《チェンジ・スライム》 †
通常モンスター
星1/水属性/水族/攻 400/守 300
形を自由に変え、様々なものに変身するスライム。
STARTER BOXで登場した水属性・水族の下級モンスター。
最古のスライムモンスターである。
レベル1の通常モンスターであり、《トライアングルパワー》《弱肉一色》《同姓同名同盟》に対応する。
さらに水属性の通常モンスターであるため、《サルベージ》《闇の量産工場》を使う事で、墓地から2体まで回収できる。
《高等儀式術》を使い、レベル1通常モンスターを複数積み込んでデッキ圧縮と墓地を肥やす戦術も存在する。
これにより水属性モンスターを主軸とするデッキにはこのモンスターを投入する可能性もある。
手札に来ても《アビス・ソルジャー》のコストにできる。
水属性・水族・レベル1なので《湿地草原》に対応するが、他にも攻撃力が高いモンスターが存在するため、そちらの目的でお呼びがかかることはまずない。
しかも、現在存在している水属性・水族・レベル1の通常モンスターは皆このカードと攻撃力が同じであり、守備力はこのカードが最も低い。
絶版中で入手の困難さもあり、他と比べると優先順位は落ちると思われる。
チューナーモンスターである《ウォーター・スピリット》も、同じようなサポートカードに対応している。
- ヴァリュアブルブック1によると、姿だけなら《青眼の白龍》にもなれるらしい。
- スライムがゲームで登場したのは1974年に出版されたテーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』だった。
弾性の強い体で物理攻撃に滅法強く、触れた物を同化吸収し、強力な酸で武具を腐食させたりと、厄介極まりない危険なモンスターとして登場。
この設定は他のテーブルトークRPGにも継承されている。
ところが、コンピュータRPGにおいてその設定が一変し、ゲーム序盤に登場する弱いモンスターとして扱われるようになった。
さらにドラゴンクエストシリーズに登場するスライムがコミカルな外見を与えられたことや、同名の玩具が登場したことにより、スライムという存在そのもののイメージも大きく変わっていった。
- 原作・アニメにおいて―
チーム太陽が考案したデッキに少なくとも2枚投入されていた。
- コナミのゲーム作品において―
GB「遊戯王デュエルモンスターズ」では、《真紅眼の黒竜》と《デーモンの召喚》といった特定のカードとこのカードを同時に通信交換することで、一つのカードに融合できるという、触媒の様な役目を果たすモンスターだった(例の場合だと《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》になる)。
しかもゲーム中では確実に手に入る方法は通信対戦人数10人のボーナスでしかなく、それ以外は運良く初期デッキから手に入れるか、遊戯や梶木から凄まじい低確率で手に入れる方法しかないため、大変貴重なカードだった。
後にこの役割は《フュージョニスト》が担う事になる。
また、「真DM2 継承されし記憶」では、設定にある変身能力を活かした能力として「戦闘でのリバース時に相手モンスターの攻守をコピーする」という能力を持ち、攻撃表示にしておくことで擬似的なモンスター破壊の罠カードのように利用できたりもした。
さらに、「DM8 破滅の大邪神」では、《スライム増殖炉》を使うと何故かこのカードが出てくる。
たしかに、同じ「スライム」ではあるが…
このカードはOCGでは海外未発売であるが、「タッグフォース」などの作品では「Change Slime」の英語名が与えられている。
関連カード †
―色違いモンスター
収録パック等 †