*《ハンニバル・ネクロマンサー/Hannibal Necromancer》 [#lcf39a80]
 効果モンスター
 星4/闇属性/魔法使い族/攻1400/守1800
 このカードが召喚に成功した時、
 このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大1つまで)。
 このカードに乗っている魔力カウンターを1つ取り除く事で、
 フィールド上に表側表示で存在する罠カード1枚を破壊する。


 [[「遊戯王デュエルモンスターズインターナショナル ワールドワイドエディション」攻略本 付属カード>書籍付属カード#a1c64c84]]として登場した[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[下級モンスター]]。~
 自身に[[魔力カウンター]]を乗せる[[誘発効果]]と、[[フィールド]]上の[[表側表示]][[罠カード]]を[[破壊]]する[[起動効果]]を持つ。~

 その[[効果]]の類似性から、強さを調整された[[《魔導戦士 ブレイカー》]]とも見ることができる。~
 しかし、[[《罠はずし》]]と同じ[[効果]]はあまりにも調整されすぎである。~
 おまけに当の[[《魔導戦士 ブレイカー》]]はというと[[09/09/01>禁止・制限カード/2009年9月1日]]の[[制限改訂]]でついに[[制限解除]]されることに。~

+[[攻撃力]]が低く[[戦闘]]ではあまり役に立たない。
+そこそこの[[守備力]]を活かすには[[裏側守備表示]]で出さなければならないが、そうすると反転後に[[カウンター]]が乗らない。
+[[《キラー・トマト》]]から出せるが、そうすると[[効果]]が[[発動]]しない。
+[[裏側表示]]のカードは[[破壊]]できない。
+[[魔法カード]]は[[破壊]]できない。

 上記のように劣る点が多すぎる。~
 加えて[[表側表示]]で存在する[[罠カード]]となると[[永続罠]]となるのだが、[[《スキルドレイン》]]は[[効果]]が[[無効]]化されるため[[破壊]]できない。~
 また[[《光の護封壁》]]や[[《拷問車輪》]]等は[[《王宮のお触れ》]]で事足りるという事を考えると、使い所の狭さも悩みの種となる事がわかる。~
 現在では[[《結界術師 メイコウ》]]が存在するため、ますます出番は少ない。~
 一応、[[《漆黒のパワーストーン》]]を自ら[[破壊]]することで[[《魔法都市エンディミオン》]]に素早く[[魔力カウンター]]を乗せ、[[《神聖魔導王 エンディミオン》]]の[[特殊召喚]]のサポートに使えなくも無い。~
 しかし上記の方法では多少以上の[[ダメージ]]は覚悟しなくてはならない上、それなら[[《ツイスター》]]や[[《サイクロン》]]を使ったほうが明らかに早い。~

 結局の所[[【Vドラコントロール】]]が[[《王宮のお触れ》]]対策で[[サイドデッキ]]に入れる程度。~
 その際も1戦目で勝負が決したり、[[《イナゴの軍勢》]]で片付いたりとつくづく活躍の場が無い不運なカードとなっている。~
 ただし、[[《イナゴの軍勢》]]では出して即[[破壊]]は出来ないため、[[《王宮のお触れ》]]影響下で1[[ターン]]守らなくてはならない。~
 こちらなら即[[破壊]]できるためほぼ確実に[[破壊]]可能。
 それ以外なら[[《王宮の弾圧》]]があるときに[[《奈落の落とし穴》]]を回避できる位の点か。

 [[《グレイモヤ不発弾》]]の登場により使い道は多少増えた。~
 [[《魔導戦士 ブレイカー》]]と比べると、[[《奈落の落とし穴》]]にかからないので[[コンボ]]の成功率が高い。~
 [[リクルート]]や[[サーチ]]がしやすい[[ステータス]]であるが、[[リクルート]]すると[[魔力カウンター]]は乗らないので[[《魔力掌握》]]等を使用すると良い。~


-このカードが入っていた袋には、「[[《悪夢の蜃気楼》]]と[[コンボ]]になる」だとか、「[[《キラー・トマト》]]で[[特殊召喚]]しよう」だとか書かれている。~
後者はまだいいとして、前者に対してはかなりひどいミスだと思われる。~
後者はまだいいとして、前者はかなりひどいミスだと思われる。~

-”魔法使い”で”ネクロマンサー”なのにその姿は、爬虫類のような怪物の風貌である。~
原作出身のためか、かなり変化球なデザインの[[モンスター]]である。~
カード化されるのがやたら遅かった割には、今ひとつな[[効果]]の原作出身[[モンスター]]。~

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」における「城之内vsレアハンター」戦にてレアハンターが最初に[[召喚]]した[[モンスター]]。~
他のレアハンターの[[モンスター]]と同じく、場つなぎのためだけの出番であり、活躍もせずに倒された。~
一応[[守備力]]が1800あるので、同じ利用法の[[《三ツ首のギドー》]]よりはマシである。~
大した活躍はしてない割にアニメでは2期のOPで[[《シャイン・アビス》]]、[[《女邪神ヌヴィア》]]と共に登場している。~
またアニメでは、他の決闘者も使用しているのが確認できる。~
アニメ版DMで、戦いの儀の前に海馬が遊戯に差し出したジュラルミンケースの中に入っていた[[カード]]の1枚。

-コナミのゲーム作品において―~
GBのDMシリーズでは[[効果]]を持たず、オリジナルの[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が存在する。~
「死霊の魂が集まりハンニバル・ネクロマンサーとなった」と書かれている。~
OCGより先にその[[イラスト]]が登場した「真デュエルモンスターズII 継承されし記憶」では、表に返すと[[フィールド]]上のすべての[[アンデット族]]を300ポイント強化するというファンタジーにおける「ネクロマンサー」らしい[[効果]]を持っていた。~

-神話・伝承において―~
ネクロマンサーについては[[《カオス・ネクロマンサー》]]参照。~
ハンニバルとは紀元前2世紀前後に実在したカルタゴの優れた政治家かつ将軍である。~
古代ローマとの第二次ポエニ戦争では当時不可能と思われていたアルプス越えを決行して首都ローマの目前にまで迫った。現在でも恐怖の代名詞として使われている。~
しかしこのモンスターの場合は外見などから映画「羊たちの沈黙」に登場したハンニバル・レクターが元ネタであると考えるほうが自然である。~

**関連カード [#h70617d8]
-[[《スカル・クラーケン》]]

-[[《雲魔物−アシッド・クラウド》]]
-[[《魔導戦士 ブレイカー》]]

-[[《巨大戦艦 テトラン》]]

-[[《罠はずし》]]
-[[《トラップ・イーター》]]

-[[《インフェルニティ・ネクロマンサー》]]

**収録パック等 [#jccd526b]
-[[ストラクチャーデッキ−ロード・オブ・マジシャン−]] SD16-JP004
-[[「遊戯王デュエルモンスターズインターナショナル ワールドワイドエディション」攻略本 付属カード>書籍付属カード#a1c64c84]] GBI-B01 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#f7dce415]
Q:このカードはどう[[召喚]]すれば[[魔力カウンター]]が乗るのですか?~
A:[[表側攻撃表示]]で[[通常召喚]]したときのみ、[[魔力カウンター]]が乗ります。~
 [[反転召喚]]や[[特殊召喚]]では[[カウンター]]は乗りません。~
 ([[《聖なる輝き》]][[発動]]中は特例あり)