*《ダスト・シュート/Trap Dustshoot》 [#dbeb26ff]
 通常罠(制限カード)
 相手の手札が4枚以上の場合に発動する事ができる。
 相手の手札を確認してモンスターカード1枚を選択し、
 そのカードを持ち主のデッキに戻す。
//DT8でテキスト変更ttp://store.shopping.yahoo.co.jp/card-museum/dt08-jp048-n.html

 [[Pharaonic Guardian −王家の守護者−]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[ピーピング]]と[[手札破壊]]を行う。

 [[ノーコスト>コスト]]で[[相手]]の[[手札]]を見ることができ、更に[[デッキ]]に[[戻す]]という[[効果]]は、[[《強引な番兵》]]を見れば判る通りかなり強力である。~
 ただし、[[禁止カード]]である[[《強引な番兵》]]と比べてしまうと以下の点から[[汎用性]]では大きく劣る。

+[[罠>罠カード]]なので引いた[[ターン]]に使用できない。
+[[相手]]の[[手札]]が4枚以上の時にしか[[発動]]できない。
+[[戻す]][[カード]]が[[モンスター]]に限定される。

 それでも、[[ピーピング]]と[[手札破壊]]が同時に行えるのは強力。~
 腐る可能性があっても投入する価値のあるカードと言える。~
 [[《マインドクラッシュ》]]との相性も良く、共に無制限だった頃は両者を[[デッキ]]にフル投入し、[[相手]]の[[手札]]をズタズタにする戦略が流行した。~
 →[[【指名ハンデス】]]

 しかし、勝負の後半でこの[[カード]]を引いてしまった場合は使い道がなく[[紙]]になる可能性も充分にあるため、過信は禁物である。~
 この[[カードの効果]]を最大限に有効活用したいならば、[[《ペンギン・ソルジャー》]]や[[《守護者スフィンクス》]]等の[[バウンス]][[カード]]を併用すればゲームの後半でも[[発動条件]]は満たしやすい。~

-なお、[[《マインドクラッシュ》]]は[[発動]]時に[[カード名]]を[[宣言]]するため、[[チェーン]]を組む形で[[発動]]してはいけない。~
[[ピーピング]]前に[[宣言]]する羽目になる。~

-初出は第2期なのだが、この[[発動条件]]のせいでよく[[手札]]で[[腐る]]ため、3枚[[積む]]意義が薄く[[ロック]][[デッキ]]で細々と使われる程度のカードだった。~
しかし第5期に入って[[《E・HERO エアーマン》]]・[[《冥府の使者ゴーズ》]]など「[[手札]]を減らさない」カードが流行し、突如[[メタカード]]として有名になった。~
登場から脚光を浴びるまでに長い時間を要したが、多くのデュエリストが忘れかけていた[[ハンデス]]の恐怖を蘇らせたカードである。~
[[相手]]の先攻1[[ターン]]目に[[《押収》]]、こちらの[[ターン]]開始時に《ダスト・シュート》・[[《マインドクラッシュ》]]と続けざまに飛んでくる様は、あの[[ハンデス三種の神器]]を彷彿とさせた。~
これを決められると[[デュエル]]開始時にも関わらず勝てる気がしなくなる、激しくやる気をなくす、といった作用をもたらすのも[[ハンデス三種の神器]]の効力そのものであった。~

-[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]の[[制限改訂]]により相方である[[《マインドクラッシュ》]]、一番の仮想敵である[[《E・HERO エアーマン》]]や[[《冥府の使者ゴーズ》]]等が全て[[制限カード]]に指定されてしまった。~
しかし擬似[[《マインドクラッシュ》]]となる[[《異次元の指名者》]]や仮想敵の一つである[[【ガジェット】]]等の存在から、この[[カード]]の流行は続いた。~
2007年度[[選考会]]では[[メタ]]を読んだ采配からこの[[カード]]を3枚積んだタイプの[[デッキ]]がいくつも上位入賞し、注目を集めた。~
[[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]]の[[制限改訂]]で、ついにこの[[カード]]自身も強力であることが認められ[[制限カード]]に指定された。~
[[制限カード]]に指定された後もなお、大会等でこの[[カード]]を目にすることは多かった。~
[[《マインドクラッシュ》]]と共に無制限だった頃ほどではないが、[[ハンデス]]が軒並み規制されている現[[環境]]で[[ピーピング]]と[[ハンデス]]を備えるこの[[カード]]が重宝されるのは当然ともいえる。~
[[墓地を肥やす]]ことによって[[召喚]]される[[《裁きの龍》]]や[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]、他に[[墓地]]に存在することにこそ意味がある[[カード]]が多く登場し流行した。~
そのため、[[ハンデス]]で[[墓地に送る]]よりも[[デッキ]]に戻した方が都合の良い場合がほとんどであり、それらの対策として一定の投入率を誇った。~
その後、[[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]]の[[制限改訂]]では[[《大嵐》]]が[[禁止カード]]になったことで[[伏せ>セット]][[環境]]へと変化し、[[発動条件]]が満たしにくくなった。~
そして、[[11/09/01>禁止・制限カード/2011年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[《大嵐》]]は[[《ハリケーン》]]と入れ替わりで[[制限復帰]]している。~
また、同[[制限改訂]]で相方である[[《マインドクラッシュ》]]が[[準制限カード]]に緩和されている。~
この[[カード]]の活躍の場も増えるだろうか。

-カードの[[イラスト]]は[[《黒蠍−罠はずしのクリフ》]]が「ダスト・シュート」を滑り落ちようとしている場面。~
「ダスト・シュート」の罠に引っかかりそうになっているのか、「ダスト・シュート」を利用して逃げ道を確保しようとしているのかは[[イラスト]]からは定かではない。~
この[[カードの効果]]から察するに前者とも思えるが、マスターガイドによると[[黒蠍]]の中では一番頭のキレる頭脳派、そもそも[[破壊]][[効果]]を持つので後者の可能性もある。~
また、[[《無謀な欲張り》]]の[[イラスト]]でもこの[[罠>罠カード]]が見られる。~

-[[英語名]]は「Trap Dustshoot」。~
ダスト・シュートという言葉は和製英語でありそれ自体も「Dust chute」であるため、こちらだと[[カード名]]から[[イラスト]]の意味を把握しづらい。~
ダスト・シュートは英語では本来「Garbage chute」または「Rubbish chute」と表現される。

-原作・アニメにおいて―~
アニメZEXALの「遊馬&凌牙vs陸王&海王」戦において、陸王が類似した[[効果]]を持つ[[通常罠]]《灼熱の淵−ヴォルカ・アビス》を使用している。~
あちらの[[発動条件]]は、[[効果ダメージ]]を受けた時であった。

**関連カード [#h70617d8]
-[[《強引な番兵》]]

-[[《マインドクラッシュ》]]

-[[《義賊の入門書》]]

-[[《X−セイバー ウルベルム》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《黒蠍−罠はずしのクリフ》]]

-[[《無謀な欲張り》]]

**収録パック等 [#jc31a340]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP246
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP201 &size(10){[[Rare]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.5]] DL5-133
-[[Pharaonic Guardian −王家の守護者−]] PH-48
-[[DUEL TERMINAL −トリシューラの鼓動!!−]] DT08-JP048

//**FAQ [#dd44f102]
//Q:~
//A: