《トークン》(ベクター) †
(正確なテキスト判明までお待ちください)
トークンパック Vol.3で登場するトークンカード。
イラストはベクター(人間形態)と《CNo.104 仮面魔踏士アンブラル》が描かれている。
- 原作・アニメにおいて−
アニメZEXALシリーズのバリアン七皇の1人にして本作屈指の狂言回し。
初登場は第1期の第69話なのだが、この時は燃え盛る炎のような人型であり、本名も明かされず(EDクレジットでは「バリアン」と表記)詳細は不明であった。
「遊馬&凌牙&カイトvsDr.フェイカー」戦の最中にDr.フェイカーの肉体を乗っ取るも遊馬たちに敗れ、彼のアストラル世界滅亡の計画は失敗に終わる。
第2期に入ってから本格的に物語に関わるようになり、その立ち回りはストーリーに大きな影響を与え、敵味方双方を翻弄した。
- 当初は転校生「真月零」として遊馬たちの前に現れ、一般人を装い遊馬とも友人となった。
後に遊馬に《RUM−リミテッド・バリアンズ・フォース》を渡した上で「バリアン世界から来たバリアン警察の一員」と打ち明けて遊馬を信じさせ、更に彼に5枚のVカード(《Vサラマンダー》参照)を託す。
だが、実はそれこそが彼の策略であり、第96話にてその正体と真の目的を披露して遊馬に大きな衝撃を与え、彼とアストラルの絆を一時的に断つことにも成功した。
結局予想外の事態により彼の計画は失敗したが、その後も暗躍は続き、やがては仲間であるバリアン七皇をも裏切ってドン・サウザンドやNo.96と手を組むようになる。
最終的には全ての力を我が物にせんとするがナッシュとの激戦に敗れ、そのデュエルの後にドン・サウザンドに吸収されそうになった際、遊馬に手を差し伸べられるがここでも遊馬の好意を無下にし、彼に道連れを懇願する。
だが、卑劣な裏切りを続けた自分をなおも見捨てず道連れさえも了承した遊馬を目の当たりにして、心を入れ替え遊馬を道連れにすることを辞め自分だけがドン・サウザンドに吸収されることを選ぶ。
上記の行動もあってか復活後の最終話では、皮肉げな言動はそのままだが本当の意味で遊馬の仲間になっている。
- 悲願成就のためならばじっくりと時間と手間をかける事も厭わず、真月零の登場から正体発覚まで実に放送2クール分もの時間をかけた。
本人も「本当に苦労したぜ。間抜けな転校生演じてつまらない協力までしてさぁ」と苦労を語っている。
また、過去にナッシュとメラグを裏切った際にも「ナッシュが自分をムカつかせる度に1ポイントを数え、1億ポイント溜まったから行動に出た」と語っている(本当に1億を数えたのかは不明だが)。
- 他者を煽り卑劣な戦略を好む性格故に仲間内からも好かれておらず、特に(良くも悪くも)正々堂々を好むミザエルとは衝突が目立った。
ミザエルはベクターの立てた作戦に乗る事を拒否しており、ベクターもミザエルに対し「文句言うだけでなくてめえでも考えろ」と批判している。
ナッシュ不在時にはドルベが彼らの間を取り持っていたが、そのドルベも上述の作戦に対しては「姑息な手を」と述べている(ミザエルと違って作戦には乗ったが)。
- 作中では物語の進行と共に幾度かその姿を変えている。
順に、初登場時の赤みがかったシルエット姿⇒人間形態(正体発覚前と後で服装は異なる)⇒本来のバリアン形態⇒「vsナッシュ」戦における変身形態(設定資料によると「ランパント・ベクター」と名付けられている)。
- そのキャラクターの強さ、声優のアドリブ、本編に与えた影響の大きさ等により、屈指の印象の強さを残すキャラクターである。
特に、彼が真月零の正体を明かす第96話は作画と声優の演技も相まって視聴者に与えたインパクトは凄まじく、放送当時は大きな話題となった。
関連カード †
収録パック等 †