*《トラップ・スタン/Trap Stun》 [#m91366ca] 通常罠 このターン、このカード以外のフィールド上の罠カードの効果を無効にする。 [[RAGING BATTLE]]で登場した[[通常罠]]。~ [[《強引な安全協定》]]のほぼ[[上位互換]]。~ [[発動]][[ターン]]のみだがあらゆる[[罠カード]]を[[無効]]にすることができ、「使いきり[[《王宮のお触れ》]]」とでも言うべき1枚である。~ [[《王宮のお触れ》]]と同じく、[[相手]]の[[罠カード]]に[[チェーン]]する事でノーコストの[[《盗賊の七つ道具》]]のようにも働く事ができる。~ 使いきりの[[通常罠]]であるため、他の[[自分]]の[[罠カード]]との共存も比較的容易。 [[ロック]]や[[コンボ]]を形成している[[永続罠]]を[[無効]]にするほか、このカードの[[適用]]後で[[発動]]される[[通常罠]]・[[カウンター罠]]も潰す事ができる。([[発動]]は阻害しない)~ // 例えば[[自分]]の場の[[《王宮の弾圧》]]を[[無効]]にし[[モンスター]]を展開しつつ、[[相手]]の[[《奈落の落とし穴》]]・[[《次元幽閉》]]等を無視して[[モンスター]]を扱えるという芸当も可能となる。~ [[自分]]の[[ターン]]ですぐに[[発動]]できる[[《撲滅の使徒》]][[《ナイト・ショット》]]に対し、即効性で劣る。~ こちらを使って安全に攻めるためには、この[[カード]]を伏せてから1[[ターン]]待って[[攻撃]]しなければらない。~ このワンテンポの差は地味だが無視できない。~ しかも[[《ナイト・ショット》]]は、[[対象]]が[[フリーチェーン]]の[[カード]]だったとしても[[チェーン]][[発動]]を許さない。~ とはいえ、こちらは複数の[[罠カード]]を[[無効]]化できるため、伏せ[[カード]]が多い時の信頼性では十分に優っている。 あくまで「1[[ターン]]限り」であり、また[[チェーン]][[発動]]しなかった場合は[[ディスアドバンテージ]]である点は忘れないように。~ [[自分]]の[[ロック]]すり抜けには便利だが、[[相手]]の[[ロック]]や[[コンボ]]を破るのには[[《サイクロン》]]の方が向いている。~ その性質上、その[[ターン]]で[[相手]]の[[ライフ]]を削りきりたい時に使うと良い。~ この[[カード]]が[[カウンター]]される恐れはあるが、[[お互い]]に[[罠カード]]だけが[[無効]]化されるので[[罠カード]]のみの擬似[[《大寒波》]]のような使い方ができる。~ [[アドバンテージ]]を度外視してでも[[1ターンキル]]を狙う[[デッキ]]にはもってこいである。~ また、万が一[[速攻魔法]]や[[効果モンスター]]等で凌がれて[[相手]][[ライフ]]が残っても、次の[[相手]][[ターン]]にはこちらが[[罠カード]]で守りを固めることができる。~ 以上のことから[[罠カード]]の多い[[デッキ]]でもさほど問題なく使用できる。~ また、[[魔法・罠カード]]の大量[[除去]]が可能な[[デッキ]]でも有効な選択肢となる。~ [[魔法・罠カード]]を大量[[除去]]する際の最大の問題として、そのような状況ではそもそもその[[カード]]・[[効果]]の[[発動]]が許されにくい点があるが、この[[カード]]を[[発動]]した上で実行すればそのリスクはかなり抑えられる。~ -「この[[ターン]]」と書かれているが、これは[[エンドフェイズ]]時に[[効果]]が適用されなくなるのではなく、正確には[[エンドフェイズ]]の終了時に[[効果]]が消える。~ そのため、[[エンドフェイズ]]に誘発する[[効果]]も全て消える。~ 使う際には頭においておくべきだろう。~ -[[《王宮のお触れ》]]とは違い[[通常罠]]なので、[[チェーン]]してこのカードを[[破壊]]したとしても[[無効]]化[[効果]]は[[適用]]される。~ しかし、それゆえに[[相手]]の[[エンドフェイズ]]に[[発動]]するといった芸当はできず、[[《魔宮の賄賂》]]等の妨害を受けやすいため一長一短である。 -[[《呪われた棺》]]や[[《リミッター・ブレイク》]]のように、[[墓地]]に置かれた時に[[発動]]するものには干渉できない。~ また、[[《威嚇する咆哮》]]等、先に適用されてしまった[[効果]]にも無力である。~ その点では[[《王宮のお触れ》]]と同じである。 -[[魔法&罠カードゾーン]]が埋まるために[[《王宮のお触れ》]]を採用できない[[【宝玉獣】]]でも採用できる。~ [[《宝玉の氾濫》]]を[[カウンター]]されると致命傷に陥るが、[[《ハリケーン》]]や[[《大嵐》]]が使えないため、この[[カード]]が大いに役立つだろう。 -「スタン(stun)」とは、「失神、衝撃」を意味する名詞であると共に「うろたえさせる、気絶させる」という動詞でもある。~ 場の[[罠カード]]を[[失神、気絶>無効]]させる、といったところだろうか。~ -[[イラスト]]で[[無効]]にされているのは、いずれも「[[王宮]]」シリーズである。~ 電光で隠れている一番奥の[[カード]]はさらに別の「[[王宮]]」シリーズか、この[[カード]]自身だと思われる。~ -原作・アニメにおいて―~ アニメ5D'sの「クロウvsイェーガー」(1戦目)においてクロウが使用。~ イェーガーの3枚の[[永続罠]][[《不協和音》]]・[[《宮廷のしきたり》]]・《レイト・ペナルティ》の[[効果]]を[[無効]]にし、反撃の狼煙を上げた。~ 「龍亞&龍可vsルチアーノ」戦においてルチアーノが使用。~ 龍亞の[[伏せカード]]を読んでいたのに何故か[[《機皇帝スキエル∞》]]の[[攻撃]]前に使用し、[[《D・スクランブル》]]の[[発動]]を封じた。~ 「クロウvsボルガー」戦ではクロウが次の自分の[[ターン]]でボルガーの[[永続罠]]《ホワイト・アウト》と《ヘブンズ・アロー》の[[効果]]を[[無効]]にしようと[[セット]]するが、返しの[[ターン]]にボルガーの《&ruby(ホワイトウォリアーズ){WW};−宝盾のフォッグ》の[[モンスター効果]]によって[[破壊]]されてしまった。~ --アニメではこの[[カードの効果]]を受けた[[永続罠]]が石化する演出がなされた。 -コナミのゲーム作品において―~ [[DUEL TERMINAL]]では、クロウが使用する。 //-神話・伝承において―~ **関連カード [#ld81a55c] -[[《王宮のお触れ》]] -[[《金属探知器》]] -[[《強引な安全協定》]] -[[《トラップ・ジャマー》]] ―[[イラスト]]関連 -[[《王宮の号令》]] -[[《王宮の弾圧》]] -[[《王宮の勅命》]] //カードのイラストに描かれているカードが存在した場合、そのカードをリンク //―《トラップ・スタン》が見られるカード //**このカードを使用する代表的なデッキ //-[[【】]] **収録パック等 [#m3ad7a98] -[[RAGING BATTLE]] RGBT-JP071 &size(10){[[Rare]]}; -[[DUEL TERMINAL −ヴァイロン降臨!!−]] DT09-JP046 -[[DUELIST EDITION Volume 3]] DE03-JP153 &size(10){[[Super]]}; **FAQ [#me3d7981] Q:[[フィールド]]上で[[発動]]した[[罠カード]]が[[効果解決時]]に[[フィールド]]上に存在しない場合も[[効果]]は[[無効]]になりますか?~ A:はい、[[無効]]になります。(09/03/02) //Q:[[発動]]済みの[[《亜空間物質転送装置》]]による[[モンスター]]を[[戻す]]行為を[[無効]]にできますか?~ //A:(発売をお待ちください) //質問だけの投稿はお止めください。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //質問と回答を記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。