*《ヂェミナイ・エルフ/Gemini Elf》 [#n39dacdb]
 通常モンスター
 星４/地属性/魔法使い族/攻1900/守 900
 交互に攻撃を仕掛けてくる、エルフの双子姉妹。

　[[BOOSTER4]]で登場した[[地属性]]・[[魔法使い族]]の[[下級モンスター]]。~
　複数存在する[[レベル]]４・[[攻撃力]]1900の[[通常モンスター]]の１体。~

　[[下級>下級モンスター]][[通常モンスター]]としては充分な[[攻撃力]]を持ち、登場時から長らく[[アタッカー]]として活躍した[[モンスター]]である。~
　ただし[[魔法使い族]]としては、より高い[[守備力]]や[[メリット]][[効果]]があり、[[属性]]もメジャーな[[《熟練の黒魔術師》]]・[[《クルセイダー・オブ・エンディミオン》]]が存在する。~
　現在の[[環境]]でこちらを使用するならば[[地属性]]・[[通常モンスター]]であることに注目したい。~

　[[シンクロ召喚]]を取り入れる[[【通常モンスター】]]では、[[《アーカナイト・マジシャン》]]の存在から採用してもよいだろう。~
　また[[《レスキューラビット》]]で[[リクルート]]すれば、[[《妖精王 アルヴェルド》]]や[[《アルケミック・マジシャン》]]等の[[エクシーズ召喚]]を行いやすくなる。~
　変わったところでは、[[魔法使い族]][[モンスター]]を軸として[[《風林火山》]]を使う[[デッキ]]で、[[地属性]][[モンスター]]として投入してもいい。~

-[[フレイバー・テキスト]]の「姉妹」のルビは「しまい」ではなく「きょうだい」。

-前述したとおり、[[効果モンスター]]が少なく打点も低かったころは、[[《ブラッド・ヴォルス》]]と共に「1900ライン」の[[レベル]]４[[アタッカー]]として活躍した。~
[[生け贄召喚]]のルールが適用された頃には初期の[[ノーマル>Normal]]に破格の値段が付いた事もあるほどである。~
その後、[[《魔導戦士 ブレイカー》]]や[[《デーモン・ソルジャー》]]の登場によって価値を大きく下げ、第一線からも姿を消すこととなった。~
現在は[[通常モンスター]]や[[魔法使い族]]の[[サポートカード]]により、再び利用価値は上がっている。~
古参[[決闘者>プレイヤー]]には思い出深い一枚だろう。

-現在の[[カード]]に比べると、極端に[[守備力]]が低く感じる。~
これは当時、[[レベル]]４の[[攻撃力]]と[[守備力]]の合計最大値が2850となっていたためである([[《岩石の巨兵》]]など、一部例外あり)。~
かつて[[アタッカー]]として有名だった[[《デーモンの召喚》]]や[[《メカ・ハンター》]]も、[[守備力]]の低さが[[レベル]]を下げている。

-[[英語名]]の「Gemini」はラテン語からの借用語で、一般的には双子座を意味する。~
双子を意味する英単語としては他に「Twin」が存在する。ファンタジー作品などでは雰囲気を出すためにあえて「Gemini」が使用されるケースもある。

--また英語でGeminiは通常「ジェミニ」と発音されるが、このカードのように「ヂェミナイ（ジェミナイ）」と読まれることもある。~

-海外版では[[イラスト]]修正がされており、胸元の露出が減っている。

-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナル「乃亜編」の「杏子vsビッグ２（大瀧）」戦で、杏子の[[デッキ]]に投入されていることが確認できる。~
杏子は他に[[《強欲な壺》]]・[[《天使の施し》]]・[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]等、強力な[[カード]]を多数投入している。~

--アニメGXでは、明日香の回想エピソードでの「明日香vsボーイ」戦で明日香がこの[[カード]]を[[召喚]]している。~
「十代vs遊戯」戦で十代が[[使用]]した[[罠カード]]《デス・アンド・リバース》の[[イラスト]]にも確認できる。~

--有名な[[通常モンスター]]ではあるが、アニメや漫画ではほとんど活躍していない。

-コナミのゲーム作品において―~
大抵のゲーム作品で闇遊戯が３枚[[積み>積む]]している。~
優秀な[[アタッカー]]が少ない遊戯[[デッキ]]を強化する際、[[魔法使い族]]であるこの[[カード]]はイメージを壊さずに投入できる[[アタッカー]]だったのだろう。~

--「遊戯王 フォルスバウンドキングダム」では１人ずつ２体の[[モンスター]]に分かれている。~
色黒の姉が《ヂェミナイ・エルフ−カチュア》、色白な妹が《ヂェミナイ・エルフ−ローラ》という名前になっている。~
カチュアが[[攻撃力]]1000・[[守備力]]500、ローラが[[攻撃力]]900・[[守備力]]400になっており、２人合わせると《ヂェミナイ・エルフ》と同値になる。~
このゲームでは一種類の[[モンスター]]は一体しか所持できないため、原作で複数枚登場した[[《青眼の白龍》]]・[[《ハーピィ・レディ》]]・[[《ブラック・マジシャン》]]も同様に固有名が追加されて別[[カード]]扱いになっているのだが、原作出身でもないのにこのような扱いを受けているのはこの[[カード]]しかいない。~
攻撃名はカチュアが「ライト・アロー」、ローラが「マジック・レイ」。姉妹二人が揃うと連携攻撃「ヂェミニ・ダブル・レジエーション」が使用可能。~

--[[WCS2008>ゲーム付属カード#qe1d54fb]]ではデュエリストとして登場する。~
[[《死皇帝の陵墓》]]を採用した[[【ブラック・マジシャン】]]を使用。~
２人組なのを活かし、[[タッグデュエル]]に出てきてもよさそうなものだが。

-神話・伝承において―~
エルフについては、[[《エルフの剣士》]]参照。

**関連カード [#z25ade94]
-[[《トゥーン・ヂェミナイ・エルフ》]]
-[[《ヂェミナイ・デビル》]]

―《ヂェミナイ・エルフ》の姿が見られる[[カード]]
-[[《絶対魔法禁止区域》]]

**収録パック等 [#r7c46603]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP094
-[[BEGINNER'S EDITION 2（第７期）]] BE02-JP071
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-091 &size(10){[[Rare]]};
-[[Booster Chronicle]] BC-34 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]],[[Parallel]]};
-[[Booster R2]] B2-31
-[[BOOSTER4]]
-[[ストラクチャーデッキ−魔法使いの裁き−]] SD6-JP004
-[[プロモカード]] T3-04
-[[プロモカード]] PC4-001