*《ネクロの&ruby(まどうしょ){魔導書};/Spellbook of Life》 [#j97d9ba5] 装備魔法 自分の墓地の魔法使い族モンスター1体をゲームから除外し、 このカード以外の手札の「魔導書」と名のついた 魔法カード1枚を相手に見せて発動できる。 自分の墓地の魔法使い族モンスター1体を選択して 表側攻撃表示で特殊召喚し、このカードを装備する。 また、装備モンスターのレベルは、 このカードを発動するために除外した 魔法使い族モンスターのレベル分だけ上がる。 「ネクロの魔導書」は1ターンに1枚しか発動できない。 //英語名:http://www.yugioh-card.com/en/products/bp-redu.html [[RETURN OF THE DUELIST]]で登場した[[装備魔法]]。~ [[魔法使い族]]専用の[[《早すぎた埋葬》]]に近い性能を持つ。 [[効果]]自体は[[《早すぎた埋葬》]]同様だが、[[墓地]]の[[魔法使い族]]の[[除外]]と[[手札]]の[[魔導書]]の[[公開]]が[[発動条件]]として存在する。~ しかし、[[手札]]の[[魔導書]]は[[相手]]に見せるだけなので、直後に使用すれば[[情報アドバンテージ]]の損失が無くなり、実質的な消費は[[墓地リソース]]のみとなる。~ 一方、[[墓地]]から[[除外]]した[[魔法使い族]]の分だけ[[レベル]]が上昇するため、そちらはうまく計算し運用する必要がある。~ [[除外]]・[[帰還]]などとの単純な相性よりも、[[蘇生]]したい[[モンスター]]に応じ[[レベル]]を選べる構築を意識したい。~ この[[効果]]は主に[[エクシーズ召喚]]に活用することになるが、[[《拡散する波動》]]の範囲拡大などの[[コンボ]]にも利用できる。~ 実質[[完全蘇生]]である点も見逃せない。~ [[《早すぎた埋葬》]]と異なり、[[装備>装備カード]]した後であればこの[[カード]]が[[フィールド]]を離れても[[モンスター]]は道連れにならず、[[レベル]]が元に戻るだけである。~ [[バウンス]]すれば場に[[モンスター]]を残したまま再利用できる。~ [[《聖なる解呪師》]]なら、[[魔力カウンター]]さえあれば[[蘇生]]して直ちに回収できるのは面白い。~ 1[[ターン]]に1度という制限はあるが、[[墓地]][[コスト]]1体で無限に復活し、素材として[[墓地]]に送ればまた[[蘇生]]できる。~ 詳しくは、[[《聖なる解呪師》]]・[[《D・D・M》]]のページにて。~ 見せるための[[魔導書]]としては[[同名カード]]や、この[[カード]]を[[サーチ]]可能な[[《グリモの魔導書》]]が候補となる。~ [[魔導書]]は[[相手]]に見せる機会が多いため、一度見せた[[魔導書]]をもう一度相手に見せれば無駄がない。~ [[《ヒュグロの魔導書》]]も即座に[[戦闘]]補助として消費できるが、[[《トーラの魔導書》]]の場合は[[速攻魔法]]の利点を潰すため相性が悪いか。~ もっとも、あえて[[《トーラの魔導書》]]を見せた後に別のカードを[[セット]]すれば、相手は迂闊に[[魔法カード]]や[[罠カード]]を使えなくなるため、心理戦に持ち込むこともできる。~ 専用の[[デッキ]]構築を必要としてしまい、変わった挙動を行う[[カード]]ではあるものの、一部の[[【魔法使い族】]]にとっては革命的な[[カード]]であると言えよう。~ この[[カード]]の性質として、[[デッキ]]構築の時点で生み出しやすい[[レベル]]の数値が決まってくる。~ また、全ての[[デッキ]]タイプにおいて[[《魔導書士 バテル》]]は簡単に[[墓地]]に確保できるため[[コスト]]に利用しやすいのも嬉しい。~ [[魔法使い族]]なら殆ど[[蘇生]]は行えるので、多くの[[【魔法使い族】]]に他の[[魔導書]]とセットでの投入が検討できる。~ [[レベル]]の変化は無視しても、単純に[[蘇生]][[カード]]として便利なのである。~ [[《魔導召喚士 テンペル》]]を[[蘇生]]した場合、[[魔導書]]の[[発動]]という条件がそのまま満たされるため、即座に[[効果]]の[[発動]]につながる。~ この[[カード]]で[[《召喚僧サモンプリースト》]]を[[蘇生]]し、[[デッキ]]から[[《ガガガマジシャン》]]を[[リクルート]]すれば任意の[[ランク]]の[[エクシーズ召喚]]が可能になり、この[[カード]]の[[コスト]]として見せた[[魔導書]]を[[《召喚僧サモンプリースト》]]の[[効果]]の[[コスト]]にすれば[[情報アドバンテージ]]も解消できる。~ [[フォーチュンレディ]]を[[蘇生]]した場合、大幅な[[ステータス]]上昇が見込め、たった[[手札]]1枚の消費から驚異的な[[攻撃力]]を叩き出せる。~ 例えば[[同名カード]]を[[コスト]]とした[[《フォーチュンレディ・ダルキー》]]の場合、[[蘇生]]直後の[[攻撃力]]は4000に達する。~ そこまで高くなくても適当な[[コスト]]で十分な[[攻撃力]]となり[[戦闘破壊]]を[[トリガー]]とする[[《フォーチュンレディ・ダルキー》]]の[[効果]]を[[発動]]しやすくなる。~ それに加え[[《フォーチュンフューチャー》]]の発動条件も満たし[[ドロー]]に転用できるため一石二鳥以上の素晴らしい役割を果たす。~ [[《マジカル・コンダクター》]]とは驚異的なまでの相性を誇る。([[《マジカル・コンダクター》]]のページも参照。)~ 例えば、[[シンクロモンスター]]を並べる場合にも役立つ。~ [[《マジカル・コンダクター》]]の[[召喚]]から[[魔法カード]]を[[発動]]し、[[墓地]]の[[チューナー]]を[[蘇生]]して[[シンクロ召喚]]する。~ といういつもの流れの後、この[[カード]]で[[《マジカル・コンダクター》]]を[[蘇生]]、見せた[[魔導書]]を適当に[[発動]]し、更に[[チューナー]]を[[蘇生]]。~ と、この[[カード]]と2枚で、かなり簡単に[[シンクロモンスター]]を2体並べられる。~ [[魔法カード]]1回の[[発動]]では[[レベル]]7に届かなかったのだが、この[[カード]]の装備[[効果]]のおかげで[[レベル]]を稼げるのが大きなメリットとなる。~ この時、[[墓地]]に確保しやすい[[《エフェクト・ヴェーラー》]]と[[《魔導書士 バテル》]]の合計[[レベル]]が3である点が絶妙にマッチする。~ [[《アーカナイト・マジシャン》]]と[[《マジックテンペスター》]]を並べる[[1ターンキル]]も、とても狙いやすくなったのは嬉しい限りである。~ その[[1ターンキル]]については[[《マジックテンペスター》]]のページにて。~ また、この[[カード]]は[[シンクロ]]と[[エクシーズ]]の架け橋となる性質がある。~ [[墓地]]に揃う[[魔法使い族]][[チューナー]]と[[魔法使い族]][[モンスター]]をこの[[カード]]で[[蘇生]]するとこの2体でシンクロ召喚したモンスターと[[レベル]]が等しくなるのである。~ 別の[[種族]]が混じると不可能だが、[[効果]]使用済み[[《アーカナイト・マジシャン》]]をスムーズに利用できる点などは見逃せない。~ その性質を利用し、前の[[ターン]]から生存している[[《魔導戦士 フォルス》]]や[[《太陽の神官》]]・[[《簡易融合》]]などで[[レベル]]5ないし6を用意できれば、比較的簡単な条件で以下の様な動きが可能になる。~ 必要なものは、[[手札]]・[[墓地]]に[[レベル]]1・2[[チューナー]]、[[手札]]に[[《マジカル・コンダクター》]]と[[《グリモの魔導書》]]と見せる用のもう1枚の[[魔導書]]、という条件だが、狙って[[デッキ]]を組むと起こりえる範囲である。~ +何らかの[[レベル]]5・6[[魔法使い族]](A1)を用意する。~ 生き残った[[《魔導戦士 フォルス》]]なら5・6になれるため、[[チューナー]]の[[レベル]]に柔軟に合わせられる。 +[[《マジカル・コンダクター》]]を[[召喚]]、[[《グリモの魔導書》]]で[[《ネクロの魔導書》]](B)を[[サーチ]]、 +発生する[[魔力カウンター]]で[[レベル]]1・2の[[チューナー]](C)を[[特殊召喚]]、3体並ぶ。~ この時、(A1)が[[《魔導戦士 フォルス》]]かつ[[チューナー]]が[[レベル]]2の場合のみ、2.の[[《グリモの魔導書》]]などを[[デッキ]]に戻し[[《マジカル・コンダクター》]]を強化しておける。(省略可)~ +(A1)と[[チューナー]](C)を素材として[[《アーカナイト・マジシャン》]]を[[シンクロ召喚]]、[[カード]]を2枚[[破壊]]する。 +[[《ネクロの魔導書》]](B)を[[発動]]、[[チューナー]](C)または元々いた[[モンスター]]を[[レベル]]2・3の[[コスト]]として(A1)を[[蘇生]]→(A2)。~ あるいは元々[[墓地]]にいた[[モンスター]]と7の組み合わせ、あるいは6の[[《魔導戦士 フォルス》]]が作れればそれでも良く、(A1)と同一[[モンスター]]でなくとも良い。~ [[レベル]]6の[[《魔導戦士 フォルス》]]の場合は[[効果]]を[[発動]]して7にする。~ [[《魔導戦士 フォルス》]]を[[コスト]][[レベル]]3で[[蘇生]]した場合のみ、[[《マジカル・コンダクター》]]を更に強化しておける。(省略可) +(B)[[発動]]により溜まった[[《マジカル・コンダクター》]]の[[魔力カウンター]]を使い[[カード]]を2枚[[破壊]]する。(省略可) +[[《ネクロの魔導書》]][[発動]]のために見せた[[魔導書]]を適当に[[発動]]し、同じく[[カード]]を2枚[[破壊]]する。(省略可) +(A2)と[[魔力カウンター]]の尽きた[[《アーカナイト・マジシャン》]]で、[[《No.11 ビッグ・アイ》]]を[[エクシーズ召喚]]。 +残しておいた[[相手]][[モンスター]]1体の[[コントロール]]を奪い、[[《マジカル・コンダクター》]]と2体で[[直接攻撃]]。 [[カード]]3枚の消費で、最大6枚の[[破壊]]、[[コントロール奪取]]した[[モンスター]]、[[攻撃力]]1700〜2700の[[《マジカル・コンダクター》]]、この[[ターン]]は[[攻撃]]できない[[《No.11 ビッグ・アイ》]]の3体が並ぶ。~ ちなみに[[レベル]]1[[チューナー]]のパターンの場合、[[墓地]]に[[レベル]]2の[[モンスター]]が必要になるのだが、その1組は[[《エフェクト・ヴェーラー》]]と[[《魔導書士 バテル》]]という簡単に[[墓地]]に揃えられる2体でOK。~ 文面の割に状況としてはしばし起こりうるため、おっと[[《魔導戦士 フォルス》]]が1[[ターン]]生きたぞという時や、[[レベル]]5を用意できる時に狙ってみるとよい。~ [[《魔導戦士 フォルス》]]のおかげで[[レベル]]1つ分を柔軟に調整でき、成立させやすくしてくれる。~ -「この[[カード]]以外の」とあるが、この「以外」は[[発動]]した[[カード]]自身にかかっている言葉であり「[[手札]]にある、別の[[同名カード]]」を見せる事は可能。(12/04/14) -[[カード名]]の由来は「ネクロノミコン(Necronomicon)」と思われる。~ クトゥルフ神話に登場する[[魔導書]]で、ギリシャ語で「死者の掟の書」といった意味を持つ。~ --[[英語名]]では単に「生命の[[魔導書]]」となっている。~ そのため[[《Book of Life》>《生者の書−禁断の呪術−》]]と名称が似てしまっている。~ あちらも[[モンスター]]の[[蘇生]]と[[除外]]を行うのであえて似せた可能性もある。~ //-原作・アニメにおいて―~ //-コナミのゲーム作品において―~ **関連カード [#d981c43c] -[[魔導書]] -[[《戦線復活の代償》]] -[[《早すぎた埋葬》]] ―[[イラスト]]関連 -[[《魔導召喚士 テンペル》]] -[[《救世の美神ノースウェムコ》]] //―《ネクロの魔導書》が見られるカード //**このカードを使用する代表的なデッキ //-[[【】]] **収録パック等 [#g9a9684a] -[[RETURN OF THE DUELIST]] REDU-JP059 **FAQ [#x335892d] Q:[[発動]]時に[[蘇生]]する[[対象]]をとりますか?それとも[[効果]]処理で[[対象]]を選択しますか?~ A:[[発動]]時に[[対象]]をとります。(12/04/25) Q:[[魔法使い族]][[エクシーズモンスター]]を[[除外]]して[[発動]]できますか?~ A:できません。(12/04/14) Q:[[魔法使い族]][[エクシーズモンスター]]を[[特殊召喚]]できますか?~ A:できません。(12/04/14) Q:《ネクロの魔導書》で[[特殊召喚]]した[[《フォーチュンレディ・アーシー》]]の「この[[カード]]の[[レベル]]が上がった時、[[相手]][[ライフ]]に400ポイント[[ダメージ]]を与える。」[[効果]]は[[発動]]しますか?~ A:[[発動]]しません。(12/04/19) Q:《ネクロの魔導書》で[[《魔導法士 ジュノン》]]を[[特殊召喚]]しました。この[[特殊召喚]]に[[《奈落の落とし穴》]]を[[発動]]することはできますか?~ A:装備と[[特殊召喚]]するタイミングは同時なので[[発動]]することができます。(12/04/25) Q:《ネクロの魔導書》の[[発動]]に[[チェーン]]し、[[《サイクロン》]]で[[破壊]]されました。この場合、選択した[[モンスター]]は[[特殊召喚]]されますか?~ A:されません。(12/05/05) Q:《ネクロの魔導書》の[[発動]]に[[チェーン]]し、[[《サイクロン》]]で[[破壊]]されました。この場合、もう一度[[手札]]から《ネクロの魔導書》を[[発動]]することはできますか?~ A:[[発動]]はしているのでもう一度[[発動]]することはできません。(12/04/25) Q:[[墓地]]の[[レベル]]3以上の[[魔法使い族]][[モンスター]]を[[除外]]し、[[墓地]]から[[レベル]]2の[[魔法使い族]]の[[効果モンスター]]を[[特殊召喚]]してその[[モンスター]]の[[レベル]]が5以上になる場合、[[《深黒の落とし穴》]]を[[発動]]できますか?~ A:はい、[[発動]]できます。(12/05/06) Q:[[墓地]]の[[レベル]]7以上の[[魔法使い族]][[モンスター]]を[[除外]]し、[[墓地]]から[[《フォーチュンレディ・アーシー》]]を[[特殊召喚]]する場合、[[レベル]]の合計が13以上になりますが、[[特殊召喚]]できますか?~ A:はい、[[特殊召喚]]できます。[[《フォーチュンレディ・アーシー》]]の(最大レベル12まで)とは自身の[[効果]]で上がる[[レベル]]の上限にすぎませんので、その場合[[レベル]]は13以上となります。(12/05/09) Q:《ネクロの魔導書》の[[効果]]で[[レベル]]が13以上になった[[《フォーチュンレディ・アーシー》]]の[[スタンバイフェイズ]]に自身の[[レベル]]を上げる[[効果]]は[[発動]]しますか?~ A:いいえ、[[発動]]しません。(12/05/09) //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。