遊戯王カードWiki - 《デス・デーモン・ドラゴン》のバックアップ(No.87)

《デス・デーモン・ドラゴン/Fiend Skull Dragon》 †

融合・効果モンスター
星５/風属性/ドラゴン族/攻2000/守1200
「グランド・ドラゴン」＋「レッサー・デーモン」
このモンスターの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
リバース効果モンスターの効果は無効化される。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードを対象にする罠カードの効果を無効にし破壊する。

　Struggle of Chaos －闇を制する者－で登場した風属性・ドラゴン族の融合モンスター。
　融合素材は《グランド・ドラゴン》と《レッサー・デーモン》。
　リバース効果と罠カードを無効化する２つの永続効果を持つ。

　生きる《王宮の号令》とも呼べる効果付き融合モンスター。
　更に、対象をとる罠に耐性を持ち、場持ちもそこそこ良い。
　《スノーマンイーター》等のリバースした時に発動する誘発効果は防げないが、《ライトロード・ハンターライコウ》を初めとした裏側守備表示モンスターを恐れず攻撃できるのは頼もしい。
　また、戦闘破壊した時に発動する誘発効果を併せ持つ《ニュート》や《リグラス・リーパー》等の弱体化効果も無効化できる。
　加えて対象をとる罠カードも無効化でき、《次元幽閉》や《強制脱出装置》も効かないため、自分のターンの間に除去される危険は少ない。

　このように効果自体は優秀なのだが、攻撃力が2000と低めの数値であるのがネックとなる。
　事故要因ともいえる融合素材達を使って融合召喚したこのモンスターを、《フォトン・スラッシャー》やエクシーズモンスターにあっさり戦闘破壊されてしまう事も多い。
　《強者の苦痛》や《収縮》で戦闘を補助する等、何らかのフォローを用意しておきたい。
　《龍の鏡》に対応しており、《グランド・ドラゴン》を《竜の渓谷》・《ダークフレア・ドラゴン》で墓地に落としておけば多少は出しやすくなる。

　また、対象をとらないカードなどには耐性がないため、過信は禁物。
　《聖なるバリア－ミラーフォース－》・《奈落の落とし穴》等、このカードを除去できる罠カードも多い。
　《幻想召喚師》で特殊召喚した場合、《幻想召喚師》が残っていれば彼の効果を無効にするためエンドフェイズに破壊されない。
　《地天の騎士ガイアドレイク》の存在もあるが、こちらも優秀なのでエクストラデッキに用意しておくといいだろう。

《幻想召喚師》で特殊召喚した場合にエンドフェイズにどうなるかは裁定が揺れている。
現在は「破壊されない(13/06/19)」裁定であるため、使用の際には確認しておきたい。

《簡易融合》では融合召喚できない。
正規の融合素材モンスターを使用した融合でしか融合召喚できないためである。

融合素材の《グランド・ドラゴン》と攻撃力が同じで、《レッサー・デーモン》より100ポイント低くなっている。

主に《魔導サイエンティスト》で特殊召喚されていたが、同カードが禁止カードになったことで頻繁に特殊召喚されることはなくなった。
一方で属性が対応していないために融合呪印生物の起動効果を用いて特殊召喚することは不可能。

かつてのテキストには「リバースモンスター」と曖昧な表記がされていた。
もちろんこれは、リバース効果モンスターの事である。

Struggle of Chaos －闇を制する者－での戦いにおいて、ドラゴンと悪魔が融合したモンスター。
リバース効果の無効化は《ドラゴン・ライダー》等がいるフリード軍に対するメタとなり、《連合軍》では実際に戦っている様子が見られる。
また、《冥王の咆哮》を使用するハ・デス軍にも有効である。

アメリカの規制に引っ掛かる「デス」「デーモン」の２語が使われているため英語名が大幅変更された。
直訳すれば「悪魔の髑髏竜」となり、日本名とあまり変わらない翻訳ができている。
なお、デーモンの英語名であるArchfiendが用いられていないが、海外ではデーモンとして扱われる。

コナミのゲーム作品において―
SPIRIT SUMMONERやWCS2007では、このカードは収録されているが、融合素材が２体とも収録されていない。
《デビル・フランケン》等で特殊召喚しろという事だろう。
続くWCS2008ではそれらが禁止カードとなったため、《幻想召喚師》がその役割を担うようになった。
ちなみに、そういった限定的な融合モンスターなのになぜかレアリティがウルトラレアである。