*《ハリケーン/Giant Trunade》 [#m48f3bab] 通常魔法(制限カード) フィールド上に存在する魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻す。 [[Magic Ruler −魔法の支配者−]]で登場した[[通常魔法]]。~ [[フィールド]]上の[[魔法・罠カード]]を全て[[手札]]に[[戻す]][[効果]]を持つ。~ // 不特定多数の[[魔法・罠カード]]を[[手札]]に[[戻す]]ため、この[[カードの効果]]は[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]ではない。~ [[《大嵐》]]と同様に[[全体除去]]を行い、一斉[[攻撃]]をする場合に役立つ。~ しかし、[[除去]]方法が[[バウンス]]であり、この[[カード]]を1枚[[発動]]するだけでは次の[[ターン]]に再び[[セット]]されてしまうので、[[ディスアドバンテージ]]となってしまう([[ユニオン]]や[[《サクリファイス》]]に奪われた[[自分]][[モンスター]]を[[バウンス]]できれば、この限りではない)。~ そのため、単体での強さでは[[《大嵐》]]より劣るが、[[バウンス]][[カード]]であるため、多くの[[コンボ]]を[[発動]]させる事ができる。~ [[相手]]の[[魔法・罠カード]]を完全に空にすることができる。~ あまり見かける事はないだろうが、[[破壊]]せず[[手札]]に[[戻す]]ので、[[《呪われた棺》]]等の[[墓地]]で[[発動]]する[[カード]]の[[発動]]を阻害することも可能である。~ [[《大嵐》]]と同様に、[[《火之迦具土》]]等の一発に賭ける[[モンスター]]や、[[直接攻撃]][[モンスター]]のサポートになる。~ [[自分]]の[[魔法・罠カード]]を回収する事で、様々な[[コンボ]]が可能である。~ [[蘇生]][[カード]]の[[《早すぎた埋葬》]]・[[《契約の履行》]]を[[手札]]に[[戻す]]事で[[装備モンスター]]は[[完全蘇生]]でき、[[蘇生]][[効果]]は再利用できる。~ [[《リビングデッドの呼び声》]]や[[《D・D・R》]]等[[完全蘇生]]とならない[[カード]]でも、[[破壊された]]時の[[効果]]を能動的に使え、[[特殊召喚]]時の[[効果]]を再利用可能となる。~ [[《光の護封剣》]]・[[《悪夢の鉄檻》]]等[[ターン]]制限付きの[[永続カード]]を[[手札]]に[[戻す]]事で[[ターン]]カウントも[[リセット]]し、それらの[[カード]]を再利用できる。~ [[《ビッグバン・シュート》]]を[[相手]][[モンスター]]に装備させ、[[手札]]に戻せば、[[装備モンスター]]を[[ゲームから除外>ゲームから除外する(取り除く)]]し、[[《ビッグバン・シュート》]]も再利用できる。~ この[[カード]]と相性の良い[[デッキ]]は以下の通りである。~ [[【高等儀式術】]]では[[《契約の履行》]]との[[コンボ]]が狙いやすく、[[蘇生]]した[[《終焉の王デミス》]]が[[効果]]を使っても[[自壊]]しなくなる。~ 更に[[【フィフティ・フィフティ】]]等においては[[ロック]]パーツを「[[破壊]]」しないことを逆に[[メリット]]にし、戦術を変えるために使われる。~ -[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]を戻せば、2回目の[[墓地]]肥やしが出来る。~ [[《オーバーロード・フュージョン》]]から[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]を[[特殊召喚]]し、次に[[《龍の鏡》]]から[[《F・G・D》]]を速攻で[[特殊召喚]]するという夢の共演も可能。~ この順番は決して間違えてはならない。~ また、2回目の[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]で[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]を選択した場合、2[[ターン]]後に[[フィールド]]が空になってしまうため、[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]は1回目で選択するべきである。 -[[《大嵐》]]との違いは[[破壊]]ではなく[[バウンス]]する事である。~ この違いは意外と大きく、現[[環境]]で採用率の高い[[《スターダスト・ドラゴン》]]・[[《スターライト・ロード》]]等[[破壊]]を[[トリガー]]とする[[カードの効果]]を[[発動]]すらさせずに、安全に[[魔法&罠カードゾーン]]を空けることができるのだ。~ しかし、この[[カード]]を使用する場合、[[手札]]に戻した[[カード]]を再利用されたり、戦略を立て直されてしまう可能性も念頭に置かなくてはならない。 -[[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]付けで[[準制限カード]]に指定され、[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]では[[制限カード]]に[[制限強化]]された。~ [[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]]にて[[《大嵐》]]は[[禁止カード]]に指定され、現在は[[《大嵐》]]の代わりに採用されていることが多い。~ --[[遊戯王オンライン]]では、2008年1月4日の[[制限改訂]]で[[準制限カード]]に[[制限緩和]]されたが、後にまた[[制限強化]]されている。~ --上記のように、[[《大嵐》]]が[[制限カード]]だった時代では、「2枚目以降の[[《大嵐》]]」として採用されることがあった。~ -[[カウンター]]が乗る[[魔法・罠カード]]をリセットできる。~ [[《魔法都市エンディミオン》]]のように[[破壊]][[耐性]]がある場合や、[[《マジック・ガードナー》]]のように[[破壊]][[耐性]]を持たせるものも、[[バウンス]]なので問題ない。 -対[[【宝玉獣】]]ではかなり強力な[[カード]]と化す。~ 相手に凄まじい[[ハンド・アドバンテージ]]を与えてしまうのが辛いが、[[宝玉獣]]は総じて[[魔法&罠カードゾーン]]にあった方が都合の良いものが多いため、あまり気にならない。~ ただし、[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]を[[バウンス]]した場合、[[効果]]の再利用を許す点は注意。 -ハリケーンとは、西インド諸島付近などで発生する熱帯低気圧の中で、最大風速が毎時64ノット(74マイル, 119km)以上のものを指す。~ 名前の由来はスペイン語の暴風の神(Huracan)から。~ かつては愛称として女性の名前が付けられていたが、事情により現在は男女交互となっている。~ なお、ハリケーンは英語では「Hurricane」だが、このカードの英語表記は「Giant Trunade」(巨大な竜巻)。~ アメリカでは甚大な被害が出ているだけに、そのまま使うのはマズいとされたのだろうか。~ しかし、なぜか「Tornado」(正しい綴り)ではなく「Trunade」と間違った英語読みのようになっている。~ 一方他の[[カード]]では「Tornado」が使われている。~ -原作・アニメにおいて―~ 「バトルシティ編」の「城之内vs梶木」戦において城之内が使用。~ 同[[デュエル]]では[[キーカード]]となった。~ 元々はOCGオリジナル[[カード]]で、原作が逆輸入した[[カード]]である。~ 原作では[[魔法・罠カード]]を1[[ターン]]に1枚ずつしか[[セット]]できないためか比較的[[レアリティ]]が高く、極めて強力な[[カード]]として扱われていた。~ [[伏せ除去]][[カード]]が少ない城之内の[[デッキ]]では、貴重な[[カード]]であったらしい。~ 同じく「バトルシティ編」の「城之内vsリシド」戦では、[[デッキ]]の殆どを[[罠カード]]で構成しているリシドに対してこのカードを使い総[[攻撃]]を仕掛けようとするが、[[《アヌビスの裁き》]](原作効果)に[[無効]]化されてしまった。~ 「KCグランプリ編」の「城之内vsマスク・ザ・ロック」戦では、城之内の[[《早すぎた埋葬》]]、ロックの[[永続罠]]《伝説のギャンブラー》・[[《旅人の試練》]]、[[フィールド魔法]]《古の都−エンシェント・シティー》を[[バウンス]]させた。~ そして城之内は再び[[《早すぎた埋葬》]]を使用し、この[[コンボ]]で1[[ターン]]に2体の[[モンスター]]を[[蘇生]]させた。~ 「vsジーク」戦では、城之内の[[《デンジャラスマシン TYPE−6》]]、ジークの[[永続魔法]]《女神ウルドの裁断》・《女神ヴェルダンディの導き》・《女神スクルドの託宣》、[[通常罠]]《フライアのリンゴ》、[[永続罠]]《ローゲの焔》を[[バウンス]]させた。~ しかし、これが《フライアのリンゴ》の[[ドロー]][[効果]]と《ローゲの焔》の[[特殊召喚]][[効果]]を[[発動]]させてしまう。 --アニメGXの「十代vsカミューラ」戦にてカミューラが使用。~ 十代の[[伏せカード]]を[[除去]]しつつ、[[永続魔法]]《ジェネシス・クライシス》を回収してその[[効果]]を二回使用するという戦術を見せた。~ カミューラはその[[ターン]]で[[デュエル]]に決着をつけようとしたが、十代の[[伏せカード]]は[[手札]]に戻ることで[[効果が発動>効果の発動]]する[[罠カード]]《インシュランス》だったため、十代の[[ライフ]]が300ポイント残ってしまい、その[[ターン]]では決着がつかなかった。~ また、「明日香vs万丈目」(1戦目)において万丈目も使用している。~ 《秘めた思い》と[[《埋蔵金の地図》]]の[[効果]][[発動]]の[[トリガー]]となった。~ 後の異世界編で行われた[[デュエル]]「怒りの仮面vsジム」戦では、怒りの仮面が《怒りのアンカー・ナイト》の[[コスト]]として捨てている。 --「遊戯王R」でも、城之内が使用。~ 「vsメンド・シーノ」戦で「《ハリケーン》が来ればいいんだが…」と言及されるほど城之内の[[デッキ]]では重要な[[カード]]とされている。~ 「vsバンデット・キース」戦では[[《邪神イレイザー》]]の[[攻撃力]]を下げるべく《カード・ヘキサチーフ》で[[フィールド]]に固定された[[伏せカード]]を回収しようとしたが、《魔法解除》([[《魔法除去》]]参照)に[[無効]]化された。~ 彼曰く「切り札」。 **関連カード [#a5afcf09] -[[《大嵐》]] -[[《局地的大ハリケーン》]] -[[《女忍者ヤエ》]] -[[《疾風鳥人ジョー》]] -[[《ポルターガイスト》]] -[[《大寒波》]] -[[《早すぎた埋葬》]] -[[《再融合》]] -[[《契約の履行》]] -[[《継承の印》]] -[[《ハリケル》]] -[[《おジャマ・デルタハリケーン!!》]] -[[《スペシャルハリケーン》]] **収録パック等 [#p48bf7dc] -[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP032 &size(10){[[Rare]]}; -[[BEGINNER'S EDITION 1(第7期)]] BE01-JPXXX &size(10){[[Ultra]]}; -[[DUELIST LEGACY Volume.1]] DL1-037 &size(10){[[Rare]]}; -[[Magic Ruler −魔法の支配者−]] MR-48 -[[STRUCTURE DECK−遊戯編−]] YU-46 -[[STRUCTURE DECK−城之内編−]] JY-25 -[[STRUCTURE DECK−ペガサス・J・クロフォード編−]] PE-33 -[[STRUCTURE DECK−城之内編− Volume.2]] SJ2-022 -[[ストラクチャーデッキ−アンデットの脅威−]] SD2-JP015 -[[ストラクチャーデッキ−戦士の伝説−]] SD5-JP021 -[[ストラクチャーデッキ−暗闇の呪縛−]] SD12-JP019 -[[ストラクチャーデッキ−ロード・オブ・マジシャン−]] SD16-JP025 -[[STARTER DECK(2007)]] YSD2-JP024 -[[STARTER DECK(2009)]] YSD4-JP023 -[[GOLD SERIES 2010]] GS02-JP015 &size(10){([[Gold]])}; **FAQ [#ze38803c] Q:[[発動]]した《ハリケーン》も[[手札]]に戻しますか?~ A:いいえ、[[発動]]した[[通常魔法]][[カード]]は[[墓地へ送る]]事が確定しているため、この《ハリケーン》も[[墓地]]へ送られます。 Q:《ハリケーン》に[[チェーン]]して[[速攻魔法]]・[[通常罠]]を[[発動]]した場合、その[[カード]]は[[手札]]に戻しますか?~ A:いいえ、[[発動]]済みの[[カード]]は[[手札]]に戻しません。~ ただし、[[《リビングデッドの呼び声》]]等[[永続罠]]を[[発動]]した場合は場に残り続けるため、それらも[[手札]]に戻る事となります。 //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。