遊戯王カードWiki - 《ハウリング・ウォリアー》のバックアップ(No.19)

《ハウリング・ウォリアー/Feedback Warrior》 †

効果モンスター
星３/地属性/戦士族/攻 800/守 700
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
自分フィールド上に表側表示で存在する
モンスター１体を選択して発動できる。
選択したモンスターのレベルは３になる。

　どのようなモンスターもレベルを合わせられるのでシンクロ召喚やエクシーズ召喚のサポートになる。
　特殊召喚が容易なモンスター、あるいはこのカードを特殊召喚可能なものと組み合わせることで、素早く上記の行為につなげられる。
　もとより特殊召喚が容易なステータスであるが、このカードの場合《トライデント・ウォリアー》や《Ｘ－セイバーウェイン》などレベルが異なるもののモンスター効果も活用できる。

　しかしながら、レベル３は元々特殊召喚が容易なモンスターが多い。
　シンクロ召喚・エクシーズ召喚先のモンスターを多用するつもりなら、単体では機能せずアドバンテージも得られないこのカードを扱うより、はじめからそれらを採用したほうが安定する。
　エクシーズ召喚の場合、レベルを変更しないという使い分けが意味をなさないうえ、《ガガガマジシャン》や《セイクリッド・カウスト》でレベル３からそれ以上に合わせるほうがより選択肢が広がる。
　シンクロ召喚の場合は特殊召喚が容易な《ＴＧストライカー》や《ゾンビキャリア》等のレベルを操作し、シンクロモンスターを使い分けられる点が強力ではある。
　しかし、これらと連携のとりやすいそれぞれのレベルのモンスターよりも優先させられるかは難しい所である。

　自身のレベルを変更するものと違い、《レベル制限Ｂ地区》などを回避したり、《ハイドロプレッシャーカノン》などのレベル３以下を指定したサポートカードを強力な高レベルモンスターに適用させられる。
　だが、結局のところ手札事故の確率を上げてまで狙うようなコンボでもなく、エクシーズ召喚等のついでに狙えればよい程度のものである。

　このように一見して汎用的な効果でありながら、指定するレベルのモンスター層の充実により、これといって積極的に採用すべきデッキは少ない。
　ただし、特殊召喚時のディスアドバンテージという最大の欠点を解消できる場合、ランク３エクシーズモンスターの汎用性の高さもあり、充分な活躍が期待できる。

　具体的には特殊召喚にカードの消費がからまない《黄泉ガエル》や《レベル・スティーラー》などとの併用があげられる。
　これらと相性の良いレベル５以上のモンスターに関しても、エクシーズ召喚が視野に入るなど拡張性の高い動きが可能。
　また《ガガガマジシャン》などと違い、エクストラデッキに複数のランクを用意する必要もないため、爆発力こそ下がるもののコントロール奪取との相性も良い。
　この場合、《黄泉ガエル》と相性の良い《エネミーコントローラー》を利用すると良いだろう。