遊戯王カードWiki - 《ゾンビ・マスター》のバックアップ(No.44)

《ゾンビ・マスター/Zombie Master》 †

効果モンスター
星４/闇属性/アンデット族/攻1800/守   0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
手札のモンスターカード１枚を墓地に送る事で、
自分または相手の墓地に存在するレベル４以下のアンデット族モンスター１体を特殊召喚する。
この効果は１ターンに１度しか使用できない。

　TACTICAL EVOLUTIONで登場した、闇属性・アンデット族の下級モンスター。
　相手か自分の墓地に存在するレベル４以下のアンデット族を特殊召喚する起動効果を持つ。
　この効果は特殊なため、発動と効果処理には注意点がある。(下記参照)

　また、効果の発動のために捨てたアンデット族モンスターも蘇生対象にすることができるので、擬似《切り込み隊長》のような役割も果たせる。
　ただしこの場合、どちらかの墓地にレベル４以下のアンデット族モンスターがいなければ発動できないので注意すること。
　このカードを召喚→同名カードを捨てて蘇生→同名カードを捨てて蘇生、とつなげれば１ターンで複数のモンスターを並べることができる。
　《ゴブリンゾンビ》のサーチ能力を使えばそう難しくない上に《ゴブリンゾンビ》自体も有力な蘇生対象となる。
　《ピラミッド・タートル》《ゴブリンゾンビ》の再利用、【ワイト】での活躍が見込めるだろう。

　また、《生還の宝札》を絡めるとドローソースにも変貌する。
　上記の《ゾンビ・マスター》を連結するコンボを使った場合は非常に凶悪。
　カードを１枚も消費していないのに場と手札のカードはどんどん増えていく。
　この《生還の宝札》とのコンボを狙う場合、《ゴブリンゾンビ》によるサーチが重要になる。
　《ピラミッド・タートル》にも対応するが、このターボを狙う場合、《ゾンビ・マスター》はフィールドより手札にいたほうが都合が良い。
　《ゾンビ・マスター》のコストはモンスターに限定されているため、コストと蘇生を１枚で兼ねられるこの方法は効率的なのだ。
　《ピラミッド・タートル》よりも《ゴブリンゾンビ》のほうが発動条件が簡単で済むのも利点。
　相手の墓地から頂く場合、《魂を削る死霊》等はデッキ投入率が高いので狙い目である。
　ただし、この場合《生還の宝札》の効果は適用できないので注意。

相手の墓地のアンデット族も蘇生できるため、《アンデットワールド》が場に出ている状態でならば墓地にあるすべてのレベル4以下のモンスターをこちらの場に蘇生することが可能となり、非常に強力である。
ただし、《洗脳－ブレインコントロール》等でコントロール奪取されると効果を活用されてしまうのには注意。

「このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り」とあるので、このカードが効果解決時にフィールド上に表側表示で存在しないと効果は不発になる。
つまり、効果の発動にチェーンして《強制脱出装置》や《月の書》などのカードを使われると、コストのモンスターを墓地へ送っただけで肝心の蘇生効果は使えなくなるのである。
【アンデット族】においてカードを捨てることは大した痛手ではないが、召喚時には《落とし穴》等をチェーンされることを警戒してあえて優先権を行使しないのも手である。

原作・アニメにおいて―
「遊戯王DM」の前身である「遊☆戯☆王」に、海馬家の執事・大門のしもべとして《ゾンビマスター》なるカードが登場している。
しかし、似ても似つかない老人の姿であり、このカードとは全く関係ない。
また、アニメで遊戯が使用した魔法カード《ネクロマンシー》とイラスト・構図が類似している。