装備魔法 相手フィールド上モンスターにのみ装備可能。 装備モンスターを戦闘によって破壊し墓地へ送った時、 装備モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
THE LOST MILLENNIUMで登場した、相手モンスターにのみ装備できる特殊な装備魔法。
相手に装備モンスターの攻撃力分のダメージを与える誘発効果(と同じ扱いの魔法効果)を持つ。
その実態は特定条件を満たす事で発動する火力と言える。
一度だけ自分のモンスターに《Ｅ・ＨＥＲＯ フレイム・ウィングマン》の能力を付与させる事に近い。
装備モンスターを戦闘で破壊した時、このカードも墓地に送られるので１：１交換の火力として使える。
しかし、戦闘破壊するためには、《聖なるバリア−ミラーフォース−》や《収縮》等を掻い潜らなければならない。
発動が不確実なカードであり、ダメージ量も変動するため安定性は低め。
それでも、《破壊輪》等からわかるように攻撃力分のダメージは大きい。
総攻撃力が高めの【ビートバーン】なら活躍するだろう。
防御の要として《アヌビスの呪い》などの表示形式を変更する効果を持つカードを取り入れているデッキならば一考の余地はある。
昨今、主流の強力なモンスターには攻守のバランスが悪いモンスターが多くいる。
「帝」などはその代表格と言えよう。
表示形式変更でそれらの攻撃をかわしつつ、返しのターンに戦闘破壊するのなら、このカードが大きな火力に化ける事もあるだろう。
特に《アヌビスの呪い》とはコンボになる。
このコンボで《ニトロユニット》を複数枚同時に装備したり、貫通効果を絡めたりすれば１ターンキルも狙える。
とはいえ、そこまで状況を揃えるのは困難なので少々現実味に欠けるか。
逆に言えば、このカードを使用した【ニトロユニット１キル】なるデッキを組み、１キルに成功する者は余程の上級者と言える。
どちらにせよ机上の理論であることには変わり無いが。
《火霊使いヒータ》、《火霊術−「紅」》、《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》の３枚で大ダメージを叩き込むことも可能。
但し発動するまで相当苦労するので、無理に狙う必要は無いだろう。