*《パラサイト・フュージョナー》 [#top]
 効果モンスター
 星1/闇属性/昆虫族/攻   0/守   0
 このカードは、このカードの(1)の効果を適用する場合のみ融合素材にできる。
 (1):このカードは、融合モンスターカードに
 カード名が記された融合素材モンスター1体の代わりにできる。
 その際、他の融合素材モンスターは正規のものでなければならない。
 (2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
 融合モンスターカードによって決められた、
 このカードを含む融合素材モンスターを自分フィールドから墓地へ送り、
 その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除

 [[レイジング・テンペスト]]で登場した[[闇属性]]・[[昆虫族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[融合素材代用モンスター]]となる[[効果]]を[[適用]]する場合にのみ[[融合素材]]にできる[[効果外テキスト]]、[[融合素材代用モンスター]]の[[ルール効果]]、[[特殊召喚に成功した]]場合に[[融合召喚]]を行う[[誘発効果]]を持つ。~

 (1)は[[融合素材代用モンスター]]が持つ共通の[[効果]]で、基本的な使い方や裁定などはそちらのページを参照。~
 他の[[融合素材代用モンスター]]との違いとして、「この[[カード]]はこの[[効果]]を[[適用]]しなければ[[融合素材]]にできない」という特殊な制限がある。~
 つまり、「[[カード名]]を[[融合素材]]に指定した[[融合モンスター]]」にしか使用できず、[[闇属性]]を指定する[[《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》]]などの[[融合素材]]に使用できない[[デメリット]]となる。~

 (2)は、[[融合モンスター]]を[[融合召喚]]する[[効果]]で、[[融合素材代用モンスター]]を使用可能なあらゆる[[融合モンスター]]が[[融合召喚]]可能。~
 しかし、[[《融合》]]等を必要としない代わりに、[[フィールド]]のみで[[融合召喚]]する必要があり、[[トリガー]]として自身は[[特殊召喚]]しなければならない。~
 この[[カード]]は[[レベル]]1・[[闇属性]]・[[攻撃力]]0と[[特殊召喚]]手段に恵まれた[[ステータス]]だが、[[特殊召喚]]に1枚消費してしまうと[[《融合》]]使用時と同じ[[手札]]消費になってしまうため、手段は選ぶ必要がある。~
 [[モンスター効果]]での[[特殊召喚]]や、[[魔法・罠カード]]でも[[手札]]以外からの[[特殊召喚]]なら、[[融合召喚]]に必要な消費を1枚少なくできる。~
 [[《金華猫》]]のような[[蘇生]][[効果]]持ちの[[モンスター]]であれば実質1枚消費となるが、[[融合召喚]]できる組み合わせが乏しいのがネックとなる。~
 いずれにしろ[[フィールド]]に揃えるのと[[特殊召喚]]が必須な以上、肝心なところで[[融合召喚]]できない場合も多いため、[[手札]]にも対応する[[《融合》]]より優先したいかはよく考えたい。

 また、類似する「[[フィールド]]に[[融合素材]]を揃えれば[[《融合》]]を必要としない[[融合素材代用モンスター]]」としては、[[融合呪印生物]]が存在する。~
 [[光>光属性]]・[[闇>闇属性]]・[[地>地属性]]の3[[属性]]しか存在しないが、[[召喚]]からでも[[効果]]を使え、[[融合モンスター]]と同じ[[属性]]サポートを利用できる。~
 [[融合召喚]]ではないため、「この[[カード]]の[[融合召喚]]は上記の[[カード]]でしか行えない」制約を回避して[[融合モンスター]]を[[特殊召喚]]できる利点もあり使いやすい。~
 一方、[[融合召喚に成功した]]時の[[効果]]を持つ場合や[[蘇生]]で使い回しをしたい場合などはこちらの方が有用な場合もある。~
 なお、共通の欠点として、[[《青眼の究極竜》]]のような場に並べるのが[[重い]][[融合素材]]を持つものとはともに相性が悪い。~

 この[[カード]]を採用する狙い目となるのは、[[《WW−クリスタル・ベル》]]・[[《地天の騎士ガイアドレイク》]]のような[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]を指定する[[融合モンスター]]だろう。~
 [[シンクロ召喚]]用に[[特殊召喚]]ギミックを組み込むため(2)の[[効果]]を活かしやすく、この2体は[[カード名]]指定の[[モンスター]]をもう一方の[[融合素材]]としても使えるため、正規の[[融合素材]]と併用しやすいのも利点となる。~
 初期の[[融合モンスター]]を軸に据えた[[【正規融合】]]においても、採用の余地がある。~
 例えば[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]は、[[《千眼の邪教神》]]と[[レベル]]・[[属性]]が同じで多くのサポートを共有できるため、狙ってみる価値はある。~

 他の使い方としては、[[特殊召喚]]という[[トリガー]]を活かす使い方がある。~
 他の[[融合素材]]を[[フィールド]]に置き、[[《リビングデッドの呼び声》]]等でこの[[カード]]を[[フリーチェーン]]で[[特殊召喚]]できる準備をすれば、任意のタイミングでの[[融合召喚]]が可能となる。~
 [[相手]]の[[召喚]]等に対し牽制となる[[融合モンスター]]を出したり、[[バトルフェイズ]]の追加[[攻撃]]に活用できる。~
//[[特殊召喚]]手段1枚と[[《融合》]]1枚の差し引きで基本的な消費は同じだが、[[通常魔法]]が大部分の[[融合召喚]]を[[デメリット]]なく他タイミングで行える価値は大きい。~
//速攻魔法の融合召喚手段は多数ある
 [[《融合解除》]]とは相性が良く、[[融合素材]]を[[特殊召喚]]後、再び[[融合召喚]]して[[効果]]の再利用や[[融合モンスター]]の追撃に利用できる。~
// ただし、[[チェーン]]2以降で[[発動]]した場合、「一連の処理終了後、[[融合素材]]が残っている」タイミングで初めて[[適用]]となり、[[サクリファイス・エスケープ]]には向いていない。~
//↑これ間違えてない?緊急同調みたいに「このカードの効果処理後」じゃない?

-基本的には自身が[[特殊召喚に成功した]]時に[[発動]]できる[[モンスター効果]]は[[ダメージステップ]]でも[[発動]]できるものがほとんどだが、この[[カード]]は何故か[[発動]]できない裁定になっている。~
//http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=4&cid=12744
//これが可能な場合、[[《デスカウンター》]]・[[《ブランチ》]]・[[《遠心分離フィールド》]](または2枚目の[[《ブランチ》]])を揃える事で[[無限ループ]]による[[1ターンキル]]が行えてしまうので、その防止のためだと思われる。~
//↑根拠に乏しい。融合召喚する処理が入る関係でダメステ発動できない可能性のほうがまだ高いと思う。

-この[[カード]]で名称を指定せず[[融合召喚]]できる[[種族]]・[[属性]]は以下の通り。~
+[[戦士族]]([[《E・HERO ネオス・ナイト》]])~
+[[ドラゴン族]]([[《竜破壊の剣士−バスター・ブレイダー》]])~
+[[魔法使い族]]([[《ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》]])~
+[[機械族]]([[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]])~
+[[風属性]]([[《召喚獣ライディーン》]])~
+[[光属性]]([[《召喚獣メルカバー》]])~
//コンボとか考えるうえで重要かなと思い書きました。他になにかあったらすいません。

-この[[カード]]と[[融合召喚]]できる[[融合素材]]のうち、[[融合モンスター]]のパターンが最も多いのは[[《E・HERO フェザーマン》]]・[[《E・HERO スパークマン》]]の8組で、次点が[[《E・HERO バーストレディ》]]の7組。~
(2)の[[効果]]を使用した[[融合召喚]]に限れば、[[《E・HERO スパークマン》]]の7組となる。

//モチーフ関連やカード名の和訳、意訳を記述。
//「原作・アニメにおいて」のすぐ上部に

-原作・アニメにおいて―~
アニメARC-Vにてドクトルが開発し、彼及び彼に洗脳されたデュエリストが所持する[[モンスター]]。~
[[デュエル]]では「ユーゴvsリン」戦で初登場。~
[[速攻魔法]]《WWの呼び声》の[[効果]]で[[手札]]から[[特殊召喚]]され、自身の[[効果]]により[[《WW−ウィンター・ベル》]]と共に[[《WW−クリスタル・ベル》]]の[[融合素材]]となり、[[装備カード]]として装備される。~
返しの[[ターン]]に[[《WW−クリスタル・ベル》]]の[[破壊]]の身代わりとなり、更に[[《WW−クリスタル・ベル》]]の[[効果]]で[[《WW−ウィンター・ベル》]]と同時に[[蘇生]]される。~
直後にこの2体で2体目の[[《WW−クリスタル・ベル》]]を[[融合召喚]]する。~
その後の[[デュエル]]でも洗脳された瑠璃やセレナが[[デュエル]]で使用している。~
[[効果]]の使用という点では、《パラサイト&ruby(クイーン){女王};》の[[効果]]で[[《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》]]にこの[[カード]]を装備させられた際にユートも身代わり[[効果]]を使用している。~

--アニメでの[[テキスト]]は以下の通り。~
//違いが多いからテキストそのまま書いたほうが良い
 (1)このカードはモンスターゾーンに存在する限り、 
 融合モンスターカードに記された融合素材モンスター1体の代わりにできる。 
 (2)このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。 
 融合モンスターカードによって決められた、 
 このカードと自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材として墓地へ送り、 
 その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。 
 その後、墓地のこのカードを装備カード扱いとして、この効果で融合召喚したモンスターに装備する。 
 (3)このカードを装備したモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。 
[[OCG]]では[[融合素材]]の利用に制限が追加され全体的に[[弱体化]]しており、[[装備カード]]になる[[効果]]もなくなってしまい「パラサイト」という[[カード名]]と関係がない[[効果]]になってしまった。~
特に、アニメではこの装備を利用した専用サポートも複数登場しており、他の[[融合モンスター]]の補助だけでなく、「パラサイト」[[カテゴリ]]として機能していた。~

---アニメ版の[[《クリスタル・ローズ》]]と同じく「[[カード名]]が記された」の部分が書かれていないので、[[カード名]]が記されていない[[モンスター]]の代用もできると思われる。~
だが、要求する[[融合素材]]を確認できる組み合わせでは、今のところ「[[カード名]]が記された[[モンスター]]の代用」とも「[[カード名]]以外を指定する[[モンスター]]の代用」ともとれる組み合わせでしか[[融合召喚]]が行われておらず、断定はできない。~

---(3)の身代わり[[効果]]は[[強制効果]]のような[[テキスト]]だが、瑠璃は[[自分]]の意志で使用を止めていた。~
しかし、この[[カード]]の[[持ち主]]が[[コントロール]]する単純な[[任意効果]]でもないようで、上記のように[[相手]][[モンスター]]である[[《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》]]の[[破壊]]を防いでしまっている。~

--劇中で[[装備カード]]になる際には装備する[[モンスター]]の胸部に取り付くことが多い。~
装備された[[モンスター]]は全身から禍々しいオーラを発し、これにより対戦[[相手]]はこの[[カード]]が原因で洗脳されていると推察するシーンも見られる。~

//データ放送によると《パラサイト女王(クイーン)》闇属性レベル8で1800/2800
--創造主であるドクトルが「パラサイトデッキ」と言う程の多くの[[サポートカード]]が登場しており、前述の《パラサイト女王》も[[融合素材]]指定だけでなく[[モンスター効果]]もこの[[カード]]の存在を前提にしたものだった。~
それらの[[サポートカード]]の[[イラスト]]は、この[[カード]]に[[OCG]]出身の[[モンスター]]たちが寄生されているのが特徴である。~
特に「遊矢(ユート)vs瑠璃&セレナ」戦では瑠璃とセレナがそれぞれ3枚積みしており、6枚すべてが[[フィールド]]に呼び出されている。~
さらに、上記の[[デュエル]]では[[永続罠]]《&ruby(パラサイト・ジェネレーター){寄生吻孔};》により1体で2体分と換算されていたため、[[フィールド]]には12体分存在していた扱いになっている。~
([[モンスターゾーン]]の扱いが曖昧な原作での[[《増殖》]][[コンボ]]などの特殊な例を除けば)1度に[[フィールド]]に出ている[[モンスター]]の数では遊戯王シリーズで最多となる。~
//5Dsで《A・ボム》が20体出ていた
//10では

---瑠璃やリンが自分の本来の[[デッキ]]にこの[[カード]]を組み込んでいたのに対し、セレナは【パラサイト】の専用特化[[デッキ]]に[[デッキ]]ごと変わっている。~
なお、セレナが使用した[[ムーンライト]][[融合モンスター]]はいずれも[[OCG]]版では[[融合素材代用モンスター]]が使えず(アニメ版でそういった[[カード]]は[[《月光舞猫姫》]]と同じく「この[[カード]]は上記の[[カード]]を[[融合素材]]とした[[融合召喚]]でのみ[[特殊召喚]]できる」と書かれてないので可能なようだが)、[[OCG]]のこの[[カード]]は使用できない。~

--リン、瑠璃、セレナの[[融合召喚]]時の口上では「内なる声」と称されている。~

--[[デュエル]]中に登場するソリッドビジョンのものとは別に、実体化したこの[[モンスター]]がドクトルの研究室のカプセルで大量に培養されていた。~
ドクトルはこの[[モンスター]]をセレナ・リン・瑠璃・柚子の脳に寄生させ、自分の手駒として操っていた。~
ドクトルを倒せばこの洗脳が解けると思われていたが、これはドクトルの飽くなき探究心を危惧した赤馬零王がドクトルを[[カード]]化するという形で叶うこととなった。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[融合素材代用モンスター]]

-[[融合呪印生物]]

-[[《ファーニマル・オウル》]]

//―《パラサイト・フュージョナー》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[レイジング・テンペスト]] RATE-JP009 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#faq]
***(2)の効果について [#faq1]
Q:[[《真紅眼の黒竜》]]がいる状態で[[《ゴブリンドバーグ》]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]した場合、(2)の[[効果]]で[[《メテオ・ブラック・ドラゴン》]]を[[融合召喚]]できますか?~
A:[[場合の任意効果>「時」と「場合」]]であるため[[タイミングを逃さず>タイミングを逃す]][[発動]]できます。(16/10/08)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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