永続罠 「ナチュルの神星樹」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):自分フィールドの昆虫族・地属性モンスター1体をリリースして発動できる。 デッキからレベル4以下の植物族・地属性モンスター1体を特殊召喚する。 (2):自分フィールドの植物族・地属性モンスター1体をリリースして発動できる。 デッキからレベル4以下の昆虫族・地属性モンスター1体を特殊召喚する。 (3):このカードが墓地へ送られた場合に発動する。 デッキから「ナチュルの神星樹」以外の「ナチュル」カード1枚を手札に加える。
NEXT CHALLENGERSで登場する永続罠。
地属性の昆虫族と植物族を相互にリクルートする効果、墓地へ送られた場合にナチュルカードをサーチする効果を持つ。
(1)及び(2)の効果は1ターンに1度いずれかしか発動できず、リリースとリクルートの種族がそれぞれ異なるため、基本的には混合デッキとなる。
植物族では《ローンファイア・ブロッサム》、昆虫族は《孵化》等、それぞれの種族には優秀なリクルートカードが既に存在し、混合せずとも十分な地力がある。
地属性・下級モンスター限定であるこのカードのためだけに他種族を採用するべきかは疑問が残る。
ただ、上記のような種族の問題さえ解決できれば効果は非常に優秀。
永続罠なのでサクリファイス・エスケープに使え、お互いのターンを利用すれば高速で墓地を肥やすことができる。
リクルートによる効果無効等のデメリットがないので、状況によって2種族のモンスターを適宜呼び出すことが可能。
(3)のサーチ効果を活かす場合、【ナチュル】での使用が基本となる。
ナチュルは地属性で統一されており、該当する昆虫族・植物族が豊富に存在する。
また、《ナチュル・バンブーシュート》主軸のデッキにとっては、これまで乏しかったサーチ手段に加えリリースの戦線維持も狙えるため強力なサポートカードとなる。
《ナチュル・アントジョー》を相手の特殊召喚効果の発動にチェーンしてリクルートする等、相手の動きを牽制する使い方も可能。
ただし、一部のナチュルには岩石族や獣族等、対象外のモンスターも存在するので注意が必要である。
それ以外ではカテゴリのモンスター全てが対象で構成された蟲惑魔が挙げられるだろう。
《ティオの蟲惑魔》の特殊召喚成功時の効果の利用や、落とし穴をサーチした《トリオンの蟲惑魔》を《カズーラの蟲惑魔》に入れ替えあちらの効果を狙うこともできる。
単体では《ダンディライオン》や《共振虫》等をリリースコストにすることでアドバンテージを稼げる。
他には《棘の妖精》や《ナチュル・バタフライ》をリクルートする事で相手の攻撃を調整するのも悪くはない。
総じてナチュル以外でも使い道のあるカードではあるが、(3)の効果が強制効果であることから、デッキ内にナチュルが存在しない場合はデッキを公開する必要がある事に注意したい。