《ニトロユニット/Nitro Unit》

装備魔法
相手フィールド上モンスターにのみ装備可能。
装備モンスターを戦闘によって破壊し墓地へ送った時、
装備モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

 THE LOST MILLENNIUMで登場した相手モンスターにのみ装備できる特殊な装備魔法
 相手装備モンスター攻撃力分のダメージを与える効果を持つ。

 その実態は特定条件を満たす事で発動する単発火力と言える。
 一度だけ自分モンスター《E・HERO フレイム・ウィングマン》の能力を付与させる事に近い。

 しかし、使いきりとなるためダメージ源とするには安定性が低い。
 「攻撃力の高いモンスターに装備しないと火力が下がるが、攻撃力の高いモンスターに装備するほど戦闘破壊しにくくなる」という矛盾を抱えており、加えて装備魔法ゆえの妨害のされやすさも難点。
 戦闘破壊を行うモンスターの展開(あるいは維持)からこのカード発動戦闘破壊完了までにこのカード攻撃モンスター相手モンスターの全てがフィールドを離れてはならない。
 墓地へ送られる必要もあるため、成功率は高くない。
 当然、戦闘破壊が成功しなければ無駄になり、《聖なるバリア−ミラーフォース−》などで攻撃モンスターまで失うと、かなりの被害を被る。

 また、対攻撃表示に限れば、基本的にダメージ自分モンスター攻撃力を上回ることがない。
 よってこれを想定するのならば、適当な除去からの直接攻撃《フォース》といったものを狙ったほうが効率的。
 《アームズ・ホール》等には対応するが、それは《魔界の足枷》も同じである。

 利点としては、攻撃力が変動しても元々の攻撃力で計算する点や、守備表示のものを戦闘破壊してもダメージが通る点。
 前者は《輝光子パラディオス》《BF−疾風のゲイル》などの弱体化を利用する事で達成でき、この場合のダメージ効率は《フォース》等より高い。
 また、同種の効果を持つ、《E・HERO フレイム・ウィングマン》等を併用すればダメージを更に大きくできる。

 後者は裏側守備表示に対応しないため、能動的に状況を作り出す必要がある。
 《レベル制限B地区》の利用や《ジュッテ・ナイト》《カラクリ参謀 弐四八》からのシンクロ召喚が狙い目だろう。
 運が絡むが、《パワー・ツール・ドラゴン》でのサーチも可能。
 《トーチ・ゴーレム》を用いれば1枚あたりの火力は1500とそこそこだが、別途モンスターを展開する必要があるのがネック。

 《アヌビスの呪い》コンボし、《ニトロユニット》を複数枚同時に装備したり、貫通効果を絡めたりすれば1ターンキルも狙える。
とはいえお膳立ての困難さを考えれば、この【ニトロユニット1キル】はほとんど机上の空論である。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:ダメージを与える効果チェーンブロックが作られますか?
A:はい、作られます。(11/04/02)

Q:場で攻撃力元々の攻撃力が変動していた場合、どの数値で計算しますか?
A:カードに記載された、本来の数値で計算します。(11/07/18)