*《デーモンの&ruby(しょうかん){召喚};/Summoned Skull》 [#l5adb5f0]
 通常モンスター
 星６/闇属性/悪魔族/攻2500/守1200
 闇の力を使い、人の心を惑わすデーモン。
 悪魔族ではかなり強力な力を誇る。

　[[Vol.4]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[上級モンスター]]。~
　[[デーモン]]の一体であり、[[《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》]]の[[融合素材]]。~
　唯一[[雷族]]以外で[[《魔霧雨》]]の[[発動]][[トリガー]]となる[[モンスター]]である。~

　普通に[[召喚]]するには効率が悪いものの、[[リリース]]１体で展開できるものの中では比較的[[攻撃力]]が高い。~
　見るべき点はやはり[[サポートカード]]の豊富な[[闇属性]]・[[通常モンスター]]という点であり、[[《Ｅ・ＨＥＲＯ プリズマー》]]や[[《終末の騎士》]]を用いる事で簡単に[[墓地へ送る]]事ができる。~
　[[《思い出のブランコ》]]や[[《ダイガスタ・エメラル》]]といったもの以外にも、[[《ヘル・エンプレス・デーモン》]]・[[《魔族召喚師》]]・[[《デーモンの雄叫び》]]などに対応しており、[[蘇生]]手段には事欠かない。~
　[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]・[[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]の[[媒体]]や[[《闇の誘惑》]]の[[手札コスト]]、[[《Ｅ−ＨＥＲＯ ダーク・ガイア》]]の[[融合素材]]として使用できるため、[[上級]][[通常モンスター]]の中でも扱いやすい[[カード]]である。~

　[[《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》]]の[[融合素材]]である点は、上記[[《Ｅ・ＨＥＲＯ プリズマー》]]に対応するだけでなく[[サポートカード]]を用いた連携が可能。~
　[[《メテオ・ドラゴン》]]と違い[[聖刻]]など[[ドラゴン族]]の[[サポートカード]]には対応しないが、代わりに[[《真紅眼の黒竜》]]および[[融合召喚]]先と[[闇属性]]の[[サポートカード]]を共有できる。~
　先の[[ウイルス]]や、[[《龍の鏡》]]・[[《闇の誘惑》]]を経由した[[《闇次元の解放》]]からの[[帰還]]など、高い[[攻撃力]]を活かした動きが取れる。~
　[[《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》]]と共に[[《ダイガスタ・エメラル》]]や[[《絶対魔法禁止区域》]]を用いた[[ビートダウン]]を狙ってもよいだろう。~

　[[【デーモン】]]においても、主力[[アタッカー]]の[[《デーモン・ソルジャー》]]と[[《思い出のブランコ》]]や[[《ダイガスタ・エメラル》]]を共有できるため扱いやすい。~
　また[[《魔族召喚師》]]とは[[レベル]]が共通するので、[[蘇生]]からの[[エクシーズ召喚]]を狙う事もでき、この際も[[通常モンスター]]である点から連携をとりやすい。~

-長い間、[[《サイバティック・ワイバーン》]]と並び[[レベル]]６以下の[[通常モンスター]]では最高の[[攻撃力]]を誇っていた。~
だが、[[STRIKE OF NEOS]]にて[[《フロストザウルス》]]に[[攻撃力]]・[[守備力]]共に追い抜かれた。~

-かつては[[レベル]]６までの[[上級モンスター]]の中では最高の[[攻撃力]]を誇り、エキスパートルールに変わった当初においては切り札の[[モンスター]]として活躍していた。~
[[《黒き森のウィッチ》]]から[[サーチ]]可能で、強力な[[罠カード]]封じである[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]を[[戦闘破壊]]する事ができ、なおかつ[[《月読命》]]単体に[[戦闘破壊]]されないという、高い[[攻撃力]]と絶妙な[[守備力]]を併せ持っていたのである。~

-[[後>闇魔界の脅威]]に[[真の姿と思われる形態>《迅雷の魔王−スカル・デーモン》]]が登場したが、[[次に現れた時>ANCIENT PROPHECY]]には[[アンデット化した>《アンデット・スカル・デーモン》]]。~
現在では[[また別の姿>《デーモンの将星》]]を象っている。~

-[[守備力]]が低い為か、原作よりも[[レベル]]を下げられ、OCGで登場した。~
しかしそれにより、エキスパートルールにおいて１体の[[生け贄]]で[[召喚]]できるようになった。~
[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]と共に低[[守備力]]に救われたラッキーな[[モンスター]]である。~
ザ・ヴァリュアブルブック２では「[[レベル]]６でこの[[攻撃力]]は反則かもしれない」とまで評価された。~
事実、現[[環境]]でも[[上級モンスター]]標準ラインの[[攻撃力]]2400を超える[[攻撃力]]を持っており、現在においても活躍は可能である。~

-[[カード名]]に名前でなく[[召喚]]行為を記している珍しい[[モンスター]]。~
こういったタイプの[[カード名]]を持つ[[モンスター]]はそういない。~
そのため「《デーモンの召喚》を[[召喚]]！」というネタがあり、アニメでもこのネタが使用された。~

-モデルはカードゲーム「マジック：ザ・ギャザリング」のクリーチャー「奈落の王/Lord of the Pit」。~
原作版の初登場時の絵柄や、原作[[イラスト]]をモデルとしていたバンダイ版のこの[[カード]]を見ると実感できる。~
OCG化に伴い、デザインが大幅に変更され、現在の[[イラスト]]になった。（アニメでは初めから変更後のデザインが使用されている）~

--「デーモンの召喚」という名称も当初のMTGのモンスタータイプの表記から来ている。~
現在のMTGで「クリーチャー―デーモン」と表記されている部分は、かつて「デーモンの召喚」と表記されていた。~
これは、MTGでは手札は「読んだ魔道書の記憶」という設定（[[《オシリスの天空竜》]]を参照）になっているからで、デーモンの召喚用魔術と言った意味合いである。~
遊戯王で言えば、「[[悪魔>悪魔族]]の[[召喚]]・[[効果]]」といった意味合いになる。~

-[[フレイバー・テキスト]]が変更された[[カード]]の１枚。~
旧[[テキスト]]は以下の通り。
 通常モンスター
 星６/闇属性/悪魔族/攻2500/守1200
 闇の力で心を惑わす。悪魔族ではかなりのレアカード。

--因みに、第一期の時点で[[EX]]に[[Normal]]で収録されており、「レアカード」と書かれたノーマル[[カード]]という矛盾したことになっていた。~

-原作・アニメにおいて―~
遊戯王最初の[[デュエル]]である「遊戯vs海馬」戦において、遊戯の切り札として登場。~
「[[悪魔族]][[モンスター]]の中では五指に入る[[レアカード]]」という位置付けであり、当時の遊戯の[[モンスター]]では最強の[[攻撃力]]を誇っていた。~
[[《ブラック・マジシャン》]]が祖父・双六から譲り受けたものである事を考えると、後々定番となった「主人公が使用する攻撃力2500の[[モンスター]]」の元祖は、この[[カード]]と言えるかも知れない。~
[[《巨大化》]]を装備した[[《ミノタウルス》]]を撃破し、[[《青眼の白龍》]]が[[召喚]]されるまで場を制圧し続けた。~
しかし原作においては[[レベル]]７[[モンスター]]であったため、[[《暗黒魔族ギルファー・デーモン》]]に後進を譲る形で姿を消すことになる。~
OCGのルールを使用していたアニメにおいては、その[[召喚]]のし易さから度々活躍している。~
「戦いの儀」では遊戯が使用。~
アテムの[[《疾風の暗黒騎士ガイア》]]を撃破し、[[《カース・オブ・ドラゴン》]]との連携攻撃で[[《ビッグ・シールド・ガードナー》]]を倒し、アテムの[[ライフポイント]]を大幅に削った。~
最後は、[[《秘術の書》]]で[[攻撃力]]の上がった[[《ブラック・マジシャン》]]に倒された。~
[[攻撃]]名は「魔降雷」。~

--上記の「遊戯vs海馬」戦の前に、双六のゲームショップに《デーモン》という[[カード]]が確認できる。~
[[イラスト]]・[[攻撃力]]・[[守備力]]全てがこの《デーモンの召喚》と同じなので、この[[カード]]が原型になったと思われる。~
次の回からは、《デーモンの召喚》の名で[[デュエル]]に登場した。~
また「バトルシティ編」終了後、町の子供達が[[デュエル]]している時に、上記の｢デーモンの[[召喚]]を[[召喚]]！｣と言っている子供がいる。~
使い手の遊戯は漫画・アニメ問わず上記の言い回しを避けており、「来い、《デーモンの召喚》！」などと叫んでいる。~

--「決闘王国編」の直前という設定である、小説版オリジナル[[デュエル]]「遊戯vsサイバー海馬」では最重要[[カード]]の一つにまでのし上がった。~
小説によると、｢魔降雷は魔法攻撃ではなく、純然たるエネルギー攻撃｣であるらしい。~
そのため、[[《ブラック・マジシャン》]]では倒せない《機械仕掛けの巨人》を倒す事ができた。~
しかし、この小説や王国編の「遊戯vs羽蛾」戦では「電気を良く通す」という理屈で[[攻撃力]]がアップしたり、アニメの「遊戯vsレアハンター」戦では[[《磁石の戦士α》]]に自身の[[攻撃力]]+α（なぜか1400+2500''+200''=4100となっていた）を与える事ができたりとよく判らない[[攻撃]]である。~
また、｢遊戯vsペガサス」戦でも[[守備力]]の数値表示が2300となっているシーンがある。~

--アニメGXでは「明日香vsタイタン」にてタイタンが使用。~
この時は、[[デーモン]]繋がりで《マタドール降臨の儀式 −ダーク・パセオ−》の[[生け贄]]になっただけである。~
「異世界編」における、「オブライエンvs[[スカルビショップ>《スカルビショップ》]]」との[[デュエル]]においても登場してはいるが、やはり[[《魔導雑貨商人》]]の[[効果]]で[[墓地]]に送られただけで活躍はしていない。~
「十代vs[[バードマン>《バードマン》]]」戦で[[バードマン>《バードマン》]]が使用した[[永続魔法]]《レベル・タックス》の[[イラスト]]、また「十代vs[[ズール>《暗黒界の騎士 ズール》]]」戦で[[ズール>《暗黒界の騎士 ズール》]]が使用した[[永続魔法]]《リング・オブ・デビルパワー》の[[イラスト]]に描かれている。~

--Ｄチーム・ゼアルの「遊馬vs亜隈雷蔵」戦において、雷蔵の最初の[[手札]]に存在していたのが確認できる。~

-コナミのゲーム作品において―~
初期のDMシリーズでは、[[《時の魔術師》]]と[[《未熟な悪魔》]]を[[融合]]することで[[召喚]]することができる。~
その理屈は「[[《時の魔術師》]]＋[[《ベビードラゴン》]]＝[[《千年竜》]]」の（[[融合召喚]]ではなく）原作[[効果]]に近いと考えていいだろう。~
他にも一部の[[悪魔族]][[モンスター]]と[[《転職の魔鏡》]]を[[融合]]することでも[[召喚]]できる。~
その後のOCG仕様になったゲームでは、その強さのため、原作やアニメでこの[[カード]]を使っていないキャラクターがしばしば使用してくる。~
WCS2009では[[《Ｔｈｅ ｓｐｌｅｎｄｉｄ ＶＥＮＵＳ》]]とタッグを組み登場。~
[[デッキ]]名は「デーモンだもん！」~

--[[DUEL TERMINAL]]では、[[デッキ]]次第でEXステージの遊戯が使用することがある。~
第13弾のデモ画面ではCPUも使用。~
[[《スノーマンイーター》]]を[[リリース]]して[[アドバンス召喚]]されたが、その[[ターン]]の[[攻撃]]は[[《攻撃の無力化》]]によって止められた。~
返しの[[ターン]]には[[《ジェムナイト・パール》]]に[[戦闘破壊]]された。~

--フォルスバウンドキングダムでは、遊戯編・６章「不毛の地」にさまようモンスターとして登場。~
中央に位置する拠点・ペガシタワーを占領すると現れ、こちらに攻撃を仕掛けてくる。~
序盤であるにも関わらずレベルは99となっており、苦戦は避けられない。~
倒すとこちらと契約をし、仲間になってくれる。~
その他、レベル２の魔法である「ブレイズ」を所持した状態で、敵兵士が引き連れている場合もある。~

--人の心を惑わすといった[[テキスト]]ではあるが、遊戯が使用した[[カード]]のためか、カードゲームタイプではないゲームではあっさりこちらに協力してくれる。~
上の[[デッキ]]名も考えると、[[テキスト]]の割に意外とユーモアと理解のある悪魔なのかもしれない。~

**関連カード [#q3f3d7e8]
-[[デーモン]]

-[[《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》]]

-[[《魔霧雨》]]

-[[《迅雷の魔王−スカル・デーモン》]]
-[[《デーモンの将星》]]
-[[《トゥーン・デーモン》]]

-[[《アンデット・スカル・デーモン》]]

**収録パック等 [#tbf2c7f2]
-[[Vol.4]] &size(10){[[Ultra]]};
-[[EX]]
-[[暗黒魔竜復活−REVIVAL OF BLACK DEMONS DRAGON−]] RB-03 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[Booster R3]] B3-02 &size(10){[[Ultra]]};
-[[EX-R]] EX-04
-[[LIMITED EDITION 3>LIMITED EDITION#ke3b0eac]] L3-01 &size(10){[[Ultra]]};
-[[Struggle of Chaos −闇を制する者−]] SC-51 &size(10){[[Ultimate]]};
-[[プロモカード]] T3-02
-[[DUELIST LEGACY Volume.2]] DL2-092 &size(10){[[Super]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP142 &size(10){[[Super]]};
-[[ANNIVERSARY PACK]] YAP1-JP003 &size(10){[[Ultra]]};
-[[DUEL TERMINAL −ヴァイロン降臨！！−]] DT09-JP001 &size(10){[[Rare]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 1（第７期）]] BE01-JP121 &size(10){[[Super]]};
-[[ハーフデッキプレゼントキャンペーン>プロモカード#da24637e]] HD13-JPD01
//最強ジャンプ8月号より