*《ドラゴンに&ruby(の){乗};るワイバーン/Alligator's Sword Dragon》 [#n64a5f37]
 融合・効果モンスター
 星5/風属性/ドラゴン族/攻1700/守1500
 「ベビードラゴン」+「ワイバーンの戦士」
 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターが地・水・炎属性のみの場合、
 このカードは相手プレイヤーを直接攻撃する事ができる。

 [[遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 付属カード>ゲーム付属カード#o878a9f8]]で登場した[[風属性]]・[[ドラゴン族]]の[[融合モンスター]]。~
 [[相手]][[フィールド]]上に[[モンスター]]が存在していても、[[相手]]に[[直接攻撃]]を行える[[永続効果]]を持つ。~
 [[融合素材]]は[[《ベビードラゴン》]]と[[《ワイバーンの戦士》]]。~

 1700の[[直接攻撃]][[ダメージ]]は無視できる値ではない。~
 だが[[《ワイバーンの戦士》]]との[[攻撃力]]差は僅か200であり、[[手札]]を消耗する[[融合召喚]]の代償としては見返りが少ない。~
 [[アタッカー]]としてはやや不安の残る[[攻撃力]]であり、返しの[[相手]]の[[ターン]]に[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]されてしまうことも少なくない。~
 [[相手]]の[[フィールド]]に使用率の高い[[光属性]]・[[闇属性]]の[[モンスター]]がいる時は[[直接攻撃]]できないというのも痛い。~
 使うなら、できるだけトドメの一撃を見込める時に[[召喚]]したいところ。~
 [[《DNA移植手術》]]でいずれかの[[属性]]に統一してしまえば[[効果]]使用の機会も増える。~

 [[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]・[[《闇の量産工場》]]・[[《龍の鏡》]]などで[[手札]]消費をある程度抑えることができる。~
 [[《千年竜》]]の素材である[[《時の魔術師》]]も投入すれば、[[融合素材]]が[[戦闘]]で押されてる時に対抗できるかもしれない。~
 [[融合素材]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]が低いのが難点だが、[[【凡骨融合】]]に[[融合素材]]を少数組み込むことも可能である。~

 この[[カード]]の最大の利点は[[《簡易融合》]]に対応した[[ドラゴン族]]である点だろう。~
 [[《簡易融合》]]で[[特殊召喚]]できる[[ドラゴン族]]は[[レベル]]4の[[《暗黒火炎龍》]]とこのカードのみである。~
 ([[《デス・デーモン・ドラゴン》]]は[[《簡易融合》]]で[[融合召喚]]できない。理由は[[《簡易融合》]]を参照。)~
 [[攻撃]]こそできないが、[[【ドラゴン族】]]では[[《バーストブレス》]]の[[生け贄]]や[[《巨竜の羽ばたき》]]の起動トリガーとして活用できる。~
 [[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]の[[特殊召喚]]の[[コスト]]にしてしまうのも有効である。~
 また、[[チューナー]]以外の[[シンクロ素材]]を[[ドラゴン族]]に限定している[[《エクスプロード・ウィング・ドラゴン》]]の[[シンクロ素材]]として利用するのも良い。~

-[[相手]]に[[直接攻撃]]できる[[レベル]]5の[[融合モンスター]]で最も[[攻撃力]]が高いため、[[《突然変異》]]が[[禁止カード]]になる前は[[《突然変異》]]で[[召喚]]されることもあった。~
強力な[[効果]]を持つ[[《魔人 ダーク・バルター》]]・[[《デス・デーモン・ドラゴン》]]等が優先されるために[[召喚]]頻度は低い。~
とは言え、[[《突然変異》]]の選択肢の幅を増やすために持っていて損は無いカードであった。

-[[《暗黒恐獣》]]などと違い、[[相手]][[フィールド]]上にに[[魔法・罠カード]]が存在しても[[直接攻撃]]は可能。~
さらに、この[[モンスター]]は[[裏側表示]][[モンスター]]がいた場合でも[[直接攻撃]]可能である。

-長らく[[絶版]]であったが[[トーナメントパック2008 Vol.3]]に[[ノーマル>Normal]]で再録された。
その後も[[絶版]]だったが[[DUEL TERMINAL −トリシューラの鼓動!!−]]でも再録された。

-「[[効果]]を持つ[[融合モンスター]]」はこの[[カード]]が元祖である。

-この[[モンスター]]は[[《ベビードラゴン》]]に跨った[[《ワイバーンの戦士》]]であり、名前を深く考えると少しおかしい。~
「ワイバーン(Wyvern)」は「ドラゴン」なので、「ドラゴンに乗るドラゴン」という意味になってしまう。~

-[[イラスト]]を見ると意外と[[《ベビードラゴン》]]が巨体だと分かる。~
あるいは[[《ワイバーンの戦士》]]が小柄なのか。~

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」の「城之内vs梶木」にて城之内が[[召喚]]。~
[[《海》]]を飛び越え[[直接攻撃]]を目論んだが、[[《竜巻海流壁》]]に阻まれている。~
なお、この時は「[[融合モンスター]]は[[召喚]][[ターン]]に[[攻撃]]できない」という原作ルールが無視されている。~
後のアニメ版では上記のルールに準拠している。~
[[攻撃]]名は「&ruby(グライド・ソード){滑空剣};」。~
--原作では「相手が''飛行能力''を持つモンスターをコントロールしていない場合、このカードは相手プレイヤーを[[直接攻撃]]をすることができる」という趣旨の能力だった。~
OCGには飛行能力といったステータスは存在しないため、このような[[効果]]にアレンジされている。~
[[風属性]][[モンスター]]がいると[[直接攻撃]]できないというのは、ここからきていると思われる。

-コナミのゲーム作品において―~
GBのDMシリーズでは[[通常召喚]]可能な[[通常モンスター]]として登場し、オリジナルの[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が存在する。~
「[[ベビードラゴン>《ベビードラゴン》]]と[[ワイバーンの戦士>《ワイバーンの戦士》]]が[[融合]]したモンスター」と書かれている。~
跨っているだけで「[[融合]]」と呼ぶのも[[おかしな話>《竜騎士ガイア》]]である。~
[[DUEL TERMINAL]]で使用できるが、[[融合素材]]である[[《ベビードラゴン》]]はデータ自体が存在していない。~
スキャンできる[[融合モンスター]]の[[融合素材]]のデータが存在していないのはこれが初である。~
[[《ワイバーンの戦士》]]の収録されている隠し[[デッキ]]の都合上、[[正規融合]]するにはデスティニースキャンを使用しなければならない。

-神話・伝承において―~
[[《ワイバーン》]]を参照。~

**関連カード [#j0d02761]
―[[融合素材]]
-[[《ベビードラゴン》]]
-[[《ワイバーンの戦士》]]

**収録パック等 [#kac53c10]
-[[STRUCTURE DECK−城之内編−]] JY-38
-[[遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 城之内デッキ 付属カード>ゲーム付属カード#o878a9f8]] G4-16 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[トーナメントパック2008 Vol.3]] TP07-JP008
-[[DUEL TERMINAL −トリシューラの鼓動!!−]] DT08-JP036

**FAQ [#c80269a2]
Q:[[相手]][[フィールド]]上に[[裏側表示]]の[[モンスター]]が存在する場合、[[直接攻撃]]できますか?~
A:できます。