*《ダンディライオン/Dandylion》 [#l7d098c5]
 効果モンスター(準制限カード)
 星3/地属性/植物族/攻 300/守 300
 このカードが墓地へ送られた時、自分フィールド上に「綿毛トークン」
 (植物族・風・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。
 このトークンは特殊召喚されたターン、アドバンス召喚のためにはリリースできない。

 [[Vジャンプ(2006年2月号) 付属カード>書籍付属カード#p7209f5e]]として登場した、[[地属性]]・[[植物族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[墓地へ送られた]]時、[[トークン]]2体を生成する[[強制発動]]の[[誘発効果]]をもつ。

 [[綿毛トークン]]は2体発生する上に[[レベル]]1のため、[[シンクロ召喚]]の[[レベル]]調整に役立つ。~
 [[特殊召喚]]した[[ターン]]、[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]には使えないが、[[相手]][[ターン]]に[[戦闘破壊]]等で[[墓地へ送られた]]場合は影響が薄いため、さほど問題ではない。~
 また、[[《D−HERO Bloo−D》]]や[[《キャノン・ソルジャー》]]等による[[アドバンス召喚]]以外の[[リリース]]は可能であり、[[融合素材]]や[[シンクロ素材]]として[[墓地に送る]]事もできる。~
 ただし、この[[カード]]と[[トークン]]は共に[[守備力]]が非常に低いので、[[貫通]]能力を持った[[モンスター]]だけにはくれぐれも注意しよう。~

 [[墓地に送られた]]時に[[発動]]する[[誘発効果]]は[[強制効果]]なので、[[手札コスト]]はもちろん、[[デッキ]]から直接[[墓地へ送られても>墓地に送る]]、問題なく[[トークン]]を[[特殊召喚]]できる。~
 [[相手]]の[[《サイクロン》]]の[[発動]]に対して、[[《リミット・リバース》]]を[[チェーン]]し[[蘇生]]する事でも[[トークン]]を生成できる。~
 いかなる方法で[[墓地に送られても>墓地に送る]]、[[タイミングを逃さず>タイミングを逃す]]に[[トークン]]を発生させられるのが、この[[カード]]の最大の魅力と言えるだろう。~

 この[[カード]]及び[[綿毛トークン]]も[[植物族]]なので、[[《ボタニカル・ライオ》]]や[[《深緑の魔弓使い》]]とは相性が良く、[[【植物族】]]の[[必須カード]]。~
 [[《ギガプラント》]]や[[《ロードポイズン》]]の存在もあるので、[[【植物族】]]ではかなりの回数を使いまわすことが出来るだろう。~
 [[《世界樹》]]の[[フラワーカウンター]]稼ぎ、[[《ボタニカル・ライオ》]]の[[攻撃力]]アップ、[[《椿姫ティタニアル》]]・[[《ポリノシス》]]の[[リリース]]要員。~
 [[綿毛トークン]]は[[《超栄養太陽》]]の[[リリース]]にも使え、[[【植物族】]]ならではの多くの役目も待っている。

-[[《クイック・シンクロン》]]の[[手札コスト]]や、[[《デブリ・ドラゴン》]]による手軽な使い回しのため、両者とセットで採用されていることが多い。~
//1枚の《ダンディライオン》1試合中に3回以上効果発動するのも珍しくない。~

-[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]の[[制限改訂]]により[[制限カード]]に指定され、[[【獅子黄泉帝】]]系列は大打撃を被った。~
その後は[[植物族]]自体の強化や[[シンクロ召喚]]との[[シナジー]]を活かし、長く[[制限カード]]のまま動かずに使われ続けてきた。~
その後、[[10/03/01>禁止・制限カード/2010年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[準制限カード]]に緩和された。~

-[[アドバンス召喚]]のための[[リリース]]に使用した場合、原則として、その[[リリース]]が成功したタイミングで[[誘発効果]]が[[発動]]する。~
--例として、[[自分]]の《ダンディライオン》を[[リリース]]する事で、[[《砂塵の悪霊》]]を[[アドバンス召喚]]することに成功した場合。~
「《ダンディライオン》の[[誘発効果]]」と「[[《砂塵の悪霊》]]」の[[誘発効果]]」を、任意の順番で[[チェーン]]に積む。~
これは、どちらも[[召喚]]時に[[発動]]する[[強制>強制効果]]の[[誘発効果]]であり順番を選べる為である。~
この時、先に《ダンディライオン》の[[誘発効果]]を[[チェーン]]に乗せる事で、[[《砂塵の悪霊》]]の[[誘発効果]]によって[[綿毛トークン]]は[[破壊]]されない。~
(逆順処理により、[[《砂塵の悪霊》]]の[[破壊]][[効果]]を処理した後で[[綿毛トークン]]が[[特殊召喚]]される)
--この[[カード]]を[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]の[[シンクロ素材]]にした場合も同様で、[[強制効果]]のこの[[カード]]が逆順処理により後になるので、[[任意効果]]の[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]の[[全体除去]]の後で[[綿毛トークン]]が[[特殊召喚]]される。
-~
さらに追記しておくと

--[[《謎の傀儡師》]]の[[効果]]が誘発、または[[《落とし穴》]]・[[《天罰》]]等を[[発動]]する場合、[[チェーン]]2で[[発動]]された[[誘発効果]]に対して[[チェーン]]する形で[[発動]]される。なお、[[《天罰》]]は「直前の[[効果]]に対してしか[[無効]]化を行えない」点に注意。
--[[《砂塵の悪霊》]]の[[アドバンス召喚]]を[[《神の宣告》]]等で[[無効]]にした場合、[[召喚]][[無効]]化の処理後に《ダンディライオン》の[[誘発効果]]が[[発動]]する。

-[[Vジャンプ(2006年2月号) 付属カード>書籍付属カード#p7209f5e]]であり、その高い汎用性から入手しにくい[[カード]]であった。~
その後、[[GOLD SERIES]]に再録されたが、[[ノーマルレア>N-Rare]]であるので、入手難度はあまり変わっていない。~
海外版[[Absolute Powerforce]]のスペシャルエディションに収録されているため、海外版の方が入手しやすいだろう。~
--付属カードの中でも特に初期傷が多い事で有名な[[カード]]である。~
--ちなみに、[[Vジャンプ付属>書籍付属カード#p7209f5e]]出身のカードが店頭で販売されるパックに再録されるのは、[[《ブレイドナイト》]]以来の出来事である。~

-「ダンデライオン(ダンディライオン/dandelion)」とは、キク科タンポポ属の多年草の総称のこと。~
春、花茎を出し、舌状花だけから成る黄色の頭花をつける。~
痩果は褐色で、冠毛は白色、この冠毛は後に発達し風によって種子を四散させる役割を担う。~
花言葉は、「別離」「思わせぶり」「神のお告げ」などがある。~

--ライオンとタンポポを掛け合わせた[[モンスター]]であるのは、この[[英語名]]が由来である。~
きりっとした目つきは、この英語と「dandy(ダンディ/おしゃれな男)」を引っ掛けており、[[英語名]]でもそのような表記にされている。~
なお「ダンデライオン」の由来は元々「ライオンの牙」である。~
勘違いしがちだが、このカードのように花びらがライオンのたてがみに見えることではなく、ギザギザした葉っぱがライオンの牙に見えることに由来する。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおいて「十代vs光の波動の使者」戦で使用。~
元々は[[《E・HERO ネオス》]]や[[ネオスペーシアン>N]]同様、幼少時の十代のデザインした[[カード]]である。~
[[戦闘破壊]]されたことで発生した[[綿毛トークン]]を[[生け贄]]に、[[《E・HERO ネオス》]]を[[召喚]]した。~
「十代vs橘」戦で久しぶりに登場し、同じく[[綿毛トークン]]を[[《E・HERO ネオス》]]の[[生け贄召喚]]に利用した。~
「十代vs明日香」(2戦目)でも登場したが、複数の[[モンスター]]の[[攻撃]]により[[トークン]]共々全て[[破壊]]されてしまい、[[壁]]の役目のみを果たした。~
また、「異世界編」にて覇王から解放された十代の[[デッキ]]をエドが見ているときにこの[[カード]]があることが確認できる。~
4期では「十代vs空野」戦で久々に登場するが、[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]に[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]され、[[ホルスの黒炎竜]]のレベルアップを許してしまう。~
さらに[[綿毛トークン]]に[[《『守備』封じ》]]を使われたことによっての大[[ダメージ]]を受けてしまう。~
だが、後に[[《E・HERO ネオス》]]を[[召喚]]するための布石になった。~
アニメ初登場時は4本足で立っていたが、OCG版に合わせたのか後に2本足で立っている。~

--エックスとの戦いにおいても[[墓地へ送られている>墓地に送る]]が、[[綿毛トークン]]は出ていない。~
初登場の[[効果発動時]]、十代は「この[[カード]]が[[戦闘]]で[[破壊]]された時〜」と発言していることから、アニメでは[[戦闘破壊]]された時に[[発動]]する[[効果]]のようだ。~

--また、168話の冒頭でツトム少年が持っていた[[カード]]の中にも存在が確認できる。~
[[ネオスペーシアン>N]]等の十代がデザインした[[カード]]が量産化されたかは作中では語られていなかったが、少なくともこの[[カード]]は量産化されているようだ、過去にも迷宮兄弟の[[《ゲート・ガーディアン》]]も同じパターンがある。

--アニメ5D'sの公式サイトのデュエルワンポイントレッスンでアニメ準拠の画像が掲載された。~
テキストには「[[戦闘]]で[[破壊]]された時」と明記されており、[[イラスト]]も初登場時の四本足で立っているもので、その両側に[[綿毛トークン]]も描かれていた。

-コナミのゲーム作品において―~
[[エキスパート2006>ゲーム付属カード#r0b1b660]]では設定ミスなのか[[戦士族]]となっている。~
[[《増援》]]による[[サーチ]]に対応、[[《戦士の生還》]]で使いまわせるとは恐ろしい。~
さらに[[綿毛トークン]]も[[光属性]]となっているなど、登場直後の収録なためミスが散見される。~
また、[[TAG FORCE 2>ゲーム付属カード#ja2b037f]]では[[《E・HERO ネオス》]]関連の[[カード]]を収録したパックに収録され、[[WORLD CHAMPIONSHIP 2008>ゲーム付属カード#qe1d54fb]]では[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]がくれる等、[[ネオス]]関連の[[カード]]と縁がある。~
理由はもちろん上記通りに十代がデザイン・使用したためだろう。

**関連カード [#gcc3fd2e]
-[[《オイスターマイスター》]]
-[[《雲魔物−羊雲》]]

-[[《ジュラック・スタウリコ》]]
-[[《D−HERO ダブルガイ》]]
-[[《極星獣タングリスニ》]]

-[[《スプリット・D・ローズ》]]

-[[《ボタニカル・ライオ》]]

-[[《スケープ・ゴート》]]
-[[《迷える仔羊》]]

-[[綿毛トークン]]
-[[《トークン》(綿毛)]]

―《ダンディライオン》の姿が見られる[[カード]]
-[[《フレグランス・ストーム》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#m641b17c]
-[[【獅子黄泉帝】]]
-[[【植物族】]]
-[[【クイックダンディウォリアー】>【シンクロン】#v2549ad8]]
//『デッキに名前が入ってる以上、「代表的なカード」以外の何者でもない』との意見によりコメントアウトを解除します。

**収録パック等 [#g44f1913]
-[[Vジャンプ(2006年2月号) 付属カード>書籍付属カード#p7209f5e]] VJC-JP013 &size(10){[[Ultra]]};
-[[GOLD SERIES]] GS01-JP002 &size(10){[[N-Rare]],[[Gold]]};

**FAQ [#za1abdc6]
Q:[[フィールド]]以外の場所から[[墓地]]へ送られた場合でも、この[[誘発効果]]は[[発動]]しますか?~
A:はい。原則として、いかなる方法によって[[墓地]]へ送られた場合でも、この[[誘発効果]]は[[発動]]する事になります。~
  ただし、「『[[墓地]]に[[戻す]]』は『[[墓地に送る]]』ではない」ことだけは留意してください。

Q:《ダンディライオン》を[[カード]]の[[コスト]]で[[捨てた>捨てる]]時、[[相手]]が[[チェーン]]して[[《D.D.クロウ》]]の[[効果]]で[[墓地]]の《ダンディライオン》を[[除外しました>ゲームから除外する(取り除く)]]。~
  この場合、[[《ダンディライオン》]]の[[効果]]が[[発動]]する時点では《ダンディライオン》は[[墓地]]に存在しませんが、[[効果]]が[[発動]]しますか?~
A:その場合でも、[[チェーン]]処理後に[[効果]]が[[発動]]します。(08/10/14)

Q:その場合、その[[効果]]は[[墓地]]で[[発動]]することで扱いますか?~
  [[除外された>ゲームから除外する(取り除く)]]状態で[[発動]]することで扱いますか?~
  ([[《エンド・オブ・アヌビス》]]の効果によって[[無効]]になりますか?)~
A:その場合でも、《ダンディライオン》の[[効果]]は[[墓地]]にて[[発動]]する扱いとなります。~
よって、上記の状況で[[《エンド・オブ・アヌビス》]]の[[効果]]が[[適用]]されている場合、《ダンディライオン》の[[効果]]は[[無効]]になります。(10/01/12)~

Q:[[《ライトニング・ボルテックス》]]の[[発動]]に[[《転生の予言》]]を[[チェーン]]して[[コスト]]として[[墓地]]に捨てられた《ダンディライオン》を[[デッキ]]に[[戻した>戻す]]場合、《ダンディライオン》の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
  [[発動]]する場合、それは[[墓地]]でですか、[[デッキ]]でですか?~
A:どこで[[発動]]するかは[[調整中]]ですが、[[デッキ]]に戻した場合でも《ダンディライオン》の[[効果]]は[[発動]]します。(10/03/15)
A:[[デッキ]]に戻した場合でも《ダンディライオン》の[[効果]]は[[墓地]]で[[発動]]します。(11/02/04)

Q:[[ダメージ計算]]中に[[相手]]が[[発動]]した[[《オネスト》]]に対して、[[コスト]]として《ダンディライオン》を捨てて[[《天罰》]]を[[発動]]し[[無効]]にしました。~
  [[ダメージ計算]]時に[[チェーン]]は1度しか発生しませんが、この時《ダンディライオン》の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:[[チェーン]]がいつ発生するかの取り扱いは[[調整中]](ダメージ計算時、ダメージ計算後でもありません)。~
  しかし、上記一連[[チェーン]](オネスト→天罰)の解決後、[[ダメージ計算]]を行う前にそのまま《ダンディライオン》の[[効果]]を[[チェーン]]1で[[発動]]します。(11/1/21)
  また、この《ダンディライオン》の[[効果]]の[[発動]]に対してカードを[[チェーン]]できますか?~
A:上記の[[チェーン]]処理後に[[効果]]は[[発動]]しますが、[[チェーン]]がいつ発生するかは[[調整中]]です([[ダメージ計算]]時、[[ダメージ計算]]後でもありません)。~
  また、別の[[カード]]を新たに[[チェーン]]出来るのかも[[調整中]]です。(11/02/04)~

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//質問だけの投稿はお止めください。
//未発売カードに限り、(A:発売をお待ちください)とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。