*《ドッペルゲンガー/Greenkappa》 [#x534cdad]
 効果モンスター
 星4/闇属性/戦士族/攻650/守900
 リバース:フィールド上にセットされている
 魔法または罠カードを必ず2枚選択し、それを破壊する。

 フィールド上にセットされた魔法・罠を破壊するリバース効果モンスター。~
 「発動が任意でない」「表側表示のカードを破壊できない」といった欠点を持つ。~
 強制効果なので、最悪自分のカードを伏せて発動させることになる。~
 (《呪われた棺》等とならコンボになるのだが…)~

 一応、《氷帝メビウス》と違い「下級モンスターである」という利点も持つ。~
 が、やはり強さの面では《氷帝メビウス》のほうへ軍配が上がると思われる。~
 「2枚破壊可能」「生け贄などが必要でない」と、破壊できる数や発動条件の緩さは悪く無いのだが、あちらは強力なアタッカーとしての活躍が出来るし、効果が不発になりにくいのだ。~

 しかし、このカードの魅力は《増援》でサーチして《死のデッキ破壊ウイルス》の媒体にできる数少ない『効果モンスター』である事だ。~
 戦士族の中では数少ない魔法・罠対策モンスターであるというだけで十分強い。~
 《黒蠍−棘のミーネ》と使い分けて、媒体にする前にあわよくば相手の伏せカードを2枚破壊してやりたいところである。~
 切り札の少ない【戦士族】で採用の候補に入れてみる価値はあるだろう。~
 更に、《魔封じの芳香》との組み合わせも強力であるため、強制とはいえ工夫次第ではなかなかの活躍も見込めるであろう。~

-このカードをセットした後、《強制転移》で送り付け攻撃でリバース。~
当然相手はこちらのカードを狙ってくるだろうから、予め《トイ・マジシャン》を魔法&罠カードゾーンにセットしておく…~
少々遠回りが過ぎるか。

-神話・伝承において―~
「ドッペルゲンガー(Doppelgänger)」とはドイツ語であり、「二重の歩く者」という意味である。~
「誰か」と全く同じ姿をしており、その姿を目にした「誰か」は死ぬ、と言われている。~
尤も、それは基本的なケースであり、「もう一人の自分」を見ても長生きするケースもあるらしい。~
~
古くから世界の各地で似たような話があり、かのゲーテや芥川龍之介などもドッペルゲンガーを見た、と言われている。~
日本には、海に潜って漁をしていると自分そっくりな姿を見かける「共潜き(ともかずき)」という妖怪の伝承がある。

**関連カード [#h70617d8]
-[[《氷帝メビウス》]]

**収録パック等 [#o00757e0]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP103
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-112
-[[Booster Chronicle]] BC-070
-[[BOOSTER6]]

**FAQ [#a5a7f749]
Q:このカードを反転召喚して相手フィールド上にセットされている魔法・罠カードを2枚指定し、相手がそのうち1枚をチェーンし発動された場合、どういう処理になりますか?~
A:セットされたままの1枚だけを破壊します。

Q:このカードがリバースした時、相手の場に伏せカードが2枚、こちらの場に伏せカードが1枚あったとします。~
上記質問のように、リバース時に相手のカード2枚を選択した時に1枚をチェーンされ指定した2枚のうち片方が表側表示になってしまった場合、代わりに自分の場の伏せカードが破壊されますか?~
A:チェーンなどにより対象の伏せカードが表側表示になったとしても、新たに対象を選び直す事はできません。~
よって、伏せられたままのカードを破壊し、それ以上は何も起きません。