チューナー(効果モンスター)(制限カード) 星4/風属性/ドラゴン族/攻1000/守2000 このカードが召喚に成功した時、 自分の墓地に存在する攻撃力500以下のモンスター1体を 攻撃表示で特殊召喚する事ができる。 この効果で特殊召喚した効果モンスターの効果は無効化される。 このカードをシンクロ素材とする場合、 ドラゴン族モンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。 また、他のシンクロ素材モンスターはレベル4以外のモンスターでなければならない。
CRIMSON CRISISで登場した風属性・ドラゴン族の下級モンスターのチューナー。
召喚に成功した時にモンスターを蘇生する誘発効果と、ドラゴン族シンクロモンスターのシンクロ素材にしか使えずレベル制限も付くルール効果を持つ。
自身の効果によって、すぐにシンクロ素材を揃えることが可能だが、厳しい制約がつく。
ドラゴン族モンスター以外のシンクロ召喚に使用できず、レベル4モンスターをシンクロ素材に使えない。
現存するドラゴン族シンクロモンスターのレベルは5〜10なので、主にレベル2〜3のモンスターを使うことになる。
トークンや《黄泉ガエル》、役目を終えたリバース効果モンスターなどを使えばレベル8のシンクロモンスターも少ない消費で出すことが可能。
このカードと自身の効果で蘇生させたモンスターのみで、シンクロ召喚可能なシンクロモンスターは現時点で11体存在する。
以下はその一覧と、かっこ内は素材の条件。
これらのカードの中でも、《ブラック・ローズ・ドラゴン》は素材指定もなく1枚の手札消費で場をリセットできるため、非常に優秀である。
《氷結界の龍 グングニール》は、素材指定があり手札コストを必要とするものの破壊するカードの枚数を選択でき、効果使用後に追撃が可能。
相手フィールド上のカードが2枚以下の場合や自分フィールド上にモンスターが複数展開している場合はこちらを選択するのも良い。
このカード単体でレベル7のドラゴン族シンクロモンスターをシンクロ召喚するには、攻撃力500以下でレベル3、そしてチューナーではないモンスターが墓地に存在する必要がある。
その条件を満たすモンスターの中には《ダンディライオン》・《カードガンナー》・《マシュマロン》など、強力なモンスターも多数存在する。
蘇生したモンスターの効果は無効化されるが、墓地で効果が発動する《ダンディライオン》や《カードガンナー》などの効果は使うことができる。
特に《ダンディライオン》は、シンクロ召喚の素材とした場合2体の綿毛トークンを得ることができ、自身は《ブラック・ローズ・ドラゴン》の効果のコストにもなるので相性が良い。
《カードガンナー》は攻撃力上昇効果は無効になるものの、モンスター効果の発動自体はできるので、コストとしてデッキトップを墓地へ送る事で墓地を肥やすことが可能である。
破壊され墓地へ送られた際のドロー効果は有効なので、万が一《激流葬》を発動されても元は取れる。
デッキ毎に攻撃力500以下かつレベル3のモンスターを挙げてみると、以下のモンスターが蘇生候補に挙がる。
これらのカードは全て《地獄の暴走召喚》に対応しており、優秀な効果を持つモンスターも多い。
特に《電池メン−単三型》は《地獄の暴走召喚》との相性が抜群である。
(ただし、このカードが特殊召喚した《電池メン−単三型》は効果が無効化されるため、攻撃力が0となる点には注意。)
また、《氷結界の龍 トリシューラ》は、このカード単体ではシンクロ召喚できないものの《ダンディライオン》などを用いればかなり容易に出せる上効果も強力なので、有力な選択肢となる。
《エクスプロード・ウィング・ドラゴン》をこのカード単体でシンクロ召喚する場合、長らく効果の噛み合わない《トライゴン》を蘇生するしかなかったが、後にサーチ効果を持つ《ポケ・ドラ》が登場した。
こちらも運用には少々難があるが、以前より狙いやすくなったと言える。
《トライデント・ドラギオン》は、単体でシンクロ召喚出来る条件を満たせるモンスターがいない。
蘇生したモンスター以外のドラゴン族モンスターと合わせるか、《C・ドラゴン》をシンクロ召喚してそこからさらなるシンクロ召喚に繋げるのが良いだろう。
【ドラグニティ】においては《シールド・ウィング》や《BF−熱風のギブリ》などと併せればそれぞれレベル6・7のドラグニティナイトをシンクロ召喚する事ができる。
このカード1枚からドラグニティナイトに繋げる事ができる鳥獣族モンスターの種類は【ドラグニティ】を参照のこと。
【コンタクト融合】では《N・フレア・スカラベ》・《N・グロー・モス》・《クロス・ポーター》を蘇生できる。
このカードに《ヒーロー・マスク》を使用してカード名を《E・HERO ネオス》とすることで、コンタクト融合も狙える。
また、このカードによって蘇生されたネオスペーシアンと新たに召喚された《E・HERO ネオス》でコンタクト融合を行った場合も、《コンタクト・アウト》後にシンクロ召喚できるのでネオスペーシアンの低ステータスを晒さずに済む。
特に《N・グロー・モス》はフィールドに留まるだけで相手にドローの機会を与えてしまうのでアフターケアの手段としては非常に有効である。
他にも、蘇生した《N・グロー・モス》に《NEX》を使い《N・ティンクル・モス》を特殊召喚できる。
《コンバート・コンタクト》・《E・HERO プリズマー》による墓地肥やしが容易なので、このカードは大いに活躍する。
【ネオス・ワイズマン】では《ユベル》を蘇生することで、上記と同様の手段で《ネオス・ワイズマン》の特殊召喚条件を揃えることができる。
また、このカードの効果で戦闘破壊耐性が無効となった《ユベル》を自爆特攻させて、《ユベル−Das Abscheulich Ritter》につなぐことが可能。
他にも、蘇生させた《ユベル》を《ブラック・ローズ・ドラゴン》の破壊に巻き込むコンボも考えられる。
【おジャマ】では、《おジャマ・カントリー》下で攻撃力2000のチューナーになり、自身の効果でおジャマを蘇生できる。
変わった所では《アーカナイト・マジシャン》も蘇生できる。
《バスター・モード》から《アーカナイト・マジシャン/バスター》に繋げたり、《超融合》等で《覇魔導士アーカナイト・マジシャン》を融合召喚することができる。
また、エクシーズ召喚の登場により、ランク4エクシーズモンスターを特殊召喚できるようになった。
シンクロ召喚に関する制約を完全に無視出来るので、展開の幅が広がった。
―効果関連
Q:それぞれの効果分類は何ですか?
A:蘇生効果は誘発効果、後半の効果は特に分類はなく、いかなる場合でも無効化されない効果(ルール効果)です。(08/11/15)
Q:《スキルドレイン》が存在する場合、シンクロ素材利用の制限を無視できますか?
A:不可能です。《スキルドレイン》下でもこのカードのルール効果は無効になりません。(08/11/15)
Q:この効果で墓地から特殊召喚されたモンスターの制約を、《月の書》・《亜空間物質転送装置》でキャンセルできますか?
A:できます。(08/11/15)
Q:この効果で墓地から特殊召喚されたモンスターの制約を、《スキルドレイン》でキャンセルできますか?
A:できません。(09/06/28)
Q:このカードの効果で自分の墓地に存在する《カードガンナー》を蘇生させました。
この時、《カードガンナー》の効果は《デブリ・ドラゴン》の効果で無効化されていますが、《カードガンナー》のコストを支払うことは可能でしょうか?
A:《デブリ・ドラゴン》の効果によって、墓地から特殊召喚した効果モンスターの効果は無効化されますが、特殊召喚した《カードガンナー》の効果を発動する事はできます。
また、発動コストが必要な効果を発動する場合、コストを支払わなければ発動しません。(09/01/04)
Q:《レベル変換実験室》でレベル4にした《チューニング・サポーター》を、レベル2として扱ったこのカードとシンクロ素材にすることができますか?
A:《チューニング・サポーター》自身の効果によって、レベル2として扱い、シンクロ召喚する事ができます。(08/11/28)
Q:《ファントム・オブ・カオス》でこのカードの効果を得て、レベル4またはその以外のチューナーとシンクロ召喚することができますか?
また、ドラゴン族モンスター以外のシンクロ召喚に使用する事ができますか?
A:《デブリ・ドラゴン》の『このカードをシンクロ素材とする場合、ドラゴン族モンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。また、他のシンクロ素材モンスターはレベル4以外のモンスターでなければならない。』とは、効果の扱いではありません。
よって、《ファントム・オブ・カオス》の効果によって《デブリ・ドラゴン》の効果を得た場合でも、ドラゴン族モンスター以外のシンクロ召喚に使用する事ができます。(09/04/01)
Q:このカードの効果で特殊召喚したモンスターがフィールド以外で発動する効果は有効ですか?
例えば《ダンディライオン》や《カードガンナー》、《黄泉ガエル》です。
A:有効です。(08/11/26)
Q:《デブリ・ドラゴン》の特殊召喚効果にチェーンして《月の書》を発動すれば、または特殊召喚に成功した後《デブリ・ドラゴン》に《月の書》を発動すれば、特殊召喚したモンスターの効果は有効になりますか?
A:《デブリ・ドラゴン》の召喚成功時の効果にチェーンをして、《月の書》を発動し、《デブリ・ドラゴン》を裏側守備表示にした場合でも、モンスターを特殊召喚する事ができます。
しかしどちらの段階で《デブリ・ドラゴン》が裏側表示になったとしても、効果によって特殊召喚されたモンスターの効果は無効化されます。(09/04/01)
Q:このカードの効果で自分の墓地に存在する《ローンファイア・ブロッサム》を蘇生させました。
その場合、《ローンファイア・ブロッサム》の効果は《デブリ・ドラゴン》の効果で無効化されていますが、《ローンファイア・ブロッサム》の効果で自身をリリースした場合、《ローンファイア・ブロッサム》の効果は適用されますか?
A:《ローンファイア・ブロッサム》の植物族をリリースする効果は発動できます。
しかし、自身をコストとしてリリースした場合でも、フィールド上で発動しているので、植物族をデッキから特殊召喚する効果は無効化されます。(10/04/25)
Q:このデブリ・ドラゴンの効果で《マスクド・チョッパー》を特殊召喚しました。その《マスクド・チョッパー》が戦闘で相打ちになった場合、《マスクド・チョッパー》の効果はデブリ・ドラゴンの効果で無効になりますか?
A:《マスクド・チョッパー》の効果は無効にならず、相手ライフにダメージを与える事ができます。(11/07/21)