*《ハンニバル・ネクロマンサー/Hannnibal Necromancer》 [#lcf39a80]
*《ハンニバル・ネクロマンサー/Hannibal Necromancer》 [#top]
 効果モンスター
 星4/闇属性/魔法使い族/攻1400/守1800
 このカードが召喚に成功した時、
 このカードに魔力カウンターを1個乗せる(最大1個まで)。
 このカードに乗っている魔力カウンターを取り除く事で、
 フィールド上に表側表示で存在する罠カード1枚を破壊する。
 (1):このカードが召喚に成功した場合に発動する。
 このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大1つまで)。
 (2):このカードの魔力カウンターを1つ取り除き、
 フィールドの表側表示の罠カード1枚を対象として発動できる。
 その表側表示の罠カードを破壊する。

 カード化されるのがやたら遅かった割には、今ひとつな効果の原作出身モンスター。~
 生きる[[《罠はずし》]]と言える[[効果モンスター]]。その[[効果]]の類似性から、強さを調整された[[《魔導戦士 ブレイカー》]]とも見ることができる。~
 [[「遊戯王デュエルモンスターズインターナショナル ワールドワイドエディション」攻略本 付属カード>書籍付属カード#GBA]]で登場した[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[召喚に成功した]]時に自身に[[魔力カウンター]]を乗せる[[誘発効果]]、自身の[[魔力カウンター]]を取り除く事で[[フィールド]]の[[表側表示]][[罠カード]]1枚を[[破壊]]する[[起動効果]]を持つ。~

 …のだが、あまりにも劣化しすぎである。
-[[攻撃力]]が低く戦闘では役に立たない。
-そこそこの[[守備力]]を活かすには[[裏側守備表示]]で出さなければならないが、そうすると反転後も[[カウンター]]が乗らない。
-[[《キラー・トマト》]]から出せるが、そうすると[[効果]]が発動しない。
-[[裏側表示]]のカードは[[破壊]]できない。
-[[魔法カード]]は[[破壊]]できない。
 (2)の[[効果]]で[[破壊]]できるのは[[永続罠]]や[[罠モンスター]]、[[装備カードになる罠>装備カード#trap]]に限定される。~
 そのため、[[破壊]]できる範囲が広く、[[アタッカー]]としても使える[[《魔導戦士 ブレイカー》]]に多くの場合劣ってしまう。~
 [[セット]]や[[特殊召喚]]では(1)の[[効果]]を[[発動]]ができない事から、そこそこ高い[[守備力]]が活きる場面も少ない。~
 [[《奈落の落とし穴》]]にかからない利点も[[《トーラの魔導書》]]などを考えると利点としては少々薄い。~
 4枚目以降としても他にいくらでも候補がいるため、採用の価値はほぼない。~
 どうしても使うなら[[《ダーク・バースト》]]で回収できる点を活かしたい。~

 と不利な点が多すぎ、正直ここまで弱くしなくてもと思えるほどである。~
 使うなら、相手に[[効果]]を聞かれることは覚悟しておいたほうが良い。
-この[[カード]]が封入された袋には、「[[《悪夢の蜃気楼》]]と[[コンボ]]になる」「[[《キラー・トマト》]]で[[特殊召喚]]しよう」などと書かれている。~
前者は完全なミスで、[[《悪夢の蜃気楼》]]は[[魔法カード]]なのでこの[[カード]]では[[破壊]]できず、仮にできたとしても[[起動効果]]なので[[コンボ]]にはならない。([[《悪夢の蜃気楼》]]は、[[相手]][[ターン]]中に[[破壊]]して初めて[[コンボ]]になる[[カード]]である)~
後者に関しては確かに[[《キラー・トマト》]]での[[特殊召喚]]は可能だが、[[特殊召喚]]ではこの[[カード]]に[[魔力カウンター]]が乗らないので[[効果]]が[[発動]]できない。~
この[[カード]]に限らず、[[《キラー・トマト》]]絡みのミスは多い。~

 加えて[[表側表示]]で存在する[[罠カード]]となると[[永続罠]]となるのだが、一番[[破壊]]したいであろう[[《スキルドレイン》]]は[[効果]]が無効化されるため[[破壊]]できない。~
 また[[《光の護封壁》]]や[[《拷問車輪》]]等は[[《王宮のお触れ》]]で事足りるという事を考えると、使い所の狭さも悩みの種となる事がわかる。
-登場する直前に[[制限カード]]となった[[《魔導戦士 ブレイカー》]]を調整したような能力だが、大した活躍のないまま[[《魔導戦士 ブレイカー》]]が[[09/09/01>禁止・制限カード/2009年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[制限解除]]されてしまった。~

 結局の所[[【Vドラコントロール】]]が[[《王宮のお触れ》]]対策で[[サイドデッキ]]に入れる程度。~
 その際も1戦目で勝負が決したり、[[《イナゴの軍勢》]]で片付いたりとつくづく活躍の場が無い不運なカードとなっている。~
 ただし、[[《イナゴの軍勢》]]では出して即[[破壊]]は出来ないため、[[《王宮のお触れ》]]影響下で1ターン守らなくてはならない。~
 こちらなら即[[破壊]]できるためほぼ確実に[[破壊]]可能。~
-「ネクロマンサー(Necromancer)」については、[[《カオス・ネクロマンサー》]]参照。~
「ハンニバル(Hannibal)」は紀元前2世紀のカルタゴの将軍だが、外見には全く共通性がない。~
映画・小説『ハンニバル』シリーズの主人公である連続殺人鬼の名前としても有名だが、やはりこの[[モンスター]]との共通性に乏しい。~
別段ネクロマンサーらしい[[モンスター]]でもないので、恐ろしげな言葉を単に繋げただけとも考えられる。~

-古本屋などで、たまにカードが未開封のままの攻略本が100円くらいで売られてたりする。~
無論、カードを単体で買うより、はるかにお得なので見つけたもん勝ちである。~
-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」における「城之内vsレアハンター」戦において、レアハンターが最初に[[召喚]]した[[モンスター]]。~
他のレアハンターの[[モンスター]]と同じく、場つなぎのためだけの出番であり、活躍もせずに倒された。~
一応[[守備力]]が1800あるので、同じ利用法の[[《三ツ首のギドー》]]よりはマシである。~

-ネクロマンサーについては[[《カオス・ネクロマンサー》]]参照。~
しかし、”魔法使い”で”ネクロマンサー”なのにその姿は、爬虫類のような怪物の風貌である。~
また、ゲームでのテキストでは、「死霊の魂が集まり、[[《ハンニバル・ネクロマンサー》]]となった。」とある。~
原作出身のためか、かなり変化球のデザインのモンスターである。~
--アニメでは他にも出番があり、第2期のOPで[[《シャイン・アビス》]]や[[《女邪神ヌヴィア》]]と共に登場していたり、他の決闘者も使用していたりする。~
//しかも上記のOPシーンでは[[モンスター]]軍団のセンターという謎の高待遇を受けている。~
//中央にはいたが、大して優遇されていた様には見えない
また、戦いの儀の前に海馬が遊戯に差し出したジュラルミンケースの中に入っていた。~

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」で、バトルシティ開幕前日の「レアハンターVS城之内」にてレアハンターが最初に[[召喚]]した[[モンスター]]。~
他のレアハンターの[[モンスター]]と同じく、場つなぎのためだけの出番であり、あっというまに倒された。~
一応[[守備力]]が1800あるので、同じ利用法の[[《三ツ首のギドー》]]よりはマシである。~
またアニメでは、他の決闘者も使用しているのが確認できる。~
--アニメARC-V第3話に登場したLDSの小テストには、この[[カード]]の[[攻撃力]]を答える問題が出題されていた。

**関連カード [#h70617d8]
―ネクロマンサーのモンスター
-[[《カオス・ネクロマンサー》]]
-コナミのゲーム作品において―~
DMシリーズでは[[効果]]を持たず、「死霊の魂が集まりハンニバル・ネクロマンサーとなった」というオリジナルの[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が存在する。~
この[[カード]]が初登場したDM3では、[[《バフォメット》]]と同じく半端に[[ステータス]]の合計が高かったため[[レベル]]5に指定されていた。~
[[OCG]]より先にその[[イラスト]]が登場した真DM2では、表に返すと[[フィールド]]上のすべての[[アンデット族]]を300ポイント[[強化]]するというファンタジーにおける「ネクロマンサー」らしい[[効果]]を持っていた。~
また、[[イラスト]]は背景が紫色になっている。~

―効果関連
**関連カード [#card]
-[[魔力カウンター]]

-[[《スカル・クラーケン》]]

-[[《雲魔物−アシッド・クラウド》]]
-[[《魔導戦士 ブレイカー》]]

-[[《巨大戦艦 テトラン》]]

-[[《罠はずし》]]
-[[《トラップ・イーター》]]

**収録パック等 [#jccd526b]
-[[「遊戯王デュエルモンスターズインターナショナル ワールドワイドエディション」攻略本 付属カード>書籍付属カード#a1c64c84]] GBI-B01 &size(10){[[Ultra]]};
//―名前関連
//-[[《インフェルニティ・ネクロマンサー》]]
//-[[《カオス・ネクロマンサー》]]

**FAQ [#f7dce415]
Q:このカードはどう召喚すれば魔力カウンターが乗るのですか?~
A:表側攻撃表示で通常召喚したときのみ、魔力カウンターが乗ります。反転召喚や特殊召喚ではカウンターは乗りません。~
//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[「遊戯王デュエルモンスターズインターナショナル ワールドワイドエディション」攻略本 付属カード>書籍付属カード#GBA]] GBI-B01 &size(10){[[Ultra]]};
-[[ストラクチャーデッキ−ロード・オブ・マジシャン−]] SD16-JP004
-[[決闘者の栄光−記憶の断片− side:武藤遊戯]] 15AX-JPM24 &size(10){[[Normal]],[[Millennium>Parallel#MR]]};

//**FAQ [#faq]
//Q:
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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