*《ダーク・ネクロフィア/Dark Necrofear》 [#y91d0ce1]
 効果モンスター
 星8/闇属性/悪魔族/攻2200/守2800
 このカードは通常召喚できない。
 自分の墓地に存在する悪魔族モンスター3体を
 ゲームから除外した場合に特殊召喚する事ができる。
 このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた
 ターンのエンドフェイズ時、このカードを装備カード扱いとして
 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体に装備する。
 この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、
 装備モンスターのコントロールを得る。

 [[Labyrinth of Nightmare −悪夢の迷宮−]]で登場した、[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 [[通常召喚]]できず、自身を[[手札]]から[[特殊召喚]]する[[召喚ルール効果]]を持つ。~
 また、[[相手]]に[[破壊]]され[[墓地]]に送られた時に[[装備カード]]となり、[[相手]][[モンスター]]の[[コントロール]]を奪う[[誘発効果]]を持つ。~

 「[[墓地]][[除外]]から[[特殊召喚]]できる[[上級モンスター]]」の先駆けとなった、[[【悪魔族】]]の[[サポートカード]]にしてエース[[モンスター]]。~
 [[手札]]を消費せず、[[墓地]]の[[悪魔族]][[モンスター]]3体を[[ゲームから除外する>ゲームから除外する(取り除く)]]事で[[特殊召喚]]できるのは強力である。~
// [[攻撃力]]は2200と、[[最上級モンスター]]としては貧弱な部類にあるが、[[リリース]]を必要としない事を考えると妥当な数値である。~
 類似の[[召喚条件]]を持つ[[《メガロック・ドラゴン》]][[《デビルドーザー》]]と違い、一度正規手順で[[特殊召喚]]すれば[[蘇生]]も可能になる。

 装備後に適用される[[効果]]は[[禁止カード]]の[[《強奪》]]をノーリスクにしたものであり、嫌らしい能力を発揮する。~
 [[破壊]]される手段を問わず、[[戦闘破壊]]・[[効果]][[破壊]]のどちらでも[[発動]]する点は[[相手]]にとって非常に厄介。~
 [[効果]]を[[発動]]させないためには、[[《ダークエンド・ドラゴン》]]の[[効果]]や[[コントロール]]奪取からの[[リリース]]で、[[破壊]]を介さず[[墓地へ送る]]必要がある。~
 あるいは、[[ゲームから除外する>ゲームから除外する(取り除く)]]か、[[自分]][[フィールド]]上に[[モンスター]]が存在しない状況で[[破壊]]することになる。~
 [[破壊]]以外の手段で[[除去]]しようと[[相手]]が対処に手を焼いた所で、更に追撃を仕掛けたい。~
 ただし[[効果]]の[[発動]]は[[ターン]]終了時なので、[[相手]]ターンで[[破壊]]された場合は一気にラッシュをかけられ、そのままゲームエンドへ持って行かれる可能性もあるので過信は禁物。~

 [[《異次元からの帰還》]][[《闇次元の解放》]]によって[[除外]][[コスト]]にした[[モンスター]]を[[帰還]]させる流れは強力。~
 この場合、[[墓地]]からの[[蘇生]]ができない[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]も[[特殊召喚]]できる。~
 [[《高等儀式術》]]で[[《デーモン・ソルジャー》]][[《レッド・サイクロプス》]]などを[[墓地へ送る]]ことで、速やかに[[除外]][[コスト]]を抽出できる。~
 [[《霊魂消滅》]]なら[[フィールド]]上の[[クリボートークン>《クリボー》]]や[[銃士トークン>《幻銃士》]]を[[除外]][[コスト]]にできる。~

-[[手札]]から[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]で[[破壊]]されても[[効果]]が[[発動]]する。~
[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]が[[禁止カード]]になる以前は、実際によく見られた光景だった。~
現在では[[《神の警告》]]等に対する間接的な[[耐性]]として機能する。~

-[[攻撃力]]の高い[[相手]][[モンスター]]に[[自爆特攻]]した場合も[[効果]]は[[発動]]する。(10/05/28)~

-この[[カード]]を使用する[[デッキ]]は[[【お触れホルス】]]に対して有利に戦える。~
[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を奪えば、逆に[[相手]]の魔法を一方的に封じ込めてしまう。~
[[《王宮のお触れ》]]が発動していた場合、[[【お触れホルス】]]のギミックをそのまま横領する形になる。~
ただ、[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]は奪えないので注意。

-''[[装備カード]]扱いのこの[[カード]]が[[相手]]の[[コントロール]]する[[カードの効果]]によって[[破壊]]され[[墓地へ送られた]]場合は「相手によって破壊され墓地へ送られた場合」の[[効果]]は[[発動]]しない。''~
なぜか[[テキスト]]内では[[エラッタ]]されていないので注意が必要。

-第2期の[[ウルトラレア>Ultra]]で、この[[カード]]だけ[[パラレルレア>Parallel]]がなかった。~
後に[[DUELIST LEGACY Volume.3]]が登場したことにより[[パラレルレア>Parallel]]が登場した。~

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」における「闇遊戯vs闇バクラ」戦において闇バクラが使用。~
原作では以下のような[[効果]]を持つ。~
--このカードは[[通常召喚]]できない。~
(自分の[[ターン]]で数えて)5[[ターン]]以内に[[攻撃表示]]で自分の[[墓地]]へ送られた[[モンスター]]3体を[[ゲームから除外する>ゲームから除外する(取り除く)]]事で[[特殊召喚]]できる。~
[[召喚条件]]に関係なく[[墓地]]からの[[蘇生]]は可能。
--[[破壊]]され[[墓地]]に送られた場合、相手[[ターン]]開始時ごとに[[相手]][[プレイヤー]]に気づかれずに相手[[モンスター]]1体に憑依する。~
憑依された[[モンスター]]の攻撃宣言時にその[[攻撃]]を[[無効]]化し、その[[モンスター]]の[[攻撃力]]の半分の[[ダメージ]]を[[相手]][[プレイヤー]]に与え、その数値分[[自分]]のライフを[[回復]]する。~
--[[フィールド]]上から[[墓地]]に送られる事で、[[《ウィジャ盤》]]の[[発動]][[トリガー]]となる。~
このカードが[[墓地]]を離れることで、[[自分]][[フィールド]]上の[[《ウィジャ盤》]]の[[効果]]は無効化される。~
-~
このように、[[召喚]]に凄まじく[[ライフ]]が必要となる[[モンスター]]ではあるが、[[効果]]が凶悪であったり、[[《ウィジャ盤》]]の[[発動]][[トリガー]]であったりと、その重要性は実物のものよりも高い。~
この[[効果]]と[[《暗黒の扉》]][[《沈黙の邪悪霊》]]を組み合わせ闇遊戯を苦しめていた。~
しかし[[《死者蘇生》]]により闇遊戯に使われ、[[攻撃]]名も闇遊戯に言われるあたりが「ミソ」の[[モンスター]]でもある。~
「闇バクラvs闇マリク」戦では、[[《死霊操りしパペットマスター》]]によって[[特殊召喚]]されており、実物よりも強力であった。~
アニメ版においては実物のものに変更され、原作との辻褄合わせのため[[モンスター]]に憑依する能力は[[フィールド魔法]]《ダーク・サンクチュアリ》を必要とした。~
[[攻撃]]名は「念眼殺」、[[効果ダメージ]]名は「スピリット・バーン」。~

--アニメ版でも[[コスト]]となった[[モンスター]]達が原作通り[[攻撃表示]]で[[召喚]]されていた点については、不可解の一言に尽きる(恐らく、[[ライフポイント]]の関係で原作通りの流れで進めるために必要だったのだろうが)。~
作中でもこの状況については城之内からも疑問が出ており、海馬が「[[攻撃表示]]なら相手は気にせず倒すが[[守備表示]]で出すと警戒する」と説明しているが、そんな描写はどこにもない(むしろ実際には逆だと言える)。~
事実、[[《首なし騎士》]]ら3体を倒す時の遊戯も[[攻撃表示]]であることを思いっ切り怪しんでいた。~

--ジャンプに掲載された当初の名前は《ダーク・ネクロフィリア》である。~
「ネクロフィリア」とは、ラテン語で「死体を愛好する異常性癖」を意味する。~
流石に少年向け雑誌でその様な単語を用いるのはまずかったらしく、後に「ネクロ(Necro/死体)」+「フィア(Fear/恐怖)」に変更された。~

--『真理の福音』では上記の「スピリット・バーン」時の顔で「決闘の歴史を振り返れ!!」と叫んでいる箇所があり、非常にシュールである。~

-コナミのゲーム作品において―~
DSのゲームのポリゴンでは人形を持っていない。~
遊戯王デュエルモンスターズ World Championship 2009では[[《魂を削る死霊》]]とタッグを組んで登場している。~
使用デッキは原作で関連のあった[[【ウィジャ盤】]]だが、[[タッグデュエル]]と[[《ウィジャ盤》]]の相性は宜しくない。~
(パートナーの[[《魂を削る死霊》]]のデッキに[[死のメッセージ]]が入っていないため[[《ウィジャ盤》]]完成に倍の時間がかかる。)
--[[DUEL TERMINAL]]ではEXステージの闇バクラが使用。~
また、この[[カード]]をスキャンすると隠し[[デッキ]]「ローシュタインの回廊」が出現する。~
しかし、[[DUEL TERMINAL]]の仕様上この[[カード]]は使いにくい。

**関連カード [#h70617d8]
-[[《強奪》]]
-[[《堕落》]]
-[[《薔薇の刻印》]]
-[[《遺言の仮面》]]

-[[《暗黒魔族ギルファー・デーモン》]]

-[[《ヴェルズ・コッペリアル》]]

-[[宝玉獣]]

―同[[種族]]の[[墓地]][[除外]]から[[特殊召喚]]
-[[《メガロック・ドラゴン》]]
-[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]
-[[《デビルドーザー》]]
-[[《邪龍アナンタ》]]
-[[《サイバー・エルタニン》]]

**収録パック等 [#gec718df]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP004 &size(10){[[Ultra]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP004 &size(10){[[Ultra]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.3]] DL3-097 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[Labyrinth of Nightmare −悪夢の迷宮−]] LN-14 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]]};
-[[DUEL TERMINAL −魔轟神復活!!−]] DT04-JP006 &size(10){[[Rare]]};
-[[ストラクチャーデッキ−デビルズ・ゲート−]] SD21-JP018

**FAQ [#la40a9fa]
Q:[[効果]][[発動条件]]の「[[相手]]によって」とはどういう意味ですか?~
A:[[相手]][[モンスター]]との[[戦闘]](「[[攻撃]]した/[[攻撃]]された」は問わず)、及び[[相手]]の[[コントロール]]する[[カードの効果]]・[[コスト]]による影響を示しています。~

Q:[[装備カード]]扱いのこのカードが[[相手]]の[[コントロール]]する[[カードの効果]]によって[[破壊]]され[[墓地へ送られた]]場合、「[[相手]]によって[[破壊]]され[[墓地]]に送られた場合」の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
//A:はい、[[発動]]します。(09/10/09)
A:いいえ、[[発動]]しません。(09/10/10)
//↑再度、確認した時は発動しない回答でした。
//魔法罠ゾーンで破壊されても発動する光と闇の竜との違いは、「カード効果が違う」という解答。

Q:[[《早すぎた埋葬》]]で[[蘇生]]したこの[[モンスター]]が[[相手]]の[[コントロール]]する[[《サイクロン》]]によって[[《早すぎた埋葬》]]が[[破壊]]され[[墓地へ送られた]]場合、「[[相手]]によって[[破壊]]され[[墓地へ送られた]]場合」の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ、[[発動]]しません。あくまで[[自分]]が[[コントロール]]する[[《早すぎた埋葬》]]に[[破壊]]された扱いになります。

Q:元々の持ち主が[[自分]]であるこの[[カード]]が[[相手]][[フィールド]]上に存在する時に、[[自分]]または[[相手]]がこの[[カード]]を[[破壊]]した場合、[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ、どちらの場合も[[発動]]しません。(10/06/10)

Q:《ダーク・ネクロフィア》で[[コントロール]]を奪った[[相手]][[モンスター]]を[[《強制転移》]]で[[相手]]に送りつけた場合、すぐ[[自分]]の場に戻ってきますか?~
  それとも[[相手]]の場に移ったままですか?~
A:《ダーク・ネクロフィア》の[[効果]]によって[[コントロール]]を得ている[[相手]][[モンスター]]を、[[《強制転移》]]の[[効果]]によって[[相手]]に[[コントロール]]を移した場合、[[相手]][[フィールド]]上に移ったままとなります。(10/06/14)

Q:このカードが[[裏側表示]]のまま[[相手]]のカード効果で[[破壊]]された場合、[[発動]]しますか?~
A:[[発動]]します。(10/07/14)

Q:[[自分]]の《ダーク・ネクロフィア》の[[特殊召喚]]に対して、[[自分]][[フィールド]]上の[[《王宮の弾圧》]]を[[相手]]が[[発動]]し、[[無効]]にして[[破壊]]しました。~
  この場合《ダーク・ネクロフィア》の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:[[発動]]しません。(10/07/14)