*《ニードルワーム/Nidolwarm》 [#l36f4313]
*《ニードルワーム/Needle Worm》 [#top]
 効果モンスター
 星2/地属性/昆虫族/攻 750/守 600
 リバース:相手のデッキの上からカード5枚を墓地に送る。
 リバース:相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ捨てる。

 絶版となったvolシリーズで登場した、遊戯王初の「デッキに干渉する」モンスターの一体。
 [[BOOSTER5]]で登場した[[地属性]]・[[昆虫族]]の[[下級>下級モンスター]][[リバースモンスター]]。~
 [[相手]]の[[デッキの一番上]]から[[カード]]を5枚[[墓地へ捨てる]][[誘発効果]]を持つ。~

 デッキからカード5枚を墓地に送るので、相手をデッキ切れさせる時期を早めさせることができる。~
 また運の要素も絡むが、相手のキーカードを落として行動を停止させることも可能。~
 そのためかつての[[【デッキデス】]]([[デッキ破壊>デッキデス]]するデッキ)には、[[《月読命》]]等でこれを何度も使いまわすタイプも存在した。
 5枚という多めの枚数を[[デッキ破壊]]できるので、[[相手]]の[[デッキ切れ]]をかなり早めさせることができる。~
 そのままだと再利用される恐れもあるが、[[《マクロコスモス》]]等で[[墓地]]へ送らずに[[除外]]すれば[[相手]]は[[墓地]]の[[カード]]を利用できなくなる。~
 [[キーカード]]や[[マストカウンター]]を[[除外]]した場合には、有利な試合運びができるだろう。~

 しかし後進カードの進化につれ「墓地のカードが増える方が逆に有利」といういわゆる[[墓地アドバンテージ]]を相手に与えてしまう。~
-上級モンスターが落ちれば[[《早すぎた埋葬》]]・[[《リビングデッドの呼び声》]]で拾ってこれる。 ~
-魔法・罠が落ちても[[《聖なる魔術師》]]・[[《闇の仮面》]]で回収できる。 ~
-属性「光・闇」が落ちれば[[《カオス・ソーサラー》]]が出せる。 ~
 基本的に[[【デッキ破壊】]]で採用を検討することになる。~
 同時期に登場した[[《ペンギン・ソルジャー》]]・[[《メタモルポット》]]とは[[シナジー]]があり、これらをメインとしても[[【デッキ破壊】]]を作ることもできる。~
 これらは皆[[リバースモンスター]]なので、[[サポートカード]]も共有できるという利点がある。~
 [[《月読命》]]で繰り返し[[裏側守備表示]]にして、[[効果]]を何度も使用するという戦術も可能である。~
 [[【ネクロフェイス】]]では、[[《ネクロフェイス》]]で自滅する前に[[相手]]を先に[[デッキ切れ]]にするために利用できる。~
 [[【カオスループ】]]では、[[《カオスポッド》]]・[[《召喚制限−猛突するモンスター》]]の[[無限ループ]]に組み込めば[[相手]]を一気に[[デッキ切れ]]にできる。~

 逆に上記以外の[[デッキ]]では活用は難しい。~
 最も多いタイプである[[ビートダウン]]では、[[デッキ破壊]]は[[アドバンテージ]]に直接つながることはなく、重要視されない。~
 それどころか、[[相手]]が[[墓地]]・[[除外]]状態の[[カード]]を利用する場合には、多大な[[墓地>墓地アドバンテージ]]・[[除外アドバンテージ]]を与える利敵行為になってしまう。~
 使うなら、[[デッキ]]コンセプトや[[環境]]を留意したい。~

 いずれは行える上記の行動を、現在では早くかつ広範囲の選択で相手に行われてしまうのである。~
 またこのゲームはカードパワーで勝負するのだから、「強いカードを墓地に落とす」という考えで投入しても全く意味を成さない。 ~
 自身の攻守の弱さも絡んで現在ではほとんど出番のない、使い方の難しい[[効果モンスター]]である。~
-間違えやすいが、[[デッキ切れ]]で敗北するのは[[ドロー]]できなかった時のみである。~
《ニードルワーム》等の[[効果]]を受けて[[デッキ]]枚数が0枚になっても[[デュエル]]は続行する。~
詳しくは[[デッキ切れ]]参照。~

 その他、現在では墓地に落とすことで発揮する効果を持つカードも多数存在するため、リスクが伴うこともある。~
-初の[[相手]]の[[デッキ]]に干渉する[[カード]]の1枚。~
登場当初は、[[デッキ破壊]]の枚数が最も多い[[リバース効果モンスター]]として[[【デッキ破壊】]]に関連する様々な[[デッキ]]で重宝されてきた。~
しかし、[[墓地アドバンテージ]]を重要視する[[デッキ]]が増えるにつれ、[[相手]]を有利にしてしまう可能性の高いこの[[カード]]が徐々に使いにくくなっている。~
一方で[[デッキ]]の枚数が最大60枚までに減り、相性のいい[[カード]]も増えているため、1[[ターン]]で[[デッキ]]をすべて[[墓地へ送る]]ことも可能にもなっている。~
更に、[[ペンデュラムモンスター]]が主軸の[[デッキ]]では[[墓地アドバンテージ]]は殆ど重視されず、[[ペンデュラムモンスター]]は[[墓地]]に落とした方が再利用が困難な場合も多い。~
このように[[環境]]の変化を如実に物語る[[カード]]の1枚といってよいだろう。~

 但し、そうは言っても[[デッキデス]]に特化したこのカードは鬼の様に強い。~
 特に、[[《カオスポッド》]]と組んだときのこのカードは☆4以下のモンスターを叩き落す悪魔のカードと化す。~
 また、[[ロック]]デッキと組んだ場合にも凶悪なまでの威力を発揮する。~
 何故なら、通常のデッキ構成では[[ロック]]デッキの対策となりうるカードといえば数枚しかないからだ。~
 故に、”40枚の切り札の内の5枚の切り札を墓地へ落とすカード”では無く、”40枚のカードの内の数枚の切り札を墓地へ落とすカード”として使用することが出来るのだ。~
-正確には「[[墓地へ送る]]」では無く「[[墓地へ捨てる]]」[[効果]]だが、[[デッキ]]から[[墓地へ捨てられた]]事を[[発動条件]]とする[[カード]]は存在しないため「[[墓地へ送る]]」と同じと考えて差し支えない。~

-初心者や子供たちの中には何の考えもなしに、「とりあえず入れている」という人も多い。 ~
しかし、上記の理由などから、中途半端な投入は[[墓地アドバンテージ]]を与える逆効果になりかねない。~
入れるなら徹底的に[[デッキデス]]に特化するようにしよう。~
-原作出身の[[《ラーバモス》]]の[[色違い]]だが、互いの優劣は比べるまでもない。~
また、単純に[[ステータス]]も1.5倍となっている。~
なお、[[大量に集まる>《針虫の巣窟》]]と[[逆効果>墓地を肥やす]]になるようである。~

-[[《マクロコスモス》]]などを組み合わせて相手のデッキを完全に破壊できる。~
しかしただでさえ安定しにくい[[除外]]系デッキにこのカードを入れる余地はない。~
ロックパーツを組み合わせても事故率が跳ね上がるだけだ。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ版「決闘王国編」のオリジナル決闘「闇遊戯VS闇獏良」戦において登場。~
モンスターとなってデッキに眠る闇遊戯の仲間を闇に葬るために闇獏良が使用したが、失敗した。
アニメARC-V第1話の看板に描かれている。~
[[デッキ破壊]]についての看板であり、[[《メタモルポット》]]・[[《カオスポッド》]]が共に採用されている。

**関連カード [#k1b0469d]
-コナミのゲーム作品において―~
GBのDMシリーズでは[[効果]]を持たない[[モンスター]]として登場し、オリジナルの[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が存在する。~
「鋼鉄のとげを持つ幼虫 油断すると痛い目にあうぞ」と書かれている。~

--[[真DM2>ゲーム付属カード#SDM2]]では、[[《プチモス》]]等と同様に[[《進化の繭》]]に対応している[[モンスター]]である。~

**関連カード [#card]
-[[《ネクロフェイス》]]
-[[《メタモルポット》]]

-[[《ウォーム・ワーム》]]
-[[《シールド・ワーム》]]

―[[色違い]][[モンスター]]
-[[《ラーバモス》]]

**収録パック等 [#g1d9d6da]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP102
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-111
―《ニードルワーム》の姿が見られる[[カード]]
-[[《大樹海》]]

-[[《針虫の巣窟》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【デッキ破壊】]]
-[[【カオスループ】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[BOOSTER5]]
-[[Booster R3]] B3-36
-[[Booster Chronicle]] BC-69
-[[BOOSTER5]]
-[[Booster Chronicle]] BC-69 &size(10){[[Rare]]};
-[[STRUCTURE DECK−海馬編−]] KA-40
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-111 &size(10){[[Rare]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP102
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP076

**FAQ [#q9d8325a]
Q:~
A:
**FAQ [#faq]
Q:[[相手]]の[[デッキ]]が4枚以下の時、この[[効果]]は[[不発]]になりますか?~
A:いいえ、通常通り[[効果]]の処理を行い、[[相手]]の残りの[[デッキ]]を[[墓地]]へ送ります。(08/08/26)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
&tag(《ニードルワーム》,モンスター,効果モンスター,リバースモンスター,星2/地属性/昆虫族/攻750/守600,);