*《ノーブル・ド・ノワール/Patrician of Darkness》 [#d08ff002]
 効果モンスター
 星5/闇属性/アンデット族/攻2000/守1400
 このカードが表側表示でフィールド上に存在する限り、
 相手モンスターの攻撃対象はこのカードのコントローラーが選択する。

 [[アタッカー]]圏内にいる、[[《地縛霊の誘い》]][[内蔵]]の実戦クラスの[[アンデット族]][[上級モンスター]]。~
 その名を和訳すると「闇の貴族」(ノーブルは英語で「高貴な」、ノワールはフランス語で「黒」)となる。~

 [[アンデット族]][[モンスター]]としては珍しく防衛能力に秀でているのが最大の特徴。~
 [[攻撃宣言]]の際に選択できるのは自分の[[フィールド]]上の[[モンスター]]のみだが、[[《魂を削る死霊》]]や[[《カース・オブ・ヴァンパイア》]]、[[《きつね火》]]等との[[コンボ]]で戦線を維持することができる。~
 また、[[《デス・ラクーダ》]]や[[《スカラベの大群》]]等、[[サイクル・リバース]][[モンスター]]を護るのに適したカードとも言える。~
 但し、[[モンスター]]の[[攻撃宣言]]時に、相手の代わりに選択権を得るだけであり、[[《切り込み隊長》]]や[[《コマンド・ナイト》]]、[[《精気を吸う骨の塔》]]等の[[効果]]に逆らった攻撃対象を選択することはできない。~
 勿論、[[《マジックアーム・シールド》]]のように相手モンスターに攻撃を流す事もできない。

 ステータスは[[《ヴァンパイア・ロード》]]とほぼ同等だが[[自己再生]]能力は無く、他の[[上級]][[アンデット族]]と比較すると優先順位はやや低い。~
 しかし、[[アンデット族]]特有の[[特殊召喚]]サポートには全て対応しているため、活躍の機会もあるだろう。~

-なお、「攻撃対象を選択する」する[[効果]]は、相手の対象選択に干渉するだけであり、[[効果]]対象とする訳では無い。~
よって、[[《魂を削る死霊》]]を攻撃対象に選択しても[[破壊]]されることは無い。~
なお、この[[効果]]は[[永続効果]]で[[チェーン]]に乗らないため、[[誘発効果]]である[[《宝玉獣 アンバー・マンモス》]]と異なるので注意。

-「[[Pharaonic Guardian −王家の守護者−]]」の発売直後、つまり[[《ピラミッド・タートル》]]の出現当初、[[《ヴァンパイア・ロード》]]と共に[[デッキ]]から[[特殊召喚]]されていた[[アタッカー]]はこのカードであった。~
[[《龍骨鬼》]]、[[《カース・オブ・ヴァンパイア》]]等の影に隠れてしまっているが、使われると嫌なカードである。~

-コナミのゲーム作品において―~
プレイステーション2専用ソフト「遊戯王 真デュエルモンスターズll 継承されし記憶」で登場したモンスター。~
この時にはなんの効果も持っていなかった。攻撃方法と台詞が独特で、攻撃時には画面が暗転して手を翳すと同時に無数のコウモリを出して攻撃していた。~
台詞も、どことなく貴族を彷彿させるように振る舞い、「私の永遠の命」「やっと死ねて、我が眷属喜ぶでしょう」など、アンデットらしい台詞の数々。~
これらから察するに、ヴァンパイアと考えられる。~

**関連カード [#h70617d8]
-[[《ヴァンパイア・ロード》]]
-[[《カース・オブ・ヴァンパイア》]]

-[[《ピラミッド・タートル》]]
-[[《生者の書−禁断の呪術−》]]
-[[《ミイラの呼び声》]]

-[[《地縛霊の誘い》]]
-[[《宝玉獣 アンバー・マンモス》]]

**収録パック等 [#rd998d5e]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP168 
-[[DUELIST LEGACY Volume.5]] DL5-049 
-[[Mythological Age −蘇りし魂−]] MA-08

**FAQ [#u91a196a]
Q:このカードが自分[[フィールド]]上に存在する時、[[相手]]の[[《サブマリンロイド》]]等の[[効果]]による[[直接攻撃]]を自分[[フィールド]]上[[モンスター]]への攻撃に変更することは出来ますか?~
A:はい、できます。~
  ただし、プレイヤーしか攻撃対象にできない[[《因幡之白兎》]]の攻撃の場合は、[[モンスター]]を攻撃対象に選択する事はできません。

Q:自分の場にこのカードを含む複数の[[モンスター]]、[[相手]]の場に[[全体攻撃]]能力を持つ[[モンスター]]がいます。~
  攻撃対象の選択及び[[相手]][[モンスター]]の攻撃回数はどう処理しますか?~
A:[[調整中]](07/03/08)