《ハリケーン/Giant Trunade》 †
通常魔法(禁止カード)
フィールド上の魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻す。
Magic Ruler −魔法の支配者−で登場した通常魔法。
フィールド上の魔法・罠カードを全て手札に戻す効果を持つ。
《大嵐》と同様に全体除去を行い、相手の魔法・罠カードゾーンを空にすることができる。
《火之迦具土》等の一発に賭けるモンスターや、直接攻撃モンスターのサポートになる。
しかし、除去方法がバウンスであり、このカードを1枚発動するだけでは次のターンに再びセットされるので、基本的にはディスアドバンテージとなる。
ゆえに、単体での強さでは《大嵐》より劣るが、自分のカードをバウンスすることで多くのコンボを発動させることができる。
自分のフィールドに無意味に残った《リビングデッドの呼び声》をバウンスして再利用、効果を1ターンに1度しか使えない永続魔法、フィールド魔法を使いまわす、等が最も基本的なコンボだろう。
このようなバウンスを利用したコンボ自体は他のカードでも可能だが、召喚権も使わず、どのようなデッキであっても無理なく入る汎用性の高さは他のバウンスカードの中でも群を抜いている。
- ハリケーンとは、大西洋等で発生する熱帯低気圧の中で、最大風速が毎時64ノット(74マイル, 119km)以上のものを指す。
スペイン語の「暴風の神(Huracan)」から名付けられている。
かつては愛称として女性の名前が付けられていたが、事情により現在は男女交互となっている。
なお、ハリケーンは英語では「Hurricane」だが、このカードの英語名は「Giant Trunade(巨大な竜巻)」。
他のカードは正確に「Tornado」が使われているにも関わらず、このカードだけは「Trunade」と間違った英語読みのようになっている。
- アニメGXの「十代vsカミューラ」戦にてカミューラが使用。
十代の伏せカードを除去しつつ、永続魔法《ジェネシス・クライシス》を回収してその効果を2回使用するという戦術を見せた。
カミューラは、そのターンでデュエルに決着をつけようとしたが、十代の伏せカードは手札に戻ることで効果が発動する罠カード《インシュランス》だったので、そのターンでは決着がつかなかった。
また、「明日香vs万丈目」(1戦目)において万丈目も使用している。
《秘めた思い》と《埋蔵金の地図》の効果発動のトリガーとなった。
後の異世界編で行われたデュエル「ジムvs怒りの仮面」戦では、怒りの仮面が《怒りのアンカー・ナイト》のコストとして捨てている。
- 「遊戯王R」でも、城之内が使用。
「vsメンド・シーノ」戦で「《ハリケーン》が来ればいいんだが…」と言及されるほど城之内のデッキでは重要視されている。
「vsバンデット・キース」戦では、《邪神イレイザー》の攻撃力を下げるべく《カード・ヘキサチーフ》でフィールドに固定された伏せカードを回収しようとしたが、《魔法解除》(《魔法除去》参照)に無効化された。
彼曰く「切り札」。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Q:発動した《ハリケーン》も手札に戻しますか?
A:いいえ、発動した通常魔法カードは墓地へ送る事が確定しているため、この《ハリケーン》は墓地へ送られます。
Q:《ハリケーン》にチェーンして速攻魔法・通常罠を発動した場合、そのカードは手札に戻しますか?
A:いいえ、発動済みのカードは手札に戻しません。
ただし、《リビングデッドの呼び声》等永続罠を発動した場合は場に残り続けるため、それらも手札に戻る事となります。