《テールスイング/Tail Swipe》

通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する 
レベル5以上の恐竜族モンスター1体を選択して発動する。 
相手フィールド上に存在する裏側表示モンスター 
または選択した恐竜族モンスターのレベル未満のモンスターを 
合計2体まで選択し、持ち主の手札に戻す。 

 ストラクチャーデッキ−恐竜の鼓動−で登場した、相手モンスターバウンスする恐竜族サポートカード
 「場に上級恐竜族が存在する」という、《巨竜の羽ばたき》に似た発動条件を持つ。
 しかし、《スタンピング・クラッシュ》と同じく「存在するだけ」で済むため負担は《巨竜の羽ばたき》よりも軽いだろう。
 選択して発動するだけなので、無効にされてもモンスターの損失はない。

 1枚のカードで2体のモンスターバウンスし得る効果は、確かに中々に侮れない。
 しかし、相手の場に存在する表側表示最上級モンスター効果を適用するには自分の場にも相応のレベルモンスターが必要となる。
 万能にバウンスし、対象融合モンスターシンクロモンスターなら容易に1:1交換になる《強制脱出装置》には汎用性の面で劣る。

 加えて、主に使われる上級恐竜族モンスター《暗黒ドリケラトプス》《究極恐獣》《超伝導恐獣》《ジュラック・タイタン》の4体。
 そのうち2体は、むしろ相手モンスターが存在していた方が都合のいいモンスターなので、あまり有効とはいえない。
 しかし、貴重な種族専用の除去カードである点は評価できる。
 いくら攻撃力が高くても《オネスト》は怖く、【恐竜族】《A・O・J カタストル》をかなり苦手とする。
 発動のタイミングは限られているが、せっかく【恐竜族】を組むなら、1枚くらいは採用しても損のないカードである。

関連カード

イラスト関連

収録パック等

FAQ

Q:裏側守備表示《ビッグ・シールド・ガードナー》《ミドル・シールド・ガードナー》が選択された場合、効果無効にできますか?
A:いいえ。相手モンスターを選択するのは効果解決時であり、「効果の対象」はあくまで恐竜族モンスターであるため、無効化できません。