*《デモンズ・チェーン/Fiendish Chain》 [#x4453795]
 永続罠
 フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。
 選択したモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
 選択したモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。 

 [[ABSOLUTE POWERFORCE]]で登場した[[永続罠]]。~
 [[効果モンスター]]の[[攻撃]]を封じ、[[モンスター効果]]を[[無効]]化する[[効果]]を持つ。

 [[《禁じられた聖杯》]]と同じく[[チェーン]][[発動]]で[[効果]]を[[無効]]にするため、[[召喚成功>召喚に成功した]]時に[[発動]]する[[誘発効果]]等にも有効である。~
 [[攻撃]]を封じる点も便利で、[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]等の高い[[攻撃力]]と強力な[[除去]][[効果]]をあわせ持つ[[モンスター]]に対して有効といえる。~
 [[《エヴォルカイザー・ラギア》]][[《真六武衆−シエン》]]などの、強力な[[無効]][[効果]]を持つ[[モンスター]]の[[効果]]に[[チェーン]][[発動]]し、ロス無しで動きを封じるのもいいだろう。~

 [[永続罠]]ということで、繰り返し[[手札]]に戻す事のできる[[【セルフ・バウンス】]]でも中々便利な[[カード]]になる。~
 [[《禁じられた聖杯》]]は使いきりだが、こちらは[[バウンス]]して再び[[セット]]すれば、何度でも[[モンスター効果]]を[[無効]]にすることができる。~
 [[《宇宙砦ゴルガー》]]の方は[[除去]][[効果]]を持っているので「止めて戻して[[除去]]してまた[[セット]]する」という流れができれば理想的。~

 選択した[[モンスター]]が[[破壊]]以外で[[フィールド]]を[[離れた>離れる]]場合は、この[[カード]]は[[破壊]]されずに[[フィールド]]に残り続ける点にも注目。~
 つまり[[リリース]]されたり[[エクシーズ素材]]に使われても[[自壊]]しないので、[[《霞の谷のファルコン》]]を2〜3枚採用している[[デッキ]]では、この[[自壊]]しない性質を最大限に活かすことができる。~
 [[《砂利ケーン》]]等で残ったこの[[カード]]を回収することもできる。~

 しかし[[《禁じられた聖杯》]]の様に[[ダメージステップ]]では[[発動]]できず、[[永続罠]]なので[[発動]]が遅れる上に[[除去]]にも弱いのが難点。~
 特に[[《サイクロン》]]を[[チェーン]]されるだけで[[効果]]の[[無効]]化にも失敗してしまう点は痛く、[[《エフェクト・ヴェーラー》]]に比べると安定性自体は低い。~
 だが、維持できればその[[モンスター]]を止め続けられる点では勝る。~

 また、[[モンスター]]を[[対象にとり続ける効果>対象をとる(指定する)効果]]である要素も見逃してはいけない。~
 この点を活かして、[[《侵略の汎発感染》]]を[[サーチ]]した[[《ヴェルズ・オピオン》]]を後出しで止められる数少ない[[罠カード]]であるのは特筆すべき点だといえる。~
 [[《侵略の汎発感染》]]はその[[ターン]]はこの[[カードの効果]]を受けさせないが、[[対象]]を外すわけではない。~
 つまり、次の[[ターン]]からは再び無力化でき、[[上級モンスター]]の[[特殊召喚]]も可能となるのである。~
 [[《ヴェルズ・オピオン》]]など、特定の制圧力の高い[[モンスター]]1枚で完封されてしまう[[デッキ]]は多く、それらの[[デッキ]]に[[メインデッキ]]である程度の対策を施したい場合、高い[[汎用性]]を持つこの[[カード]]の採用は十分に考えられるだろう。~

-[[発動]]はできるが[[無効]]になる点や[[無効]]化の範囲は、[[《スキルドレイン》]]や[[《D−HERO Bloo−D》]]と同じである。~
[[効果]]を[[発動]]した[[モンスター]]かこの[[カード]]が[[効果解決時]]に[[フィールド]]に[[表側表示]]で存在しない場合、[[効果]]は[[無効]]にならない。~

-[[《六芒星の呪縛》]]との主な違いは、[[効果モンスター]]にしか使えないことと、[[自分]]の[[モンスター]]も[[対象]]に選択できることである。~
また[[《闇の呪縛》]]や[[《拷問車輪》]]は選択した[[モンスター]]が[[破壊]]以外で[[フィールド]]を[[離れて>離れる]]も[[自壊]]する点で、[[効果]]の性質が異なる。~

-和名を直訳すると「悪魔の鎖」となるが、[[英語名]]を訳すると「悪魔のような鎖」となる。~
[[イラスト]]の[[メタルデビル・トークン]]と思われる[[モンスター]]も、封じられているのか、または鎖を発生させているのかもよく解らない[[カード]]である。~
アニメでの[[効果]]を考えると、[[メタルデビル・トークン]]は元々この鎖で縛られているのかもしれない。~

-上記の特性故に比較的[[汎用性]]のある[[永続罠]]だが、登場当初は[[アドバンテージ]]を得られるわけではない性能が低く見られ、[[【セルフ・バウンス】]]などの一部の[[デッキ]]で細々と使われるだけであった。~
その後、凶悪な[[効果モンスター]]が台頭し[[《エフェクト・ヴェーラー》]]が[[必須カード]]に上りつめると、類似[[効果]]を持ち拘束力の高いこの[[カード]]も必然的に評価されたが、[[スーパーレア>Super]]であるゆえ非常に入手困難な1枚となっていた。~
幸い現在では[[デュエリストボックス2012]]や[[デュエリストセット Ver.ダークリターナー]]などに再録されており、言語に拘らなければ[[Battle Pack:Epic Dawn]]や[[Structure Deck:Samurai Warlords]]でも手に入るため、入手は容易い。~
幸い現在では[[ストラクチャーデッキ−青眼龍轟臨−]]や[[デュエリストセット Ver.ダークリターナー]]などに再録されており、言語に拘らなければ[[Battle Pack:Epic Dawn]]や[[Structure Deck:Samurai Warlords]]でも手に入るため、入手は容易い。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「遊星&ジャック&クロウvsレクス・ゴドウィン」戦においてジャックが使用。~
アニメでは[[モンスター]]の[[リリース]]も封じる事ができたが、[[自分]]の[[ライフポイント]]が1000以下になると[[自壊]]する[[デメリット]]があった。~
[[《太陽龍インティ》]]を[[対象]]に[[発動]]されるが、[[《地縛神 Wiraqocha Rasca》]](アニメ仕様)の[[効果]]により[[ライフポイント]]を1にされ[[破壊]]された。~
「ジャックvs吉蔵」戦で久しぶりに登場し、《手をつなぐ魔人》の[[モンスター効果]]を[[無効]]にする事で鉄壁のガードを切り崩した。~
この時はOCG仕様の[[効果]]になっていたが、[[テキスト]]が初登場時のものになっていた。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]では第10弾からEXステージのジャックが使用。~
[[効果]]の説明はOCGに準拠している。

**関連カード [#pc3ceb89]
-[[《六芒星の呪縛》]]
-[[《闇の呪縛》]]
-[[《拷問車輪》]]
-[[《超古代生物の墓場》]]
//-[[《破邪の刻印》]]
-[[《Vain−裏切りの嘲笑》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《デビルズ・サンクチュアリ》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#v52f1745]
-[[【セルフ・バウンス】]]

**収録パック等 [#e43eafb8]
-[[ABSOLUTE POWERFORCE]] ABPF-JP064 &size(10){[[Super]]};
-[[デュエリストボックス2012]] DB12-JP038
-[[DUELIST EDITION Volume 4]] DE04-JP118 &size(10){[[Super]]};
-[[デュエリストセット Ver.ダークリターナー]] DS13-JPD33
-[[ストラクチャーデッキ−青眼龍轟臨−]] SD25-JP035

**FAQ [#ca7867b3]
Q:[[モンスター効果]]に[[チェーン]]して[[発動]]し、[[効果解決時]]にその[[モンスター]]が[[表側表示]]で[[フィールド]]上に存在する場合、[[効果]]は[[無効]]化されますか?~
A:はい、[[《禁じられた聖杯》]]と同様に、[[チェーン]][[発動]]の場合でも[[無効]]化することができます。~
  ただし選択した[[モンスター]]が[[効果解決時]]に[[フィールド]]上に存在しない場合は[[無効]]になりません。(09/11/14)

Q:この[[カード]]で選択されている[[モンスター]]は、自身を[[コスト]]として[[リリース]]して[[発動]]する[[モンスター効果]]も[[無効]]化されますか?~
A:いいえ、[[対象をとる>対象をとる(指定する)効果]]関係がなくなるので、[[無効]]化されません。(09/11/14)

Q:[[モンスター]]の[[攻撃宣言]]から[[バトルステップ]]の間に[[発動]]した場合、その[[攻撃]]を止められますか?~
A:可能です。(09/12/03)

Q:[[《宮廷のしきたり》]]が存在する状態で、この[[カード]]で選択されている[[モンスター]]が[[破壊された]]場合、この[[カード]]は自身の[[効果]]により[[破壊]]されますか?~
A:[[破壊]]されず、[[フィールド]]に残ります。(10/07/08)

Q:[[効果]]を持った[[融合モンスター]]や[[シンクロモンスター]]を[[対象]]に[[発動]]できますか?~
A:はい、[[効果]]を持つ[[モンスター]]は[[シンクロモンスター]]などでも[[効果モンスター]]扱いなので可能です。(10/02/27)

Q:[[《次元幽閉》]]に[[チェーン]]してこの[[カード]]を[[発動]]した場合、[[対象]]となった[[モンスター]]はゲームから[[除外]]されますか?~
A:はい、[[除外]]されます。(11/06/05)

Q:[[対象]]に選択した[[モンスター]]が[[効果解決時]]に[[フィールド]]を離れていた場合《デモンズ・チェーン》は破壊されますか?~
  また、[[対象]]に選択した[[モンスター]]が[[破壊]]され[[フィールド]]を離れていた場合はどうなりますか?~
A:ご質問のいずれの場合でも、《デモンズ・チェーン》は[[効果]]の成さないカードとして、[[破壊]]されずに[[表側表示]]で[[フィールド]]上に残り続けます。(13/03/31)

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