《ニードルワーム/Needle Worm》

効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 750/守 600
リバース:相手のデッキの上からカード5枚を墓地に送る。

 絶版となったvolシリーズで登場した、遊戯王初の「デッキに干渉する」モンスターの一体。

 デッキからカード5枚を墓地に送る?ので、相手のデッキ切れをかなり早めさせることができる。
 そのためかつての【デッキデス】?(デッキ破壊するデッキ)には、《月読命》等でこれを何度も使いまわすタイプも存在した。

 現在の【デッキデス】?でも、《カオスポッド》と組んだときのこのカードはレベル4以下のモンスターを叩き落す悪魔のカードと化す。
 また、ロックデッキと組んだ場合にも凶悪なまでの威力を発揮する。
 何故なら、通常のデッキ構成ではロックデッキの対策となりうるカードは数枚しかないからだ。
 故に、”40枚の切り札の内の5枚の切り札を墓地へ落とすカード”では無く、”40枚のカードの内の数枚の切り札を墓地へ落とすカード”として使用することが出来るのだ。

 尚、【デッキデス】?ロックデッキ以外では採用の価値は無い。
 相手の墓地のカードを増やすのは多くの場合、相手を有利にしてしまうからだ。

とは言え【カオス】が完全消滅した現環境で相手の墓地を多少肥やしたところで、たいした脅威ではないのも事実。
墓地回収の危険性だが、《聖なるバリア−ミラーフォース−》《激流葬》等の強力な罠を落とせば明らかに有利になる。
また《闇の仮面》は普通のデッキではまず見かけないため、回収の危険性など考える必要は無い。
魔法の回収についても、《聖なる魔術師》制限カードになったため、そう気にする必要はないだろう。
上級モンスターは、墓地に送ったところで制限カードである各種蘇生カードを相手が引いてくるとは限らない。
デッキに1枚のカードなど、デュエル中に一度も手札に来ないのもザラである。
一応《封印の黄金櫃》等でサーチする事もできるが、そこまでして墓地の上級を蘇生させるくらいなら、他にいくらでもいい手はあるだろう。
また、機械族を相手にしていると《キメラテック・オーバー・ドラゴン》等が出て来る恐れもあるが、手札に余裕のある序盤に出て来るなら対処出来る可能性も高く、放っておいても《未来融合−フューチャー・フュージョン》で出て来るため、あまり気にする必要はない。

上記の理由から、現環境では昔ほど相手の墓地を肥やす事を恐れる必要はない。
もちろん、《ニードルワーム》の採用の是非とは別の話であるが。

関連カード

収録パック等

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