融合・効果モンスター 星５/闇属性/アンデット族/攻 800/守 600 「魂を削る死霊」＋「ナイトメア・ホース」 このカードは戦闘によっては破壊されない。 魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、このカードを破壊する。 このカードは相手フィールド上にモンスターが存在しても、 相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。 直接攻撃に成功した場合、相手はランダムに手札を１枚捨てる。
新たなる支配者で登場した闇属性・アンデット族の融合モンスター。
戦闘で破壊されず、カードの効果の対象になった時に自身を破壊する永続効果を持つ。
また、相手フィールド上にモンスターが存在していても相手に直接攻撃を行える永続効果と、ランダムに手札破壊する誘発効果も持つ。
融合素材は《魂を削る死霊》と《ナイトメア・ホース》であり、種族・属性・効果・レベル・攻撃力・守備力の合計値を受け継いでいる。
攻撃性が増した《魂を削る死霊》であり、効果は優秀と評価できる。
直接攻撃効果との相乗効果で手札破壊効果の発動が容易であることは大きな魅力。
対象を取る効果を受けることで自身を破壊する効果はあっても、戦闘で破壊されないため防衛力は高い。
いざとなったら守備表示にして壁にすることもできる。
融合素材の《ナイトメア・ホース》の汎用性は極めて低い。
《融合》や《融合呪印生物−闇》との併用を基本とするか、《追い剥ぎゴブリン》と併用し手札破壊に特化する手もある
一方、戦闘破壊されない《魂を削る死霊》は場持ちに期待できるため、《融合呪印生物−闇》の起動効果は狙いやすい。
ただし蘇生制限を満たせない点は《生者の書−禁断の呪術−》等蘇生サポートが豊富なアンデット族において痛手であるため、注意したい。
また、このモンスターの召喚に特化したデッキでなくても、《魂を削る死霊》と《沼地の魔神王》の両方を採用したデッキでは投入の余地がある。
効果を活かせばどうしても攻撃表示で場に残るため、相手ターンの反撃が嫌なら《スピリットバリア》や《平和の使者》と組み合わせると良い。
《モンスターＢＯＸ》があれば反撃された時に1/2の確率で相手モンスターを戦闘破壊でき、相手がモンスターを召喚し攻撃してこない時には自分から直接攻撃できる。
特に《モンスターＢＯＸ》については、常時直接攻撃する能力のない《魂を削る死霊》でも相手の攻撃モンスターを迎撃し、がら空きになった場にもう一度攻め込むことは可能。
もちろん、相手ライフのラスト800を削りきるフィニッシャーとしての起用も可能である。
あまり現実的ではないが、《超融合》によって相手の場の《魂を削る死霊》を融合することも可能ではある。
とはいえそれには前述のモンスターが必要になるので、エクストラデッキには良く考えた上で投入したい。
また、《バロックス》と並んで《簡易融合》から呼び出せるレベル５の闇属性モンスターでもある。
しかし、あちらと比較してシンクロ素材を指定するものはレベルの合わない《ゾンビキャリア》を必要とするものしかいない。
さらに特殊召喚に成功した時に《収縮》等を使われることで自壊してしまうため、シンクロ素材としての性能は劣っていると言える。
とはいえ、後述する蘇生を使った戦術に無理なく繋げることができるので、状況次第ではこちらを優先する手もある。
このカードを使用するならばやはり蘇生を中心としたい。
対象をとる（指定する）効果である《リビングデッドの呼び声》や《リミット・リバース》は実質的に使えないものの、アンデット族であるため《生者の書−禁断の呪術−》や《馬頭鬼》に対応。
《簡易融合》でも蘇生制限はクリアできるが、それだけのために何枚ものカードを消費するのは効率が悪い。
シンクロ素材やリリースとして用いながら、蘇生を狙うのが理想的だろう。
なお、このカードには対象をとられた時に自壊してしまう効果があるが、《月の書》の効果解決時には裏側守備表示であるため自壊せず、《簡易融合》のデメリットを打ち消すことが可能。
《ＡＤチェンジャー》等を使わない限りやはり１ターンのロスであるが、戦闘破壊されない事からフィールドに留まりやすく相性は良い。
また《闇の侯爵ベリアル》とも相性が良く、対象をとる効果を引き受けてくれるので、そう簡単には破壊されなくなる。
ただし、モンスター効果や《地割れ》等に対応できない点は注意したい。
組み合わせる場合は《アンデットワールド》状況下に置いて特殊召喚をする等の工夫が必要だろう。