*《デビル・フランケン/Cyber-Stein》 [#zdba7a71]
 効果モンスター(禁止カード)
 星2/闇属性/機械族/攻 700/守 500
 5000ライフポイントを払って発動する。
 自分のエクストラデッキから融合モンスター1体を表側攻撃表示で特殊召喚する。

 [[BOOSTER6]]で登場した[[闇属性]]・[[機械族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[レベル]]を問わず、[[融合モンスター]]を[[特殊召喚]]する[[起動効果]]を持つ。~

 膨大な[[コスト]]も、[[攻撃力]]4000以上の[[モンスター]]を[[カード]]消費なしに[[特殊召喚]]できるとなれば、納得のいくものだろう。~
 専用の[[デッキ]]構築をせずとも、[[【スタンダード】]]にこれを1枚投入するだけで十分機能するのも大きい。~
 仮に[[コスト]]が満たせない時でも、[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]等の[[コスト]]に使える。~
 ハイリスクではあるものの、[[融合モンスター]]を簡単に[[特殊召喚]]できる[[効果]]の危険さが覗える[[カード]]である。~

-第2期には、この[[カード]]と[[《大嵐》]]、[[《青眼の究極竜》]]、そして[[《巨大化》]]を使用した[[1ターンキル]][[デッキ]]が一世を風靡した。→[[【デビル・フランケン】]]~
[[《突然変異》]]、[[《魔導サイエンティスト》]]らと共に[[正規融合]]を軽視する風潮を作り出した筆頭といえる。~
そして、[[《サイバー・ツイン・ドラゴン》]]と[[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]という強力な[[機械族]][[融合モンスター]]の登場以降、より価値が上昇する。~
[[《リミッター解除》]]や[[《巨大化》]]を併用し、確実かつ簡単に[[1ターンキル]]を狙える[[デッキ]]が登場したのである。~
また、[[《ネクロフェイス》]]と[[《魂吸収》]]の[[コンボ]]により、それまで難しかった[[効果]]の複数回使用が容易となった。~
結果、このような[[デッキ]]が[[環境]]を席巻したが、必ずしも勝率が高くない点からか、[[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]の[[制限改訂]]までは[[制限カード]]入りすることはなかった。~
しかし、海外では、[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]等の対抗策が少ないためこの[[カード]]が公式大会を支配することとなってしまった。~
そのため、海外では一足早く2006年12月21日に[[禁止カード]]になり、国内でも海外を次いでか[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]で[[禁止カード]]に指定された。~
上記の凶悪性を考えれば、[[制限復帰]]は難しいところ。

//-このカードで[[特殊召喚]]した[[融合モンスター]]に[[《巨大化》]]を使った[[1ターンキル]]を俗に「社長1キル」と呼ぶ。~
//これは下記の通り、ゲームで海馬がこの[[コンボ]]を使用していたことに由来する。

-Vジャンプ2007年2月号付録DVDにおける「千丈目vsカイザー海馬」において、カイザー海馬が使用。~
[[《クリッター》]]で[[サーチ]]し、[[《青眼の究極竜》]]を[[特殊召喚]]し、更に自身も[[ダイレクトアタック]]に成功、最終的に[[《エネミーコントローラー》]]の[[生け贄]]に使用された。~
ちなみに、この時シロノスはこの[[カード]]のことを「こいつの[[効果]]は超強力ナノーネ」と評価していた。~

//-原作・アニメにおいて―~

-コナミのゲーム作品において―~
GBのDMシリーズでは[[効果]]を持たない[[モンスター]]として登場し、オリジナルの[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が存在する。~
「地下研究所で開発された悪の機械 口からミサイルを出す」と書かれている。~
またGBAソフト「遊戯王DM6 EX2」で、海馬がこの[[カード]]を用いた積み込み[[コンボ]]を使用してくる。~
詳細は[[こちら>【デビル・フランケン】#wd370853]]。~
//初手であらかじめ用意されたこのカードの他、当時は制限であった[[《ハーピィの羽根帚》]]・[[《サンダー・ボルト》]]などで場を一掃し、[[《巨大化》]]を[[装備>装備魔法]]した[[《青眼の究極竜》]]で[[1ターンキル]]を仕掛ける戦術を採っていた。~
//しかも、これらのカードがかなりの高確率で初手に揃っており、[[《王宮の勅命》]]などの対抗手段がないと勝負にならなくなってしまう。~
//ただし、モクバとのデュエルに乱入して来た際は初手に揃う確率がかなり低くなる。~
また、このゲームでは一番弱いキャラのモクバも「兄様直伝」として使うことがある。

-神話・伝承において―~
小説「フランケンシュタイン」には、科学者ヴィクター・フランケンシュタイン
と、彼によって死体を繋ぎ合わせて作られた人造人間が登場している。~
その[[モンスター効果]]は、「死体の継ぎ接ぎで作られた人造人間」に、「[[モンスター]]同士の[[融合]]で生まれた[[融合モンスター]]」を関連付けているのであろう。

--よく勘違いされるが、「フランケンシュタイン」とは人造人間の名ではなく、それを創造した博士の名である。~
人造人間の方は、フランケンシュタイン博士が特に固有名を付けなかった為に名を持たず、「フランケンシュタインの怪物」または「フランケンシュタインの創造物」等と称される。~

**関連カード [#j247ef71]
-[[《幻想召喚師》]]
-[[《魔導サイエンティスト》]]

-[[《簡易融合》]]

-[[《ゲール・ドグラ》]]


-[[《No.22 不乱 健》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#f1f027ab]
-[[【デビル・フランケン】]]
-[[【未来オーバー】]]

**収録パック等 [#i0b26c19]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP100 &size(10){[[Rare]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP075 &size(10){[[Rare]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-108 &size(10){[[Rare]]};
-[[Booster R3]] B3-22
-[[BOOSTER6]]
-[[Booster Chronicle]] BC-59 &size(10){[[Super]]};
-[[STRUCTURE DECK−海馬編−]] KA-12
-[[STRUCTURE DECK−海馬編− Volume.2]] SK2-047

**FAQ [#o4729b47]
Q:「この[[カード]]は[[融合召喚]]のみでしか[[特殊召喚]]できない」という[[効果]]を持っている[[融合モンスター]]を、この[[カードの効果]]で[[特殊召喚]]する事ができますか?~
A:[[融合召喚]]ではないので不可能です。

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