遊戯王カードWiki - 《ハーピィの狩場》のバックアップ(No.93)

《ハーピィの狩場(かりば)/Harpies' Hunting Ground》 †

フィールド魔法
「ハーピィ・レディ」または「ハーピィ・レディ三姉妹」が
フィールド上に召喚・特殊召喚された時、
フィールド上に存在する魔法・罠カード１枚を破壊する。
フィールド上に表側表示で存在する鳥獣族モンスターは
攻撃力と守備力が２００ポイントアップする。

　前半の効果は、《ハーピィ・レディ》または《ハーピィ・レディ三姉妹》が召喚・特殊召喚する度に魔法・罠除去を行うもの。
　【ハーピィ】にはフィールドで《ハーピィ・レディ》として扱うハーピィも多く、特殊召喚手段も揃っているので、効果の発動の機会は多い。
　伏せカードを除去してエクシーズ召喚の妨害を事前に防いだり、永続カードによるロックやメタを突破したりと、様々な用途に利用できる。
　《魔封じの芳香》と組み合わせれば、相手の魔法カードの使用を徹底的に妨害できる。→【アロマハーピィ】
　自分フィールド上のカードを選択することもできるため、《ヒステリック・サイン》を墓地へ送る手段とするのも良いだろう。

　ただし強制効果なので、相手フィールド上に魔法・罠カードがなければ自分フィールド上のカードを破壊する事になる。
　他に魔法・罠カードがなければこのカード自身を破壊する事になるため、大量展開を狙う場合は発動タイミングに注意する必要がある。
　なお《フィールドバリア》はフィールド魔法を「破壊できない（破壊効果の対象にできない状態にする）」ので、このカードを指定して自分の魔法・罠カードの破壊を防ぐコンボは不可能。
　「破壊されない」状態にする《Ｓｉｎスターダスト・ドラゴン》ならばこのコンボを使用することができる。

　後半の効果は鳥獣族の全体強化。
　《ハーピィ・クィーン》・《ハーピィ・レディ・ＳＢ》が大半の下級モンスターを一方的に戦闘破壊できるようになり、《ハーピィ・レディ》でのビートダウンを狙う場合はあって損はない効果である。
　ただし、《ハーピィ・ダンサー》以外の「《ハーピィ・レディ》として扱う」ハーピィが《奈落の落とし穴》の対象範囲に含まれるようになるため、ランク４エクシーズ召喚を中心とする場合は邪魔になることもある。
　こちらの効果はハーピィ以外も恩恵を受けられるが、200ポイントという微弱な強化でしかないため、【ハーピィ】以外でわざわざ採用することはほぼないだろう。

かつての【ハーピィ】ではデッキを組む最大の意義としても扱われていた。
しかし、《サイクロン》の制限解除を始めとした魔法・罠除去の増加に伴い、ロックカードや攻撃反応型罠カードが減ったため、その価値は相対的に下がっている。
また、エクシーズモンスター登場以後はエクシーズ召喚主体の戦術となったため、上述の《奈落の落とし穴》を警戒してこのカードを採用しないケースも増えている。

コナミのゲーム作品において―
TAG FORCEシリーズでは発動すると、デュエルの背景にて《ハーピィ・レディ》と《おジャマトリオ》の奮闘が見られる。
２、３と演出が変更され、２ではやられていた《おジャマトリオ》の反撃が見られ、３以降ではなんと《おジャマ・デルタハリケーン！！》を発動して《ハーピィ・レディ》を上空へと連れ去っている。
また《ハーピィ・レディ》のポリゴンは海外仕様になっているが、バストサイズには特に変更は見られない。

Ｑ：《ヒステリック・パーティー》でハーピィを２体以上特殊召喚した場合、魔法・罠カードは複数破壊できますか？
Ａ：同時に特殊召喚されるため、一枚のみの破壊になります。

Ｑ：ダメージステップ中にハーピィが特殊召喚された場合、効果の発動は発生しますか？
Ａ：ダメージステップ中でも効果の発動は発生します。(08/09/11)

Ｑ：効果解決時に召喚・特殊召喚した《ハーピィ・レディ》がフィールド上に表側表示で存在しない場合でも、効果は適用されますか？
Ａ：はい、適用されます。(10/05/22)