*《ダンディライオン/Dandylion》 [#top]
 効果モンスター(制限カード)
 星3/地属性/植物族/攻 300/守 300
 (1):このカードが墓地へ送られた場合に発動する。
 自分フィールドに「綿毛トークン」
 (植物族・風・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。
 このトークンは特殊召喚されたターン、アドバンス召喚のためにはリリースできない。

 [[Vジャンプ(2006年2月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2006]]として登場した[[地属性]]・[[植物族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[墓地へ送られた]]場合、[[トークン]]2体を生成する[[誘発効果]]を持つ。~

 [[墓地へ送られた]]場合に[[発動]]する[[誘発効果]]は[[強制効果]]なので、いかなる方法で[[墓地へ送られた]]場合も、[[タイミングを逃さず>タイミングを逃す]]に[[トークン]]を生成できる。~
 また、[[墓地へ送られる>墓地へ送られた]]手段を問われないため、[[手札コスト]]はもちろん、[[デッキ]]から直接[[墓地へ送られた]]場合でも、問題なく[[トークン]]を[[特殊召喚]]できる。~

 生成した[[綿毛トークン]]は、[[壁]]の他、様々な用途に利用できる。~
 特に、[[レベル]]1のため、[[シンクロ召喚]]の[[レベル]]調整には重宝する。~
 [[《クイック・シンクロン》]]や[[《デブリ・ドラゴン》]]との相性の良さから、[[【デブリダンディ】]]をはじめ多くの[[【シンクロ召喚】]]系[[デッキ]]で活用される。~
 また、[[特殊召喚]]した[[ターン]]は不可能なものの、[[アドバンス召喚]]のための[[リリース]]としても有用。~
 [[《キャノン・ソルジャー》]]等によって[[アドバンス召喚]]以外で[[リリースする]]ことは可能であり、[[融合素材]]や[[シンクロ素材]]として[[墓地へ送る]]事もできる。~
 ただし、この[[カード]]と[[トークン]]は共に[[ステータス]]が非常に低いので、[[貫通]]能力を持った[[モンスター]]には[[ダメージ]]を受けやすい。~

 この[[カード]]及び[[綿毛トークン]]も[[植物族]]なので[[【植物族】]]ではさらに多くの用途がある。~
 [[《ローンファイア・ブロッサム》]]・[[《椿姫ティタニアル》]]・[[《超栄養太陽》]]・[[《ポリノシス》]]の[[リリース]]要員、[[《メリアスの木霊》]]の[[エクシーズ素材]]、[[《ボタニカル・ライオ》]]の[[攻撃力]]底上げ、[[《世界樹》]]の[[フラワーカウンター]]稼ぎと多方面で活用できる。~
 [[《ギガプラント》]]や[[《ロードポイズン》]]によって、何度も使い回すのが理想的である。~

-[[アドバンス召喚]]のために[[リリース]]した場合、原則として[[アドバンス召喚に成功した]]タイミングで[[誘発効果]]が[[発動]]する。~
--[[自分]]の《ダンディライオン》を[[リリースする]]事で、[[《砂塵の悪霊》]]を[[アドバンス召喚]]することに成功した場合、「《ダンディライオン》の[[誘発効果]]」と「[[《砂塵の悪霊》]]」の[[誘発効果]]」を、任意の順番で[[チェーン]]を組める。~
どちらも[[召喚]]成功時に[[発動]]する[[強制効果]]の[[誘発効果]]であるため、任意に順番を選べる。~
この時、先に《ダンディライオン》の[[誘発効果]]を[[チェーン]]に載せる事で、[[《砂塵の悪霊》]]の[[誘発効果]]によって[[綿毛トークン]]は[[破壊]]されない。~
(逆順処理により、[[《砂塵の悪霊》]]の[[破壊]][[効果]]を処理した後で[[綿毛トークン]]が[[特殊召喚]]される。)~
--この[[カード]]を[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]の[[シンクロ素材]]にした場合、[[強制効果]]のこの[[カード]]が[[任意効果]]の[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]の[[効果]]より先に[[チェーン]]を組むので、逆順処理により、[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]の[[全体除去]]の後で[[綿毛トークン]]が[[特殊召喚]]される。~
--詳しくは[[同時に複数のカードが発動した場合]]を参照。~
//さらに追記しておくと
//--[[モンスター]][[《落とし穴》]]・[[《天罰》]]等を[[発動]]する場合、[[チェーン]]2で[[発動]]された[[誘発効果]]に対して[[チェーン]]する形で[[発動]]される。~
//なお、[[《天罰》]]は「直前の[[効果]]に対してしか[[無効]]化を行えない」点に注意。
//--[[《砂塵の悪霊》]]の[[アドバンス召喚]]を[[《神の宣告》]]等で[[無効]]にした場合、[[召喚]][[無効]]化の処理後に《ダンディライオン》の[[誘発効果]]が[[発動]]する。

-[[【獅子黄泉帝】>【黄泉帝】]]の[[生け贄]]要員として[[《黄泉ガエル》]]と並び活躍し、[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]にて[[制限カード]]に指定された。~
その後[[【帝コントロール】]]系の[[デッキ]]が下火となり、[[10/03/01>禁止・制限カード/2010年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[準制限カード]]に緩和された。~
だが、[[シンクロ召喚]]の登場で再び第一線で活躍するようになり、特に[[《クイック・シンクロン》]]や[[《デブリ・ドラゴン》]]と組み合わせた[[【デブリダンディ】]]が猛威を振るった。~
こうした事態を受け、[[11/03/01>禁止・制限カード/2011年3月1日]]に再び[[制限カード]]に指定された。~

-初出が[[Vジャンプ(2006年2月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2006]]の限定であったため、[[効果]]も相まってシングル価格が高騰していた。~
何度か再録されているが、[[GOLD SERIES]]では[[ノーマルレア>N-Rare]]、[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]]では[[シークレットレア>Secret]]となり、入手困難な状態が続いた。~
[[デッキカスタムパック01]]で[[ノーマル>Normal]]で再録され、現在は[[トークン]]を利用できない[[エクシーズ召喚]]が主流の[[環境]]ということもあり、高騰していた価格もある程度落ち着いている。~

--[[Vジャンプ(2006年2月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2006]]は、[[書籍付属カード]]の中でも特に初期傷が多い事で有名な[[カード]]である。~

--[[Vジャンプ付属カード>書籍付属カード#VJ]]出身の[[カード]]が店頭で販売されるパックに再録されるのは、[[《ブレイドナイト》]]以来である。~

-[[カード名]]は「ダンデライオン(dandelion/タンポポ)」、「ライオン(lion)」、「ダンディ(dandy/お洒落な男性)」を掛け合わせた名前になっている。~
ちなみに、「dandelion」という英語はフランス語の「ダン=ド=リオン(dent-de-lion/ライオンの歯)」に由来しており、タンポポのギザギザとした葉っぱをライオンの歯に見立てたものである。~
この[[カード]]のようにタンポポの花びらをライオンのたてがみに見立てたというわけではない。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおいて「十代vs光の波動の使者」戦で十代が使用。~
元々は[[《E・HERO ネオス》]]や[[ネオスペーシアン>N]]と同様に、幼少時の十代のデザインした[[カード]]である。~
[[戦闘破壊]]されたことで発生した[[綿毛トークン]]を[[生け贄]]に、[[《E・HERO ネオス》]]を[[召喚]]した。~
「十代vs橘一角」戦で久しぶりに登場し、同じく[[綿毛トークン]]を[[《E・HERO ネオス》]]の[[生け贄召喚]]に利用した。~
「十代vs明日香」(2戦目)でも登場したが、複数の[[モンスター]]の[[攻撃]]により[[トークン]]共々全て[[破壊]]され、[[壁]]の役目のみを果たした。~
また、「異世界編」にて覇王から解放された十代の[[デッキ]]をエドが見ているときに、この[[カード]]が存在することが確認できる。~
4期では「十代vs空野」戦で久々に登場するが、[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]に[[戦闘破壊]]され、[[ホルスの黒炎竜]]のレベルアップを許すことになる。~
さらに[[綿毛トークン]]に[[《『守備』封じ》]]を使われたことによって大[[ダメージ]]を受けた。~
だが、後に[[《E・HERO ネオス》]]を[[召喚]]するための布石となった。~

--アニメ初登場時は4本足で立っていたが、[[OCG]]版に合わせたのか後に2本足で立っている。~

--「vsエックス」戦においても[[デッキ]]から[[墓地へ送られた]]が、[[綿毛トークン]]は[[特殊召喚]]されていない。~
初登場の[[効果発動時]]、十代は「この[[カード]]が[[戦闘]]で[[破壊]]された時〜」と発言していることから、アニメでは[[戦闘破壊]]された時に[[発動]]する[[効果]]のようだ。~

--また、168話の冒頭でツトム少年が持っていた[[カード]]の中にも存在が確認できる。~
[[ネオスペーシアン>N]]等の十代がデザインした[[カード]]が量産化されたかは作中では語られていなかったが、少なくともこの[[カード]]は量産化されているようだ。~

--アニメ5D's公式サイトのデュエルワンポイントレッスンでアニメ準拠の画像が掲載された。~
テキストには「[[戦闘]]で[[破壊]]された時」と明記されており、[[イラスト]]も初登場時の四本足で立っているもので、その両側に[[綿毛トークン]]も描かれていた。~

--アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};92話で、学園祭に参加する真月がこの[[モンスター]]のコスプレをしている。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[エキスパート2006>ゲーム付属カード#EX2006]]では設定ミスで[[戦士族]]となり、[[綿毛トークン]]も[[光属性]]となっている。~
//また、十代がデザインした[[カード]]であるためか、[[TAG FORCE 2>ゲーム付属カード#TF2]]では[[《E・HERO ネオス》]]関連の[[カード]]を収録したパックに収録され、[[WCS2008>ゲーム付属カード#WCS2008]]では[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]がくれる等、[[ネオス]]関連の[[カード]]と縁がある。~

--[[DUEL TERMINAL]]では一時期[[ナチュル]]の隠し[[デッキ]]「ナチュルの森の仲間たち」の補充候補となっていた。~
その後候補から外され、DTマスターガイドでも解説されていないため、[[ナチュル]]との関連性は不明。~

--遊戯王ONLINE DUEL ACCELERATORでは、シーズン19の[[制限改訂]]で[[禁止カード]]に指定されている。~

**関連カード [#card]
-[[綿毛トークン]]

-[[《トークン》(綿毛)]]

―効果関連
//墓地へ送られた時にトークンを2体生成するモンスター
-[[《極星獣タングリスニ》]]
-[[《雲魔物−羊雲》]]
-[[《ジュラック・スタウリコ》]]
-[[《ドッペル・ウォリアー》]]
-[[《ロックストーン・ウォリアー》]]

-[[《D−HERO ダブルガイ》]]

-[[《幻獣機オライオン》]]

-[[《スプリット・D・ローズ》]]
-[[《堕天使アスモディウス》]]

//―ライオン関連
//-[[《ガルヴァス》]]
//-[[《スーパー・ウォー・ライオン》]]
//-[[《ZW−獣王獅子武装》]]
//-[[《ナチュル・ガオドレイク》]]
//-[[《眠れる獅子》]]
//-[[《フォトン・レオ》]]
//-[[《ボタニカル・ライオ》]]
//-[[《紋章獣レオ》]]

―《ダンディライオン》の姿が見られる[[カード]]
-[[《フレグランス・ストーム》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【黄泉帝】]]
-[[【植物族】]]
-[[【クイックダンディ】>【デブリダンディ】#uedeca5e]]
-[[【デブリダンディ】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vジャンプ(2006年2月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2006]] VJC-JP013 &size(10){[[Ultra]]};
-[[GOLD SERIES]] GS01-JP002 &size(10){[[N-Rare]],[[Gold]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP206 &size(10){[[Secret]]};
-[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP002 &size(10){[[Gold]]};
-[[デッキカスタムパック01]] DC01-JP017 &size(10){([[N-Parallel]],[[Parallel]])};
-[[ストラクチャーデッキR−真帝王降臨−]] SR01-JP018
-[[20th ANNIVERSARY PACK 1st WAVE]] 20AP-JP0XX &size(10){[[Parallel]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[フィールド]]以外の場所から[[墓地へ送られた]]場合でも、この[[誘発効果]]は[[発動]]しますか?~
A:はい。原則として、いかなる方法によって[[墓地へ送られた]]場合でも、この[[誘発効果]]は[[発動]]する事になります。~
  ただし、「『[[墓地に戻す]]』は『[[墓地へ送る]]』ではない」ことだけは留意してください。~

Q:《ダンディライオン》を[[カード]]の[[コスト]]で[[捨てた>捨てる]]時、[[相手]]が[[チェーン]]して[[《D.D.クロウ》]]の[[効果]]で[[墓地]]の《ダンディライオン》を[[除外しました>ゲームから除外する(取り除く)]]。~
  この場合、《ダンディライオン》の[[効果]]が[[発動]]する時点では《ダンディライオン》は[[墓地]]に存在しませんが、[[効果]]が[[発動]]しますか?~
A:その場合でも、[[チェーン]]処理後に[[効果]]が[[発動]]します。(08/10/14)~

Q:その場合、その[[効果]]は[[墓地]]で[[発動]]することで扱いますか?~
  [[除外された>ゲームから除外する(取り除く)]]状態で[[発動]]することで扱いますか?~
  ([[《エンド・オブ・アヌビス》]]の効果によって[[無効]]になりますか?)~
A:その場合でも、《ダンディライオン》の[[効果]]は[[墓地]]にて[[発動]]する扱いとなります。~
よって、上記の状況で[[《エンド・オブ・アヌビス》]]の[[効果]]が[[適用]]されている場合、《ダンディライオン》の[[効果]]は[[無効]]になります。(10/01/12)~

Q:[[《ライトニング・ボルテックス》]]の[[発動]]に[[《転生の予言》]]を[[チェーン]]して[[コスト]]として[[墓地へ捨てられた]]《ダンディライオン》を[[デッキ]]に[[戻した>戻す]]場合、《ダンディライオン》の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
//  [[発動]]する場合、それは[[墓地]]でですか、[[デッキ]]でですか?~
A:[[デッキ]]に[[戻った>戻す]]《ダンディライオン》の[[効果]]は[[発動]]しません。(12/09/21)~
//A:[[デッキ]]に戻した場合でも《ダンディライオン》の[[効果]]は[[墓地]]で[[発動]]します。(11/02/04)

Q:[[《死者転生》]]の[[コスト]]としてこの[[カード]]を[[捨て>捨てる]]、[[コスト]]にしたこの[[カード]]自身を[[手札]]に[[加え>加える]]ました。~
  この[[カード]]の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:[[《死者転生》]]によって[[手札]]に[[加えた>加える]]この[[カード]]の[[効果]]は[[発動]]しません。(12/09/20)~
//http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=12526&keyword=&tag=0

Q:[[《正々堂々》]]の[[効果]]で[[手札]]を公開しています。~
  [[《死者転生》]]の[[コスト]]としてこの[[カード]]を[[捨て>捨てる]]、[[コスト]]にしたこの[[カード]]自身を[[手札]]に[[加え>加える]]ました。~
  この[[カードの効果]]は[[発動]]しますか?~
A:はい、[[発動]]します。~
  また、その[[効果]]は[[墓地]]で[[発動]]した扱いとなります。(12/10/21)~

Q:[[ダメージ計算時]]に[[相手]]が[[発動]]した[[《クリボー》]]の[[効果]]に対して、[[コスト]]で《ダンディライオン》を捨てて[[《天罰》]]を[[発動]]し[[無効]]にしました。~
  [[ダメージ計算時]]に[[チェーン]]は1度しか発生しませんが、このとき《ダンディライオン》の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
  [[発動]]する場合、どのタイミングで[[発動]]しますか?また、この《ダンディライオン》の[[効果]]に対して[[カード]]・[[効果]]を[[チェーン]]できますか?~
A:上記の状況で[[墓地へ送られた]]《ダンディライオン》は、[[ダメージ計算]]を行う前に[[効果]]が[[発動]]します。~
  また、この場合は[[ダメージ計算前]]、[[ダメージ計算時]]、[[ダメージ計算後]]のどのタイミングとも扱いません。~
  なお、このタイミングで[[発動]]した《ダンディライオン》の[[効果]]には、[[ダメージ計算時]]に[[発動]]できる[[カード]]・[[効果]]のみ[[チェーン]]できます。(14/03/28)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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