*《ディメンション・ウォール/Dimension Wall》 [#hdb364ab]
 通常罠
 相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
 この戦闘によって自分が受ける戦闘ダメージは、
 かわりに相手が受ける。

 [[CYBERNETIC REVOLUTION]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[自分]]の受ける[[戦闘ダメージ]]を[[相手]]に移す。~

 同系統の[[《魔法の筒》]]との相違点をまとめると以下の通り。

-長所
--[[モンスター]]には[[効果]]を及ぼさないため[[《禁じられた聖槍》]]を[[チェーン]]されても[[不発]]にならない([[ダメージ]]は減る)し、[[《星態龍》]]などにも効く。
--[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]ではないため、[[《椿姫ティタニアル》]]や[[《メンタルスフィア・デーモン》]]・[[《No.86 H−C ロンゴミアント》]]・[[《儀式魔人デモリッシャー》]]らに妨害されない。
--[[戦闘ダメージ]]として扱われるため、[[《マテリアルドラゴン》]]や[[《デス・ウォンバット》]]等でも逃れることはできない。
-短所
--[[モンスター]]を守る事ができない。
--[[戦闘を行った]]扱いとなるため[[剣闘獣]]の[[効果]][[発動]]を許してしまう。
--[[戦闘ダメージ]]であるが故に[[《トラゴエディア》]]の[[特殊召喚]]を許し、しかも[[バトルフェイズ]]中であるためそのまま追撃されてしまう。
--[[《アルカナフォースXIV−TEMPERANCE》]]の[[効果]]によって[[ダメージ]]を0にされてしまう。
--[[発動]]後に[[攻撃の巻き戻し>バトルステップの巻き戻し]]が発生した場合、[[攻撃]]を中止されると[[ダメージ]]を与えることができなくなる。

 概ね、[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]や[[罠>罠カード]]に[[耐性]]を持つ[[モンスター]]に対しても[[発動]]できる点で優れているが、[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]から守れない点で劣る。~
 この事から、基本的に[[直接攻撃]]されるタイミングで使用すべきで、[[直接攻撃]]を受けやすい性質を持つ[[スピリット]]・[[光神機]]・[[《サイバー・ドラゴン》]]といった[[モンスター]]達と相性が良い。~
 また、[[攻撃力]]の低い[[モンスター]]や[[貫通]][[効果]]で超過した[[戦闘ダメージ]]を移す目的でも使える。~
 [[《グレイブ・スクワーマー》]]や[[《アステカの石像》]]との相性は悪くないものの、[[攻撃表示]]で出すのは不自然であるため[[相手]]には間違いなく警戒される。~
 一応、[[相手]]の[[《お注射天使リリー》]]や[[《オネスト》]]の使用を牽制する事もできる。~

 [[伏せ除去]]には弱いが、[[コントロールデッキ>デッキ集/コントロール]]や[[バーンデッキ>デッキ集/バーン・デッキ破壊・特殊勝利]]では[[パワーカード]]になる力を秘めている。~
 とはいえ、大きな[[戦闘ダメージ]]を受けるという本来ならば好ましくない状況でしか役に立たず、これを用いた戦術は相応のリスクを背負う。~
 現在は[[伏せカード]]そのものが非常に[[除去]]されやすく、[[《魔法の筒》]]の[[制限解除]]からもそれが窺える。~
 [[バーン・デッキ破壊・特殊勝利>デッキ集/バーン・デッキ破壊・特殊勝利]][[デッキ]]との勝負でも[[腐る]]ので、[[《魔法の筒》]]との相違点も視野に入れ採用を検討したい。~

-[[イラスト]]には凄まじい形相の[[《戦士ダイ・グレファー》]]が[[《異次元の女戦士》]]を背後から襲う様子が描かれている。~
しかし、その攻撃は異次元を経て[[《戦士ダイ・グレファー》]]の背後から現れており、[[戦闘ダメージ]]を[[相手]]に返す[[効果]]はここからきていると思われる。~
[[《戦士ダイ・グレファー》]]はこの後異次元に追放されたが、後に[[帰ってこられた>《リバースディメンション》]]ようである。~

--左腕や頭髪の色等から、[[《荒野の女戦士》]]=[[《異次元の女戦士》]]という説も存在する。~
「[[マスターガイド2>書籍付属カード#u27ba37e]]」のこの[[カード]]の解説では、2者が同一人物であるように説明されている。~

--名前(ディメンション=次元)や[[イラスト]]から[[除外]]と関係ありそうだが、[[効果]]そのものは全くない。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「遊星vsジャン」戦において、ジャンがこの[[カード]]と類似した[[効果]]を持つ[[罠カード]]《リターン・ダメージ》を使用している。~
しかし、《リターン・ダメージ》の[[効果]]で発生する[[ダメージ]]は[[効果ダメージ]]のため、遊星の[[《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》]]の[[効果]]により[[ダメージ]]を反射されてしまった。~
あちらは[[攻撃宣言]]時ではなく[[ダメージ計算]]時に[[発動]]できる。~
また、アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};の「遊馬vsアリト」(1戦目、2戦目)において、この[[カード]]の[[上位互換]]とも言える《バトル・ラッシュ》が登場している。~
こちらは[[自分]][[ターン]]の[[バトルフェイズ]]でも[[発動]]でき、[[自分]]の[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]から守る事ができる。~
また、ZEXALIIでは[[自分]]の[[ターン]]には使えない《神秘の鏡》が登場している。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]では、第10弾からEXステージの龍可が使用。~
また、EXステージのイシズとオブライエンがデスティニースキャンに設定している。~
[[ライフ]]4000制のスピードデュエルでこの[[カード]]による[[戦闘ダメージ]]を受けると非常に危険である。~
[[相手]]からの[[戦闘ダメージ]]を[[相手]]に与えるという[[効果]]のためか、WCSやタッグフォースなどでは[[反射ダメージ]]として扱われる。~

**関連カード [#z9b9f35b]
-[[《ガード・ブロック》]]
-[[《スピリット・フォース》]]
-[[《魔法の筒》]]

-[[戦闘ダメージを相手に与えるカード>戦闘ダメージ#gb87204c]]

―[[イラスト]]関連
-[[《異次元の女戦士》]]
-[[《戦士ダイ・グレファー》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#s57c631e]
-[[【フルバーン】]]
-[[【スピリット】]]
-[[【ウォールバーン】]]

**収録パック等 [#uc924900]
-[[CYBERNETIC REVOLUTION]] CRV-JP059 &size(10){[[Rare]]};
-[[ストラクチャーデッキ−暗闇の呪縛−]] SD12-JP032
-[[EXPERT EDITION Volume.4]] EE04-JP059 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#l77458ea]
Q:[[《アマゾネスの剣士》]]の[[攻撃]]に対して《ディメンション・ウォール》を[[発動]]し、[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]ないし[[守備力]]が高かった場合、[[戦闘ダメージ]]はどちらの[[プレイヤー]]が受けますか?~
A:《ディメンション・ウォール》を[[発動]]した[[プレイヤー]]から見て[[相手]]が[[戦闘ダメージ]]を受けます。(09/04/06)

Q:《ディメンション・ウォール》[[発動]]後に[[巻き戻し>バトルステップの巻き戻し]]が発生、同じ[[モンスター]]で再度[[攻撃]]した際に《ディメンション・ウォール》の[[効果]]は適用されますか?~
A:はい、[[適用]]されます。(08/02/01)

Q:[[相手]][[フィールド]]上に[[《スピリットバリア》]]が存在しているときに《ディメンション・ウォール》の[[発動]]は可能ですか?~
A:[[相手]][[フィールド]]上に[[《スピリットバリア》]]が存在する場合、[[相手]]は[[戦闘ダメージ]]を受けないため、[[自分]]は《ディメンション・ウォール》を[[発動]]する事ができません。(09/08/17)

Q:この[[カード]]の[[発動]]に[[チェーン]]して[[相手]]が[[《デモンズ・チェーン》]]を[[発動]]し、[[攻撃]]を[[無効]]にした場合、《ディメンション・ウォール》の[[効果]]は次の[[戦闘]]に持ち越されますか?~
A:この[[戦闘]]とあるので、《ディメンション・ウォール》の[[効果]]が次の[[戦闘]]に持ち越される事はありません。(13/09/18)