空間物質転送装置》で戦闘から離脱した。
最後はフィールド魔法《コズミック・スペース》の効果で破壊されたが、場にイーバトークンを残し、《グリード・クエーサー》の生け贄召喚に繋げた。
攻撃名は「プラズマ・ブラスター」。