*《トリックスター・リンカーネイション/Trickstar Reincarnation》 [#top]
 通常罠(17/10/01から制限カード)
 通常罠(制限カード)
 (1):相手の手札を全て除外し、その枚数分だけ相手はデッキからドローする。
 (2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「トリックスター」モンスター1体を対象として発動できる。
 そのモンスターを特殊召喚する。

 [[CODE OF THE DUELIST]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[相手]]に[[手札交換]]をさせる[[効果]]、[[トリックスター]]を[[蘇生]]させる[[効果]]を持つ。~

 (1)の[[効果]]は、[[相手]]は[[手札]]を全て[[除外]]し、その数だけ[[相手]]に[[ドロー]]させる[[効果]]である。~
 [[《手札抹殺》]]等と違って[[手札交換]]によって[[相手]]に[[墓地アドバンテージ]]を与えてしまう心配もない。~
 ただし、[[トワイライトロード>ライトロード]]や[[メタファイズ]]など、[[除外]]を利用する戦術が[[相手]]では利敵行為となってしまう点には留意しておきたい。~

 むやみに[[相手]]に[[手札交換]]させるだけでは、この[[カード]]1枚分の[[ディスアドバンテージ]]になってしまうが、[[相手]]が[[サーチ]]・[[サルベージ]]した直後に[[発動]]すれば、妨害行為として非常に嫌らしい働きが期待できる。~

 [[《増殖するG》]]に対する[[メタ]]のほか、各種[[ドロー]]を強要させ[[キーカード]]諸共[[相手]]の[[手札]]を丸々交換させる目的としても有用。~
 [[《プレゼントカード》]]・[[《手札抹殺》]]等も合わせれば致死量の[[デッキ破壊]]を行える[[キーカード]]と成り得る。~
 特に近年の[[カード]]にありがちな、[[同名カード]]の[[発動]]回数制限がないのは大きな利点と言えるだろう。~

 [[発動条件]]のない[[相手]]への強制[[手札交換]][[カード]]なので、[[《ドロール&ロックバード》]]との[[コンボ]]による全[[ハンデス]]が可能。~
 1枚目の処理が終わった後に2枚目を[[発動]]、それに[[チェーン]]し[[《ドロール&ロックバード》]]を使うことで成立する。~
 [[トリックスター]]サポートにより[[サーチ]]しやすく2枚溜め込むのは容易。~
 [[サーチ]]・[[ドロー]]手段が多い現[[環境]]では、[[相手]]のその行為を[[トリガー]]にできる。~

 他にも[[《融合》]]や[[儀式魔法]]に[[チェーン]]すれば、素材が[[手札]]に無くなり[[不発]]にできる可能性も増える。~
 [[《便乗》]]の[[トリガー]]にしたり、[[《グリード》]]や[[ウイルスカード>ウイルス]]による[[バーン]]・[[手札破壊]]にも使える。~

 (2)の[[効果]]は、[[トリックスター]]の[[蘇生]]。~
 [[レベル]]等の制約はない・[[墓地へ送られた]][[ターン]]でも[[発動]]可能・[[フリーチェーン]]・[[完全蘇生]]であり[[汎用性]]は非常に高い。~
 [[【トリックスター】]]以外では、この[[カード]]の[[サーチ]]用に投入した[[《トリックスター・キャンディナ》]]を[[蘇生]]することになるだろう。~
 [[【デッキ破壊】]]では、[[デッキ破壊]]用の[[カード]]がついでに1回分の[[壁]]まで用意してくれる有難い[[カード]]となる。~

 [[《テラ・フォーミング》]]or[[《盆回し》]]or[[《メタバース》]]→[[《トリックスター・ライトステージ》]]→[[《トリックスター・キャンディナ》]]からこの[[カード]]への[[サーチ]]が可能であり、実質14枚の[[サーチ]][[カード]]に対応する。~
 [[《テラ・フォーミング》]]or[[《盆回し》]]or[[《メタバース》]]→[[《トリックスター・ライトステージ》]]→[[《トリックスター・キャンディナ》]]からこの[[カード]]への[[サーチ]]が可能であり、実質13枚の[[サーチ]][[カード]]に対応する。~
 [[サーチ]][[カード]]に恵まれた[[デッキ破壊]][[カード]]は貴重であり、[[トリックスター]]以外の[[デッキ]]でも、[[サーチ]][[メタ]]・[[手札破壊]]・[[デッキ破壊]]として採用が狙える。~
 [[トリックスター]][[デッキ]]では、(1)の[[効果]]で[[相手]]の[[サーチ]]・[[サルベージ]]を妨害したり[[《トリックスター・マンジュシカ》]]との[[コンボ]]も行えるが、基本的に(2)の[[蘇生]][[効果]]の方をメインと考えてよいだろう。~

-上記の通り[[《ドロール&ロックバード》]]と相性がよく、この[[ハンデス]][[コンボ]]の凶悪さが公式側にも認知されていたようで公式のイベントでも[[【トリックスター】]]に[[《ドロール&ロックバード》]]を投入できないという構築規制が入っていた。~
その結果として[[17/10/01>リミットレギュレーション/2017年10月1日]]に[[制限カード]]に指定された。~
登場から半年も経たない規制であり、同時に第10期出身の[[カード]]としては初の規制となった。~

-「リンカーネイション(reincarnation)」とは、英語で[[輪廻転生>《輪廻転生》]]や再生・生まれ変わりを意味する。~
[[イラスト]]に描かれているように、花の「カーネーション」とも掛けているのだろう。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメVRAINSの「遊作/Playmaker vs葵/ブルーエンジェル」戦でブルーエンジェルが使用。~
[[先攻]]1[[ターン]]目に[[《トリックスター・キャンディナ》]]により[[サーチ]]されそのまま[[セット]]された。~
返しの[[ターン]]の[[《デコード・トーカー》]]の[[攻撃宣言]]時に[[発動]]して4枚の[[手札交換]]を行わせ、[[《トリックスター・マンジュシカ》]]と[[《トリックスター・ライトステージ》]]の[[効果]]で合計1000[[ダメージ]]を与えた。~
更に[[《トリックスター・ホーリーエンジェル》]]を800[[強化]]させることで[[《デコード・トーカー》]]の[[攻撃力]]を上回らせて返り討ちを狙った。~
次のブルーエンジェルの[[ターン]]に自身の[[効果]]で[[除外]]して、[[《トリックスター・リリーベル》]]を[[蘇生]]した。~

--[[ドローフェイズ]]時に[[発動]]すれば[[バーン]][[ダメージ]]は更に稼ぐことができた。~
だが、劇中でも言及されているように、[[《トリックスター・ホーリーエンジェル》]]の[[自己強化]]を利用した[[コンバットトリック]]を狙い、わざと[[発動]]タイミングを遅らせている。~
Playmakerの[[発動]]した[[《セキュリティ・ブロック》]]の[[効果]]により[[戦闘破壊]]はできず、[[戦闘ダメージ]]も与えそこねたが、本来[[アドバンテージ]]を生まない(1)の[[効果]]で[[相手]]に[[ディスアドバンテージ]]を与えることに成功している。~
また、本来与えるはずだった[[戦闘ダメージ]]を考慮すれば[[ライフ・アドバンテージ]]の面でも優れた戦術であり、理想的な[[コンボ]]だったと言える。~
//トリックスター・スキャッターの効果が微妙に間違っていたため、文章全体を手直ししました。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[トリックスター]]

-[[《手札抹殺》]]
-[[《攪乱作戦》]]
-[[《プレゼントカード》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《トリックスター・ホーリーエンジェル》]]

//―《トリックスター・リンカーネイション》が見られる[[カード]]
//魔法・罠
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【トリックスター】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[CODE OF THE DUELIST]] COTD-JP068


//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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