遊戯王カードWiki - 《ナチュルの春風》のバックアップ(No.33)

《ナチュルの春風(はるかぜ)/Naturia Blessing》 †

速攻魔法
(1)：以下の効果から１つを選択して発動できる。
●自分の手札・墓地から「ナチュル」モンスター１体を選んで特殊召喚する。
●「ナチュル」モンスターを含む自分フィールドのモンスターを素材としてＳ召喚する。
●自分フィールドから、融合モンスターカードによって決められた、
「ナチュル」モンスターを含む融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター１体をＥＸデッキから融合召喚する。

　DARKWING BLASTで登場した速攻魔法。
　「手札・墓地のナチュルの特殊召喚」「ナチュルをシンクロ素材に含んだシンクロ召喚」「ナチュルを融合素材に含んだフィールド融合」のいずれかを選択する効果を持つ。

　３つの効果の内１つを選択するカードである。
　なお、同名カードの制限はないので手札に複数枚来ても問題はなく、同じ効果を適用することもできる。

　１つ目の効果は手札・墓地のナチュルの特殊召喚。
　【ナチュル】ならば序盤から終盤まで利用でき、３つの効果の中で汎用性は最も高いと言える。

　２つ目の効果はナチュルをシンクロ素材に含んだシンクロ召喚。
　基本的には、バトルフェイズの追撃か、相手ターンで不意を衝く形でのシンクロ召喚に利用する事になるか。
　シンクロモンスター側に制限はないため、相手ターン中に《ブラック・ローズ・ドラゴン》を始めとした特殊召喚時の除去効果に繋げることもできる。
　素材にするモンスターとしては、《ナチュル・カメリア》は相手ターンに緩い条件でナチュルを蘇生できるチューナーなので相性が良い。
　相手にこのカードを警戒して動かれる可能性はあるが、《ナチュル・カメリア》で特殊召喚したモンスターをすぐさまシンクロ素材とし、ナチュルシンクロモンスターを出してロックすることも狙える。

　３つ目の効果はナチュルを融合素材に含んだフィールド融合。
　融合素材がフィールドに限定されているので、通常の融合召喚に比べると少々消費が重い。
　２つ目と同様に、バトルフェイズの追撃か、相手ターンで不意を衝く事を目当てに使用する事になるか。
　ただし、下記の通り対応する融合モンスターは限られるため、こちらの効果を選択する機会は少ないだろう。

ナチュルでは初めての融合召喚を行えるカード。
ナチュル融合モンスターは《ナチュル・エクストリオ》・《ナチュル・ガイアストライオ》が登場していたが、カテゴリ内に融合召喚を行うカードや融合召喚カードをサーチするカードはこれまで存在せず、【ナチュル】で融合召喚しようとするとカテゴリ外のカードに依存するしかなかった。

イラストに描かれているナチュル３体は、同じくイラストに描かれている《神樹の守護獣－牙王》のシンクロ召喚が可能な組み合わせである。

春風とは、生物の活動が活発になる春に吹く穏やかな風のことであり、春の季語にも選ばれている。

原作・アニメにおいて―
漫画OCGストラクチャーズの「ライト月子vs栞莉」戦にて、ライト月子が使用。
《ナチュルの神星樹》の(3)でサーチされた後にセットされる。
返しのターンでは、何度も発動機会をうかがっていたが、最終的にバトルフェイズに発動して１つ目の効果で《ナチュル・パルキオン》を壁として蘇生させた。