遊戯王カードWiki - 《ドラグニティナイト－ゲイボルグ》のバックアップ(No.70)

《ドラグニティナイト－ゲイボルグ/Dragunity Knight - Gae Bulg》 †

シンクロ・効果モンスター
星６/風属性/ドラゴン族/攻2000/守1100
ドラゴン族チューナー＋チューナー以外の鳥獣族モンスター１体以上
(1)：このカードが戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに１度、
自分の墓地の鳥獣族モンスター１体を除外して発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、
除外したそのモンスターの元々の攻撃力分アップする。

　DUEL TERMINAL －疾風のドラグニティ！！－で登場した風属性・ドラゴン族のシンクロモンスター。
　ドラグニティの一体であり、墓地の鳥獣族モンスターを除外することで自身の攻撃力を強化する誘発即時効果を持つ。

　シンクロ素材が共に制限されているが、《ドラグニティ－ドゥクス》＋《ドラグニティ－ファランクス》により容易にシンクロ召喚できる。
　ドラグニティ以外では、《デブリ・ドラゴン》と《シールド・ウィング》でもシンクロ召喚しやすい。
　《クレーンクレーン》でレベル３ドラゴン族チューナーを出しても良い。

　レベルの割には攻撃力が低いが、自身のモンスター効果によって十分補える。
　上記の《ドラグニティ－ドゥクス》からのシンクロ召喚を行い《ドラグニティ－ドゥクス》を除外すれば即座に攻撃力を3500まで上昇させることができる。
　上級鳥獣族を除外すれば攻撃力4000を超えることも難しくないが、攻撃力が上昇するのはターン終了時までである。

　ただ、同レベルのドラグニティナイトには《ドラグニティナイト－ヴァジュランダ》が存在する。
　あちらも大幅な自己強化を持つ上に、シンクロモンスター・エクシーズモンスターへの繋ぎまで１体でこなせてしまうため、こちらを使用しなければならない状況があまりない。
　また、除外が【ドラグニティ】とあまり相性が良くないのも難点。
　性能は悪くないカードなのだが、かなり容量の厳しい【ドラグニティ】のエクストラデッキではスペースを確保するのが難しいのが現状である。
　効果はドラグニティを指定していないので、【ドラグニティ】よりは他の鳥獣族デッキにドラゴン族チューナーを混ぜて運用した方が扱いやすいだろう。
　通常モンスターの《ギャラクシーサーペント》と《予想ＧＵＹ》を採用すればレベル４・鳥獣族主体の【ＢＦ】や【ＲＲ】でも出すことは容易になる。

攻撃力上昇効果は「ダメージステップに１度だけ」であり、「１ターンに１度」ではない。
さらに攻撃力が上昇するのはエンドフェイズまでなので、なんらかの手段を用いて２回以上戦闘を行い効果を使えば、さらに攻撃力を上げることができる。
この点で《ドラグニティの神槍》とは相性がよく、攻撃力2600となる上に罠カードへの耐性が付き、《ドラグニティ－ブランディストック》を装備することで２回攻撃可能となり、効果を２回使用できる。

コストで除外できる鳥獣族最高の攻撃力を持つモンスターは《ＲＲ－アルティメット・ファルコン》の3500。

イラストの乗り手の騎士は色が異なるが《ドラグニティ－ドゥクス》だと思われる。
また、DTマスターガイドでの解説からすると、竜は《ドラグニティ－ファランクス》の成長体のようだ。

「ゲイボルグ(Gaeborg)」とは、ケルト神話の英雄クー・フーリンが師であるスカサハから貰い受けた槍。
投擲すると30もの鏃（やじり）となって降り注ぎ、当たれば先端から30の棘が飛びでて炸裂する。
クー・フーリンの多くの武功の源であるが、同時に、彼の親友や息子の命を奪った魔槍でもある。
クー・フーリンはこれを足で投げる独特の投擲方法を用いたという。（この投擲方法の名がゲイボルグだとする説もある）

原作・アニメにおいて―
アニメ5D'sの「ジャックvsプラシド」戦においてジャックが使用した罠カード《シンクロ・ソニック》のイラストに描かれている。

アニメARC-V第60話において、徳松が囚人たちから巻き上げたカードの中に確認できる。

コナミのゲーム作品において―
DUEL TERMINAL NEXTにおけるアドベンチャーモードのDT世界編、「混沌の覇者！！」において登場。
プレイヤーの噂を聞きつけ、力を示させるために勝負を挑んでくる。
コマンドは「とっしん」しか持っていないが、攻撃力の低さから動きがすばやい。
勝利すると《霞の谷の戦士》が《Ａ・Ｏ・Ｊディサイシブ・アームズ》を完成させ、《ワーム・ゼロ》との最終決戦に挑む事になる。
ちなみにドラグニティの登場は６弾のため、１弾フライングで登場している。（《ワーム・ゼロ》にも同じことが言えるが）